ひろなか

日記など。子どもの生活のアシスタント。偶に音楽もします。

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最近の記事

3/21 プチ塾最終回打ち上げ

プチ塾の最終回のため、よく来てくれた生徒3人と打ち上げをすることになった。二週間ほど前に決定した。 事前に生徒の親それぞれに連絡をすると、3人とも親同士でも繋がりがあったらしく、「私たちも混ざりたい」と母親も3人来ることになった。 いつもお邪魔してる喫茶店のマスターに事情を説明すると、「ウチを使っていいよ」と言ってくれた。場所だけ貸すから、飲み食いは各自買ってきて、という流れになった。少し大袈裟な宅飲みって感じがして、何故か大学生の頃を思い出した。 生徒達と打ち合わせの

    • ズボン下げ野郎を思い出して

      仕事が休みだった。卒業式も終わり、教育に携わる人達は基本的に短いオフシーズンになる。 去年も同じようなことをした気がするのだけど、この時期はよく昔の自分のことを思い起こそうとする。 教育系の仕事をしてる人全般に言えるが、教育者の立場を利用して子供たちに上からものを言い続けていると、本当に自分がエラい人だと錯覚し始める人がいる。 実際、形式的にも「先生のおかげ」だとか「感謝してる」なんて言葉を浴び続け悦に入り、何か伝えると「はい」と従順な生徒は操り人形かのように動いてくれ

      • 仕事とチーズケーキ

        なんとびっくりだが、自分の現在担当している子どもで予定が埋まってしまったため、5人ほど空き待ち、という状況になっている。宣伝は一つも行ってなく、全て口コミの伝染。実力もノウハウもまるで無い中、親身さと愛嬌だけでここまでやってきたけど、まさかこんな状況になるとは思いもしなかった。 いざこのような状況になった時、素直に感じたのは達成感ではなく待たせてしまっている人達への罪悪感だった。今の状況をどうあらゆる角度から光を当てたとしても、「次のステージに来たな」と達成感が滲み出ること

        • 最後

          約4年前、開業届を出す時、らしくないながらも「どんな教育者になれたらいいかな」なんて考えたことがあった。結局書類を提出した帰りにスープカレーを食べたら何もかもどうでもよくなったのだけど、「子どもが想像する"オトナ"じゃない大人を見せたい」というワードは曖昧ながら思いついていた。 そして現在、積もった雪で誕生した小さい山に登り、背伸びをしたら信号機に手が届いたことを喜ぶ姿を生徒に盗撮された。「想像上とは違うオトナを見せる」という意味では確かに達成されているが、割とただの変人奇

        3/21 プチ塾最終回打ち上げ

          自分の友達はここ

          夏頃からほんとうに頭狂っちゃうくらい悩んでばかりの日々だったな、と思う。 自分の文章を見返してみると、ここ最近「忙しい」だの「寝れない」だのばかりで、何度同じ話を繰り返しているんだといった様子なわけだけど、この場に書き落とすのは「自分の心の形」そのものなのだから、心がイビツな時が続けば、それはそれで仕方ない。 知り合いが不倫をしたらしい。そしてバレたとのこと。そこに関しては対して関心を惹かれなかったのだけど、興味深いのはこの話は「親友」ではなく「偶にしか会わない友達」に相

          自分の友達はここ

          飛び込んで悩んでいって

          碌に寝れない日々があった。仕事で関わったとある人の言動が主な理由となる。 鍋をつつく時も、楽器を触るときも、笑っているときも、寝るときも。四六時中その方の自分に対する嘲笑う声が聞こえてくる。唯一仕事をしている時は、目の前の事象に対する集中が上回って声は聞こえなくなる。仕事で傷ついた心だが、そんな痛みの慢性状態を救ってくれるのはまた仕事だった。 本当に寝れない日が続くと,何故なのか足先が日に日に冷たくなってくる。足首までしかはっきりとした間隔を感じれなかった。 「足がないよ

          飛び込んで悩んでいって

          忙しさおみくじ

          忙しいことが、恥ずかしいことだと思うようになってきた。忙しさに問題があると言うより、スケジュールに振り回されてる自分がくだらないなと思う。 「麻雀だったら毎日12時間やってもいけそうなのになんで仕事はキツイんだろうな、いや普通に麻雀だってキツいか。あぁ、ここのカレー屋最近行けてないな」 くだらない心の声を漏らしながら自転車を漕ぐ。雪が少し降り始めた。 仕事で引きこもりの子供なんかと話したりする中で、「こういう特殊な子ともやり取りできるなんてすごい」なんて言われたりするが

          忙しさおみくじ

          それは真っ当な胸の苦しみ

          じいちゃんの葬儀が終わり、親戚と軽く交流し、帰宅した。 そういえば、人生初の家族葬だった。じいちゃんの狭い家が葬式会場に変貌していく様を見て、自分の心はどう揺れるのか気になっていたが、現実は家具運搬などの力仕事をただひたすらに任されるばかりであった。寝不足も重なり、帰宅後即就寝だった。 目が覚めた時、今が何時かわからなかったがとりあえず真っ暗だった。そのままもう一度寝るだけだし、とそのままベットで横たわり続けた。スマホを覗くと20時半頃で、普段もっとも行動を忙しなくしてい

          それは真っ当な胸の苦しみ

          関係は死で蘇る

          初めて人間が死体になる瞬間を見た。入院中の祖父が危篤と病院から連絡があり、向かうとじいちゃんがベットで横たわっていた。数分後、画面に映る波形がただの一本の直線となり、医師が来て「死亡致しました」と告げた。 親戚の死には数多く向き合ってきたが、いつも病院に向かっている途中で既に息を引き取っていた。命が終わる瞬間を見たのは初めてだった。 旅立つ瞬間というのは何かと不思議な話が付いてきがちではあるが、例に漏れず今回も不思議は見つかった。自分含め家族が到着した時には「意識が無くな

          関係は死で蘇る

          笑えれば タロット 般若

          「最近どうしたらいいかわからない。仕事も辞めたいって気分になってきた。なんか肌も荒れてきた気がする。どうしたらいいんですか」 一週間ほどこの気持ちが続いてたが、その間、この紛れもない本心を仕事で関わる様々な子どもと保護者に相談してみた。 子ども達からは「聞いてなかった」「知らない」「どうでもいい」なんて言葉も勿論あったが、具体的な解決策を提案してくるのもまた子ども達だった。 ドラゴンボールを読む、寝る、山岡家に行く、太宰を読む、ソシャゲする…など、それぞれの解決策が返っ

          笑えれば タロット 般若

          雷鳴と軽トラスタート

          札幌の火曜日は豪雨、というか酷い雷鳴だった。生徒と一緒に登校を手伝う初日にこの天気。自転車も使用不可になっちゃったし「今日はやめませんか?」とメールを保護者に入れるか限界まで迷ったが、無理矢理にでも頑張って帰り道にクレープ屋でご褒美クレープを一発かますプランに変更し自分を奮い立たせた。 自分の家から最寄駅まで向かう途中、大雨の中でひっきりなしに鳴り響く雷が余りにも恐怖だった。目の前が一瞬白に包まれて、その直後に轟音が鳴る。驚きで両肩が少し上がり、目の前の大きいビニール傘を差

          雷鳴と軽トラスタート

          無理と炎

          しかしメンタルクリニックの予約待ちは本当に驚かされる。二ヶ月待ちなんてザラになってるみたいだが、その間に簡単に人生なんて死んだり息を吹き返したりもするだろう。 それでも、学校に行けなくなり、次に部屋からもほとんど出れなくなったとある子供にとっての、最後の頼み綱がメンタルクリニックだったのは間違いないのだと思う。両親、親戚、友達から「行けないのは甘え」と愚痴をこぼされ、肌が荒れに荒れながらも二ヶ月先の予約まで思春期真っ只中の中二女子は我慢し切った。 ちなみに、自分は「甘え」

          【日記】8/24 白髪から舌打ちまで

          朝の身支度で鏡の前に立つと、前髪が少々白んでることに気づいた。元来自分は前髪だけ若白髪を有している人間だった。このことはコンプレックスでもあり精神安定剤でもあった。自分は音楽を趣味で嗜んでいるわけだが、母親の不倫相手は音楽家だった。友人にその話をすると、冗談で「お前の父さん、本当はその音楽家の方なんじゃないの」とケタケタ笑いながら言われたことがあった。同じような笑い方でその場は返したが、その後は暫く疑惑が拭えなかった。しかし自分が一緒に暮らしていた本来の父親は、今の自分と同様

          【日記】8/24 白髪から舌打ちまで

          思い出詰まったビール腹

          激しくダイエットをしてる、という話は以前に書いたが、結局一ヶ月で6キロほど体重が落ちた。1日ほぼ食事を取らず、片道40分ほどの道を自転車で向かう日々を続けたらそりゃあそうなるだろうなと言った感じ。 太ったことへのショックで食欲が減衰し、今の肉体へ向かい始めたわけだが、体に付着した贅肉が少なくなることと人生が健康に向かうことは全くイコールじゃないんだなーと痛感してる。久々にカレー屋に向かうと店員が「久しぶりー元気?」なんて聞いてくれて、不意のタメ口に笑いながらも返事をしたり、

          思い出詰まったビール腹

          充分

          昔書いた文章。2年前とかなはず。既に投稿してるかも…。確かしてなかったはずなので、投稿します。

          いつもと違う調子 サンドバッグ扱いされない

          そのまま直進するはずのバスが途端に左に曲がったが、座っている客は驚いた様子もなくスマホを弄り続けている。そうか、俺は乗るバスを間違ったんだ。仕事に向かう途中だったのだけど、妙な神経が騒ぎ、急いで降りるのではなく行き先不明の本バスに暫く乗り続ける事にした。 見たことない景色が窓から入って来る状況に、焦りと開き直りが同時にやってきて、と思ったらバスアナウンスで「このバスは、柏葉台団地行き〜」などと聞こえてきて一気に興醒めした。柏葉台団地といえば、いつも利用してるバスターミナルか

          いつもと違う調子 サンドバッグ扱いされない