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テレビディレクターを目指したはずが、リポーターそしてYouTuberになった件

業界歴12年目のテレビ番組ディレクターが、今ではリポーターやYouTuber、そして文化人みたいな仕事もし始めてしまった件について、noteに綴らせて頂きます。
自分でもこんな人生想像してなかった・・・

テレビディレクターとしての自己紹介

まずは私が何者なのか?
現在テレビディレクターとして日本テレビ「マツコ会議」、TBS「マツコの知らない世界」の2つの番組をレギュラーで担当しています。
光栄な事に現在日本で1番の人気タレント、マツコデラックスさんと2つの番組で一緒に仕事をやらせてもらっており、大きく自分のディレクター人生を変えさせてくれたのもマツコさんが大きく関わってきていると言っても過言ではありません。
これについては後ほど触れさせて頂きます。

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イケてないAD時代からディレクターへ

そもそも業界のスタートは「ぐるぐるナインティナイン」でADを半年間経験、その後テレビ朝日「アメトーーク」に転属となり多くのAD時代をそこで経験しました。
多くのミスをして演出に怒られたり、社長を呼び出されるほどの事件を起こしたり・・・とにかく“イケてない”AD時代を過ごしていました。
ADとしての自分はもうダメだ!
早くディレクターになりたい!
と思うようになり、1年でも早くADから抜け出したいと、4年目にして再び番組移動をさせてもらい、ちょうど番組が始まるタイミングで日本テレビ「ナカイの窓」という番組に配属になりました。
そこでの1年は全力アピール!仕事に全てをかけ、友達と全く遊ばなかったり彼女にフラれようが死にものぐるいで働き信頼を勝ち取って、1年ほどでディレクターに昇格する事が出来ました。
社内でも今まで全く評価されてなかった自分・・・そのイメージを覆し、ようやくテレビディレクター人生がスタートするのです。

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マツコさんとリポーターとして出会う

ADからディレクターにしてもらった番組「ナカイの窓」もやりつつ、当時新しく始まる番組、日本テレビ「マツコ会議」もやらないかという話をもらいました。
当時ディレクターとしては2年目。当然それは自分がどうとかいうわけではなく、人手的に呼ばれた訳で。もちろんサラリーマンでもある自分は二つ返事でやると返事をしディレクターとして2つ目の番組に携わるわけになるのです。
しかし、そこで求められたのはまさかの・・・「リポーター」
肩書きはディレクターでしたが、完全にやっていることはリポーター。
もちろん経験もないし、収録上はライブでマツコさんとやり取りをするので、案の定はじめてのマツコさんとの出会いでは“けちょんけちょん”になりました。
「すがもん」というキャラクターを“アヒル”と言ってしまい、つっこまれたのを今でも覚えています(あれは“カモ”です)。

マツコ会議に出てから動き出す新たなディレクター人生

マツコ会議を担当するようになってからは毎週のようにテレビに出るようになり、現場では知らないマネージャーさんから声をかけてもらい、街でも声をかけられるようになり、思わぬディレクター人生を歩むようになりました。
正直裏方として生きていこうと決めたのに、こうなるとは思っていませんでした。
でも一番はマツコさんのテレビ番組に対する熱い想いを受け取れた事が、自分の人生の中で大きかったと思います。
リポート中には本気で怒られることもしばしばあります。しかしそれは僕のディレクターとしての成長を心配してくれているのです。
でももう一度言います。僕の本業はリポーターではありません。

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新しい時代 ユーチューバーとしての活動

今現在、YouTubeチャンネル「田中Dチャンネル」というのをやっています。
いわゆるユーチューバーというやつに今年なりました。
YouTubeが人気になってきた当初はテレビのライバルという考えもあったのですが、今では“自分たちの情報の発信する場所”という捉え方に変わっていきました。
YouTubeは色んな企業や個人にとって凄く有効なメディアであり、それを僕らが動画編集のプロとして何か提供出来ないかなと考えた結果、新たな事業が誕生することにもつながりました。
僕らが入社した当時とは、全くメディアの形も変化していっており、一生懸命テレビディレクターになろう!と下積みをしている間に、新しいメディアが続々と誕生し世間の目がそちらに流れていくようになってきました。
しかし、それは当然のことで、目を背けることは出来ません。
むしろそれらを利用する方法を考えて挑戦することが、新しい発見につながっています。

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自分は一体何者なのか?Yahoo!ニュースコメンテーターになる

2020年9月よりYahoo!ニュースの公式コメンテーターにもなり、芸能ニュースに関してなどコメントをさせてもらっています。
これは今までのディレクター人生があったからこそ繋がった仕事ということもあり、これから自分はどうなるのか?自分は何者なのか?正直よくわかりません。
しかし、色々なご縁でせっかくもらった仕事なので引き受けることになりました。
1番自分の中で大切だと思うのは、新しい場所で自分の知らない景色を見ることです。
普段プライベートでは同じレストランに行き、同じメニューしか食べません。
全く挑戦しないのです。
しかし、仕事においては自分の性格上これでは進歩出来ないダメダメ人間になってしまう気がします。
あえて、慣れない場所に身をおき少しでも自分という個性を探し続けている気がします。
将来笑い話で、「おじいちゃんこんな事やってたんだぞ」と言える人生を今後も歩めたらいいなと思っています。

株式会社シオン
ディレクター
田中亮
テレビディレクター田中Dチャンネル
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