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週末のモヤモヤを晴らす熱血戦士復活の一撃。ターンオーバーもしながら、しっかりとアウェーで勝ちきる。9/2 VSアルビレックス新潟 9/6 VS ガンバ大阪。

Ciao!!
9月に入って貧乏暇なくバタバタしていたら、新潟戦のレビューを書いてる時間が無くなってしまいましたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン。
気付いたら、もう6日。
仕方がないルヴァンのベスト8 1stLegと同じところで少し話したいと思います。
ちょっと長くなりますがよろしくお願いします<(_ _)>

では、まず9/2 土曜日にビッグスワンで行われたアウェーゲーム新潟戦から見ていきたいと思います。
この日のスターティングラインナップは
GKに周作。
最終ラインが右から宏樹、ショレ、マリウス、明本の4人。
中盤が敦樹と岩尾。
2列目が右から大久保、小泉、関根。
トップがホセ カンテの4-2-3-1でした。
対する新潟は
GKが小島選手。
最終ラインが右から藤原選手、舞行龍選手、トーマス、堀米選手。
中盤が島田選手と高選手。
2列目が右から長谷川選手、風間選手、長倉選手。
1トップに鈴木選手のこちらも4-2-3-1ですね。

ポイントとしてはポゼッションしたい新潟を相手に3試合連続ゴール中のカンテを中心にどれだけレッズが主導権をとって攻撃できるか。
また、新潟がライン間で貰おうとする選手を誰が行くのか行かないのかを明確に出来るかですね。

さぁ、試合を見ていきましょう。
最初の攻撃は新潟。
前半6分。
レッズを押し込む形で持ち上がってきたトーマスが一度左の堀米選手に出そうとして止めると、左45°、30m付近で右足。
これはゴール左上へ外れていきましたが、勢いのあるシュートでした。
レッズ時代から多少距離があってもミドルをガンガン狙ってくる選手だったので警戒は必要だと感じましたね。

前半20分。
レッズにアクシデント。
大久保が左ハムストリングを抑えてピッチに座り込み、そのまま担架で退場。
安居と交代になりました。

ここまでスタメンがずーーーーっっと続いていた大久保。
このくそ暑い中で必死に走りまくって、そのせいでミスが多くて心無いヤジを受け続けた若者が離脱。
恐らく、時間がかかることになるとは思いますが、一度しっかりと心も体も休めて最終盤に戻ってきて欲しいと思います。

さて、試合に戻りましてボールは保持しても中々、進まなかったレッズが一気にチャンス。
25分。
最終ラインに落ちていた岩尾がハーフライン中央から右サイドの裏へ走った宏樹へロングパス。
これを宏樹がスプリントしながらダイレクトで懸命に中へ。
右45度ペナルティエリアに入った位のところに走りこんだ敦樹がこれもダイレクトで狙いますが、ボールは左上へ外れました。
それからもボール保持はレッズ。
新潟はミドルサードでのプレスのかかりも甘く、そのかわりしっかりと下がってブロックを築く時間が長かったですね。
そんな中で33分。
レッズは右サイドでのCK。
岩尾が蹴ったボールは低く速いボール。
これにニアで関根が飛び込むと、ヘッドで狙ったボールが長倉選手の左手を直撃。
OFRを経て、ハンドの判定でPKとなりました。

正直、あれでPK取るんだったら手に当たったらハンドにした方がよいと思いましたね。
確かに体のラインから離れた所にあったとはいえ、至近距離で軌道が変わったボールに反応して手を下げるのは人間の反射神経を超えていると思います。

幸運にもPKを手にしたレッズはこれをショレがど真ん中に蹴りこんで先制。

前半はここからレッズがペースを落としたために特に見どころは無かったですね。
1点リードして前半を終了。
後半に入って、わずか1分。
周作に戻ってきたボールを右へフィード。
これを右サイドハーフライン付近で宏樹が競り勝ってそらすと、小泉がこれに反応。
一度縦突破をトーマスに防がれますが、ディフレクトしたボールを拾って中へ持ち出すと、2つフェイクをいれてから左の関根へ。
関根は中に切れ込むと見せて縦へ持ち出すと、そのまま左でシュート。
これは体が流れてしまったために右に外れました。

対する新潟は65分。
左からのCK。
一番ファーへ蹴ったボールをフリーで中に折り返すと中のトーマスは触れず。
流れたボールが長谷川選手と岩尾に当たり、もう一度長谷川選手の前へ。
押し込もうとしてきますが、これは宏樹がブロック。
セカンドボールに反応した長倉選手のシュートもクリアして何とか防ぎ切ります。
しかし、この辺からペースは完全に新潟に行ってましたね。
新潟は73分に島田選手、高木選手、鈴木選手に代えて秋山選手、水戸選手、小見選手を投入。

この交代が見せ場を作ります。
75分。
新潟右からのCK。
ショートコーナーから3次攻撃位を跳ね返してボールはセンター35m位の所で代わったばかりの秋山選手に収まります。
30m位のミドルを迷わず振り切りましたが、これはゴール右へ外れます。

レッズはその5分後にカンテと小泉を下げて慎三さんとシャルキーを投入。

久しぶりのシャルキー復活。
試合の結果などとはまた違った面で嬉しいシーンでしたね。

新潟もその1分後に長谷川選手に代えて松田選手投入と両チーム一気に動いた中、80分。
新潟に追いつかれます。
代わったばかりの左を入れ替わられてカットインを許すとシュート性のボールがショレに当たり、転がった先にフリーでいたのは小見選手。
周作との1対1を落ち着いて制して同点。
小見選手はプロ初ゴールだったそうです。

85分には左の松田選手からのパスを受けた長倉選手がミドル。
疲れもあるんでしょうけど、やはり同点に追いつかれて守備の緊張感が薄れてましたよね。

試合は何とかこのまま1-1で終わりましたが、本当に何とかといった具合でした。

(゚Д゚)ノ ホームの時の方が新潟は戦力的に良かったはずなのに、内容は逆じゃん!!!

本当にそう思いました。
あの時の新潟には絶対的なエースである伊藤 涼太郎がいて、攻撃ももっと連動してダイナミックなチームだったんです。
それが、やはり大黒柱を抜かれて攻撃には迫力はないし、元々守備はボール持って守備の時間削ろうっていうチームでしたから、そこまで我慢できるチームではないです。

そんな相手に1-1。
それも先制して有利な状況でありながら、自分達でペースを落としすぎて反攻できず、というか反攻する気を感じなかったですね。
最近は後半に入って選手交代したら余計にそう感じる試合が多いです。
1点を守り切る。
別にこれを否定する気は無いですけど、何かの間違いが起きて追いつかれてしまうと一気に流れを持っていかれる危険が常にあるんですよ。
更にその後に押し返すどころか守るのもアップアップな位に体力も精神力も削られてしまう。
キツイ日程も、気候もありますけど、あまりにも守備に甘えすぎてるんじゃないの?って思うモヤモヤばかりが残る試合でした。

それから中3日の9月6日。
新潟から今度は大阪ですよ。
ルヴァンカップ準々決勝1stLeg、吹田スタジアムでガンバとの1戦。
この日のスターティングラインナップは
GKに牲川。
最終ラインが右から明本、岩波、マリウス、オギの4人。
中盤が岩尾と安居。
2列目が隼平、小泉、シャルキーの3枚。
トップに高橋が入る4-2-3-1。
かなり大胆なターンオーバーだと思いましたね。
これまで岩尾と安居のセットアップはあまり機能したイメージは無かったですし、隼平とケガ明けのシャルキーが先発。
更に更にまだ1度もトップとしては試合に出たことがない高橋の1トップ起用は中々に驚いたと共に楽しみでワクワクしました。
対するガンバは
GKに東口選手。
最終ラインが右から高尾選手、佐藤選手、福岡選手、黒川選手の4人。
中盤はダワン選手をアンカーに山本選手と石毛選手がインサイドに入る3枚
前線が右から食野選手、イッサム ジェパリ選手、ファン アラーノ選手の3トップ。
ガンバも守備の要のクォン ギョンウォン選手、中盤のネタ ラヴィ選手を外してきました。
ただ、ガンバは直近のリーグ戦で0-4と大敗を喫しているのでその辺のメンバー構成もあったのかなと感じましたね。

この試合のポイントとしてはガンバがポゼッションしてくるのをどこで網にかけるのか。
いつもと違う並びのアタック陣がどのように打開していくのかが注目ですね。

さて試合を見ていきましょう。
最初の10~15分くらいまで予想に反してレッズがボールを保持する時間が長い入りになりました。
その中で9分。
右サイドに流れてバックパスを受けた安居が中央へ楔。
これが最終ラインと中盤の間に入り込んでいた小泉が受けて反転。
右に高橋、左にシャルキーがいる3対3の数的有利な状況で小泉は割と早めにシャルキーへ。
これをペナルティアークの所で受けると一度右に持ち出してシュートを撃つ態勢から更に左で完全にアウトナンバーになっていたオギへ。
走りこんだオギはダイレクトで左足を振りますが、ボールはゴール右へ外れていきました。

(゚Д゚)ノ 左じゃキツイかもしれないけど、フリーで枠に飛ばせないでどうすんのよ!!!

15分を過ぎたあたりから段々とガンバがボールを持ち始めると、両サイド2枚を使って深く攻め込む場面が増えてきました。
それでも集中力高く弾き返して決定機は作らせませんでしたね。
攻撃が繋がったのが30分、左に入った食野選手がスペースメイクした左サイドに高尾選手がオーバーラップ。
スルーパスを受けての折り返しをダワン選手が頭で合わせたシーン。
クロスが大きくスピードも無いボールだったんですけど、バックステップしながらゴール左上を狙ったヘディングはバックアップに入っていたオギがヘッドでクリアしましたが、ガンバの攻撃で唯一可能性があったシーンでしたね。
前半は両チームともに他には決定機を作るには及ばず後半へ。
両チームハーフタイムでの交代はなく後半がスタート。
そんな後半の1stプレー。
岩尾が右サイドに蹴りこんだボールを明本が競り、一度は奪われるんですけど、そこに高橋がプレス。
奪いきるとボールを引き取った小泉が中へ切り込んでシャルキーへ。
ペナルティアーク付近でボールをセットすると右足一閃。
ボールはゴール左上隅のバーをかすめてネットに突き刺さりました。

おかえり(〃・ω・ノ)ノ オカエリー♪♪ & ナイスゴール(((o(*゚▽゚*)o)))

実に”らしい”ゴールだったと思います。
去年のACLで本領を発揮してから中々コンディショニングが上手くいかず、戻ってきては離脱を繰り返し、チームにフィットするのも難しい状況が続いていました。
放出候補と揶揄されても戻ってきてはチームの為に走り、ゴールをガムシャラに目指すプレーはどこか大人しい今のチームの中で熱さを感じさせてくれる貴重な存在です。
去年、ストロングポイントと言える位に揃えた2列目が放出と離脱者でまともに働けるのが関根くらいの現状、待ちに待った戦士の帰還と言えるでしょう。

ここでちょっとアクシデント発生。
ゴールセレブレーションで集まった選手たち。
そこに加わったオギの左手が小泉の左目を直撃。
小泉はまるでファウルを受けたようにピッチを転がりまわってました。
小泉はその後もプレー続けたんですけど、69分に下がるまでほとんど左目見えてなかったそうです。

(;´д`)=3トホホ・・ 何やってんのよ。

さて、試合に戻りまして、素晴らしいタイミングでの先制ゴールで相手の機先を制したレッズが後半の出だしで更にボールを保持して試合を有利に進めていました。

しかし、10分を過ぎてガンバが押し返しを開始。
59分に連続攻撃。
右に入っているファン アラーノ選手が起点になってまずは自身がシュート。
これはマリウスがしっかりとブロック。
続いてはドリブルで引き付けて中へマイナスの折り返し。
ペナルティアーク付近からダワン選手が右足で狙いますが、これはゴール右へと外れました。

ガンバは65分に石毛選手に代えて宇佐美選手を投入。
レッズは飲水タイム明けの69分に小泉、早川、岩尾を下げて、宏樹、関根、柴戸を投入。

ここからは完全に押し込まれる時間が続きました。
ラインが下がることでインサイドの選手が基本的に空いてしまい、ファイナルサードでボールを動かされる展開が続きましたね。
選手交代で出てきた宇佐美選手を中心にパスが回り、楔が撃ち込まれるというかなり厳しい時間が続きました。
73分。
中央、ミドルサードからファイナルサードに入る位のところから宇佐美選手がペナルティエリア入る位のところにいたジェパリ選手へ楔。
これをフリックする形で左に流すと岩波と宏樹の間を抜けたダワン選手へ。
宏樹がフォローに入る形でニアを切り、岩波も諦めずプレッシャーかけにいっているのが功を奏したのか外巻きを狙ったシュートは真っすぐに転がってゴール左へ外れていきました。
ですが、完全に崩されてますよね。
なんとか選手の個人能力でカバーできてますけど、やはりラインが押し上げられないとこういうプレーに繋がってしまうと感じました。

76分、レッズは高橋、シャルクを下げてカンテ、中島を投入。
押し返しを図りますが、流れは変わらず。
79分にファン アラーノ選手、82分、84分、87分と宇佐美選手と立て続けにゴールに襲い掛かってきますが、何とか守備陣が体を張って防ぎます。

95分には藤春選手からのクロスを倉田選手に入るところで安居が粘ってカット。
しかし、転がった先にいたアラーノ選手は完全にフリー。
シャルキーのゴールシーンのように足を合わせて右足振りますが、これも岩波がシュートコースに入ってブロック。
ゴール方向に飛びましたけど右に外れていきました。

結局、1-0のまま試合終了。
10日日曜日の2ndLegにアドバンテージを得た形で向かうこととなりました。

試合を振り返ってですが、新潟戦同様内容には大きな課題があるんですけども、それでもこのガンバ戦は大きな収穫があったんじゃないですかね。

まずシャルキーの復帰は本当に大きい。
大久保が肉離れとなると確実に1か月は戻ってこれないですからかなり厳しい状況だったんですけど、シャルキーが出れるなら戦力ダウンにはならないと思います。
精度的には間違いなくシャルキーの方が上ですからね。

次に岩波ですね。
ショレがコンディション面でかなり問題を抱えているのは見ていて分かるレベルです。
大黒柱を下げるというのは勇気がいる決断ですが、ここで岩波が踏ん張れるなら休ませた方が良いに決まってます。
少なくとも日曜は今日と同じCBコンビで行って欲しいですね。
(;-ω-)その分、マリウスに負担がかかるんですけど・・・・。

充実している岩波。これからも頼みます<(_ _)>

もう一つは高橋。
サイド起用が続いていて、トップの起用は初めてだったんですけど、ゴールに迫るプレーという点では不満ですけど、プレスはかかるし、ボールを収める動きは及第点。
とにかく動けるという点においては慎三さんにはない大きな大きなメリットです。
しかも、現在の後半になると押し込まれるしかないチーム状況においては体が大きくプレスがきく高橋が後半に出てくる機会が増えてくるんじゃないかなと感じました。

トップとして存在感を出したい高橋

最後に牲川。
ザイオンが抜けて、明確に2ndになったわけですけども正直、ここまでとは思いませんでした。
身体のサイズは当然、周作より大きいですし、判断も良い。
73分のダワン選手に抜け出されたシーン。
あれポジショニングが違ったら、もっと簡単に打てたと思うんですよね。
それも、多くのGKにはあれは出来ないと思うんです。
もちろん宏樹と岩波の頑張りはもちろんなんですけど、あそこに立ち、ギリギリまでどちらにも重心をかけずに、それでいてシュートにはいち早く反応できる。
触ったわけではないですけど、レベルの高いGKなんだということが改めて感じさせてくれました。
周作はもうキャリアの最終盤です。
恐らく、次の守護神は牲川になるでしょう。
それでも何の不安も感じさせない選手に既になっているんだなと心強く思いました。

守護神後継者として更なる飛躍を!!!

さて、次回は9/10 ルヴァンの準々決勝2ndLeg ガンバ大阪戦のレビューをしていきたいと思いますのでもし、よろしかったら見てやってください。
よろしくお願いします<(_ _)>

ではでは、皆さんごきげんよう!! Arrivederci(。>ω<)ノ゙


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