見出し画像

プラムヴィレッジ僧侶のいない喪失と回復に向けた示唆

【 プラムヴィレッジ僧侶のいない喪失と回復に向けた示唆 】
 - 世界に向けて力強く進むために ―

毎年GW前後は、マインドフルネスの祖ティク・ナット・ハン師のサンガ(コミュニティの場)である、プラムヴィレッジの僧侶が世界中から日本に集結し、日帰りや宿泊リトリートツアーを行っている時期です。今年も計画概要はほとんど決まり、チラシまでできていたのですが、コロナウイルスの影響にて全ての計画が中止となりました。

私とプラムヴィレッジ僧侶との関わりは2008年頃からであり、2015年から毎年続くツアーにて、計画主催や参加を続けてきました。また2011年に予定されながら東日本大震災のため幻となった、ティク・ナット・ハン自身も来日予定だったツアーの企画組でもありました(その時は既に申し込みも終わっていたので返金作業含め大変な労力と、震災影響と合わさった喪失にてしばらく立ち直れませんでした)。

今回のコロナウイルス緊急事態宣言による自粛・移動制限、そして急激な社会変化により気が晴れない状態が続いておりました。何とか禅セラピーにて保っておりましたが、何故なんだろうとずっと問い続けておりました。本日FBにて流れてきた、昨年までの沢山のリトリート写真を見て「ああ、これだったんだ」と実感しました。

私はプラムヴィレッジの僧侶の方々が大好きです。誰と言わず皆大好きです。それは、全ての僧侶がティク・ナット・ハンの御許にて仏教の戒律を授かり、自らの安心を築く戒律に沿いながら、「仏教の役割」である
〇Who I am?(私は誰なのか)
〇Why I am here?(私はなぜここにいるのか)
〇What do I want to do with my life?(この人生で何をしたらよいのか)
これらに道筋をつけるべく常に問いながら日々を過ごしているから。
そしてその源流により、どの僧侶も穏やかなたたずまいをまとった存在であるから。

私もできるだけそのような気持ちでいたいのですが日々の生活喧噪や修行の未熟さによりできないでいることが多く反省ばかりです。1年に1回ブラムヴィレッジ僧侶にお会いすることで、襟を正し迷わず進む道を示唆していただいていました。今年、それができないということを、今さらながら思い直しました。

ではどうするか。
悲観するのではなく、進むしかない。

ティク・ナット・ハン師筆頭に、穏やかなたたずまいをまとったプラムヴィレッジ僧侶のようはなれませんが、それを目指すこと。

そしてティク・ナット・ハンの掲げるエンゲイジドブッディズムに向かうべく、皆が善きつながりを持ち、一人一人が安心で平和でいられる世界に向け、今私ができることを進めていくこと。

コロナウイルスからの感染不安・経済不安・差別不安など。
不安で渦巻く世界が少しでも安心な世界に進むよう、

仏法からのマインドフルネスである「bosatsuマインドフルネス」、
禅の健康メソッド「禅セラピー」の普及も念頭に置きながら、

来年気持ちよくプラムヴィレッジ僧侶の方々に来ていただけるよう。
力を尽くしていきたいです。

やっと力が湧いてきました。
さあこれからです。

ご縁の皆様いつもどうもありがとうございます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

zafu代表 藤井隆英 拝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?