泉前明石市長に学ぶリスク管理

この前の日曜日、神戸で映画を見たあと、明石に帰ったら、駅前で泉前明石市長が市長選の街頭演説を行っていた。

途中からしか見ていないんで正確なことは言えないが、話の内容としては、兎に角、暴言を吐いたことの謝罪を繰り返した上で、明石市を愛している自分にもう一度チャンスを下さい的なものだった。

話題の前市長だけに聞いている市民も多く、一部で罵声を浴びせる方もいたものの、全体的にはかなり好意的に拍手をする方が多かった。

やっぱり東レの元役員の佐々木常夫氏のいう貯金じゃないが、普段の頑張りだったり、良い行いがいざという時の助けになるんだなあと思った。

口だけの政治家が多い中、この前市長は、中3までの医療費がタダ、子供2人目の保育代がタダ支援という政策の結果、明石市の人口、それも若年世帯の人口を増やしている。それは街を歩いていれば解る。若いお母様方と子供が本当に多い。

そして目に見える実績があるからこそ、失敗した場合も、へんないい訳や説明をする必要がなく、潔く謝ればよく、それがまた好感につながる。

でもこの潔さというのが難しい。つい自己防衛本能が働いていい訳したくなるのが人情。
それを堪え、ひたすら謝る前市長は出来た方だと思う。

この前市長はおそらく当選するし、仮に落選しても次があると思う。

やはり、最大のリスク管理は日頃の行いと潔さ。これは日本で暮らす人すべてにあてはまることだと改めて思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?