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『LAWSON presents IDOLY PRIDE Zepp Tour 照らす in Fukuoka』

『LAWSON presents IDOLY PRIDE Zepp Tour 照らす in Fukuoka』
IDOLY PRIDEとしては初のツアー公演、サニーピースは北海道、名古屋と繋ぎ、月のテンペストが大阪、福岡と照らした先で、星見プロダクションという星々を照らす月の物語を書き残したいと思う。
【セットリスト】
①    月下儚美
徐々に会場内のBGMが大きくなっていく、暗転の中メンバーがステージ登場し、静粛の中、イントロが鳴り響く、すっかり代表曲になっている楽曲。
振り付けに秘められた物語、月が昇り、月明かりの下一糸乱れぬダンス、そして最後には月が沈んでゆく限られた時間中でより一層輝くアイドルに引き込まれていき、ライブは開幕した。 
②    Daytime Moon
やりたくてもそれが不安で実行出来ない気持ちがある、そんな自分を優しい光で包み込んでくれる月、だからこそしなやかなダンスになっている印象を持つ。
そんな優しい月に、今回のツアー公演では演者の成長に目を奪われた。間奏では観客を煽り、一緒に楽曲を彩っていく月の光。
会場の端から端まで行き、ペンライトの空を見る優しい表情に本当に今この瞬間が楽しいということがパフォーマンスからも伝わって来て目を奪われ、この瞬間、そしてこれから先の未来も一層強く輝く月明かりが照らす光景は強く印象に残った。
③    The One and Only
楽曲タイトルにもある、唯一無二の光。星見プロダクションのメンバー、ファンが支えてくれた結果、憧れから明確に自分はこうありたい決意への変化を感じる。
ダンスにもリーダーを中心に誘う振りや、回る振り付けなど、自分1人ではなく貴方が隣にいてくれたからこそここまで来ることが出来たというメッセージ性を強く感じる。
サビ前パートの表情がみんな楽しくパフォーマンス出来ていることが伝わって来てアニメとリンクしているのが良かった。
④    未来模様
まさかのソロ開幕。
今の長瀬琴乃の立ち位置を考えたらソロは最後だと思っていた自分には予想外で驚きを隠せなかった。
自分が今やろうとしている事が本当に正しいのか不安な気持ちを歌詞や前回のパシフィコ横浜公演での、パフォーマンスをする表情から感じていた。
だが今回のツアーでは静かな楽曲だからこそ最初はしっとりと歌うことでネガティブな感情を持っていること、徐々に曲が盛り上がっていき、アクセントをつけた歌い方をすることでポジティブな感情、強い自分の意思を表現されておりその変化が橘さんと長瀬琴乃の姿が重なって見えてツアーに対する強い思いを感じた。
⑤    君がのぞくレンズ
UPテンポで爽やかなイントロから始まり、その疾走感の中にある、幼馴染2人の関係性を表した歌詞。
不器用な長瀬琴乃、そんな友人に寄り添う伊吹渚という2人の関係性が様々な箇所に込められている。個人的に好きなのは「心の距離は揺れるブランコ」って歌詞だ。揺れる気持ちをブランコって名前にして、お互いに思いの大きさは違わないってイメージが付き、この後の歌詞で、2人が一緒に進んでいる事や、見ている景色は同じという関係性を表していると感じた。そんな歌詞の思いがパフォーマンスからも伝わり、本当に隣にあなたがいてくれてよかった、これからもよろしくというキャストの気持ちも伝わって来て目頭が熱くなる。
⑥    欲しいよ
暗転したステージを降りる橘さん。ステージには夏目さんが残り、静まった空気の中、ピアノイントロ、聞こえた瞬間の後方彼氏面してステージを見守り状態。
TRUE END時に流れた際に、ストーリーを振り返りながらそれを際立たせてくれる雰囲気作りが良くてリピートしたイベント後、思い出補正があるからこそイントロが聞こえた瞬間の行動は許して欲しいと反省をしていたライブ後、色んな感情がこみ上げて来たソロ楽曲。
ライブ中に特に印象に残っているのは夏目さんの歌唱力。
自分には今までなかった感情の変化、当たり前の日常から愛おしい時間に変化していく事を伝える事が出来ない気持ち、細かい気持ちの変化を表現する夏目さんの圧巻の歌唱力に後半はただステージを見つめる事しか出来なくなったのは、楽曲の思い出補正だけではなく、パフォーマンスに圧倒されたからだと大阪、福岡を経て実感出来た。
⑦    shiny shiny
イントロが流れた瞬間のステージへの盛り上がり、前回では開幕を任され、今回ではソロ楽曲の繋ぎ、まさにこの2人止まる事を知らない2人、成宮すず、早坂芽衣によるデュエット楽曲。
今回のツアーで変わったなと感じたのは、2人の息がぴったりなのはもちろんの事だが、周りを巻き込んでいくパフォーマンスだ。サビで手を振る振り付けをマネージャーとする場面があるが、今回初めてライブに参加したであろう人も振り付けをこなす姿は、息ぴったりのパフォーマンスをする2人だからこそ作れる光景と感じた。
⑧    風になっていく
念願の白石沙季ソロ。発表された時から、どんな楽曲なのか、タイトルを聞いたときに、周りにありがとうって気持ちを伝える楽曲なのかなって考えていたら、ラジオで聞いた時、こんなにも情熱的に憧れていた場所に向かって進んでいく女の子の心情を表した歌詞とは、まだまだ白石沙季って女の子を知らない事を実感した。
そんな白石沙季ソロは、演じる宮沢さんの良さが詰まっていた。
キャラクター、楽曲に向き合い、白石沙季として演じる姿には、あくまでパフォーマンスをしているのは宮沢さんだが、アイドル白石沙季が重なって見える瞬間があり、宮沢さんの献身的な姿勢が垣間見え、白石沙季と出会ってくれてありがとうという感謝の気持ちが溢れ出した。

⑨    GIRI-GIRI borderless world
サニーピース単独2回目の名古屋公演ではトリエルの「les plumes」が披露あったので、月のテンペストの
福岡ではリズノワのカバーではという期待を膨らませていたら、スタンドマイクが見え、それは確信へと変わったカバー枠。
本家のイメージのユニットのぶつかり合いって印象とは違い、月のテンペストに感じたのは、スタンドマイクを使うことで舞い踊るというよりも、歌い上げるという普段の月のテンペストから感じられない歌声の強さ。
ステージも1段高い場所でのパフォーマンスも相まって本当に最高だった。
⑩    Fight oh! MIRAI oh!
10人楽曲を5人編成での披露には驚き、開幕の日向さんから会場の盛り上がりが、ライブは終盤に差し掛かっているがまだまだやれるということを、キャスト、そしてマネージャーも空気で感じた。
特に印象に残っているのは、5人で披露する上で手をつなぐ振り付けをキャスト同士ではなくマネージャーとつなぐという変更し、客席と一体という演出を月のテンペストが行うという事に大きな意味を感じた。
⑪    Question
かっこいいダンスというより、歌詞や曲調を考えた時に可愛い印象を受けた楽曲。
MCで恋する女の子をモチーフにした楽曲と話を聞いた時に考えていたイメージは出来たが、今までの月のテンペストにはなかった印象であったので、驚きを隠せなかった。
振り付けからも、好きな子に対して気持ちを表していて、月のテンペストの新たな一面を垣間見ることが出来た。今回の衣装と楽曲がマッチしていて良かった。
⑫    恋と花火
始まるピアノイントロ、タイトルにもあるように女の子の情熱的な恋と、一夜に咲く花火をかけた印象の楽曲。
自分をよく見せようとしている悩ましい心情、そんな思いとは裏腹に時間は過ぎ、今この瞬間だけ夜空の花火ようになりたいという願い。
ライブパフォーマンスでは、優雅なダンス、綺麗な陣形にも目を奪われるのだが、今回のツアーでは歌唱に聞き入って、楽曲の世界に入り込んでしまい、ペンライトを握る手も強くなる。
⑬    クリスマスには君と
センターである長瀬琴乃の誕生日だからこそ、ありがとうやこれからもよろしく、大好きが沢山込められた楽曲。
個人的には不器用で自分の気持ちを伝える事が上手く出来なかった、みんながいてくれてよかった、だから今の私があるという長瀬琴乃視点、そんな長瀬琴乃を暖かく迎え入れ、今この時を一緒に歩んでいこうというメンバー視点が詰まっていて、長瀬琴乃という存在が月のテンペストというユニットの中心に大きく関わっている事を感じた。だからこそ振り付けでも橘さんを中心に他のメンバーが囲み花束を表現したりなどの振り付けが際立つ。
⑭    裏と表
自分の素直な感情、もっと私を見て欲しい、その為にもっと輝きたいという、そんなありのままの感情が詰まった楽曲。
感情がそのまま歌詞になることでの歌い方にも、今のままじゃいけない、私はこうありたいという気持ちを感じて、披露を重ねる度にその気持ちは強く感じるようになった。
しかしそんな歌唱力に負けないぐらいダンスも完璧に仕上げている所が流石月のテンペストだと改めて感じた。
⑮    最愛よ君に届け
月のテンペスト=長瀬琴乃というアイドルを引き立たせるユニットというイメージの中、長瀬琴乃がユニットを抜けた場合に自分達はどうあるべきかというメンバーの気持ちが歌詞に詰まっている楽曲。
振り付けも長瀬琴乃とそれ以外のメンバーで独立して進行、月のテンペストという居場所をなくすことはしないようにする気持ちから歌唱にも一段と感情がこもっている印象を受ける。
⑯    MELODIES
今回のツアーのサプライズとして出された、星見プロダクション名義の新曲。歌詞の中に月、太陽という単語が散りばめられているので、星見プロダクション名義であるかなと思っていたので、間違っていないようでよかった。
関係性が深い子同士でパート分けがされていたのだが、どのパートを担当しているかは理解する事が出来たが、やっているかまでは全員はわからなかった。
すず×雫=アイドルオタクつながりとは、すっかり小さい物クラブかと思った。
MCでも話題に上がったのですが、特撮変身ポーズが最高に決まりすぎて最高だった。
⑰    Shine Purity~輝きの純度~
星見プロダクションとして原点であり、1人だと上手く行かなかった、でも隣にあなたがいてくれたら今は大丈夫という強い気持ちを感じる楽曲。
サニーピースの最後の楽曲が『サヨナラから始まる物語』だったので、月のテンペストはPray for youかと思っていたのだが、予想外の楽曲が飛んで来てペンライトを握る手は力が増す。
力強く、一糸乱れぬダンスでライブの終演を感じさせない情熱的なパフォーマンスでライブは幕を閉じた。
-あとがき
IDOLY PRIDEとして、初ツアー公演。地元福岡では、IDOLY PRIDEのライブには参加したことがない、地元の付き合いがある友人も参加してくれ、ライブ後には感想を聞いたり、MCでは意識した事、笑い話を聞いたりと、羽田公演に向けて、感覚が空く事がなくパフォーマンスの変化を感じる事が出来るのはツアー公演の良さだと思ったので今後の開催も期待をしたい。長い間お付き合い頂きありがとうございました。次回は8月パシフィコ横浜、よろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
 


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