見出し画像

【日本の和の精神③】神道と仏教。聖徳太子と用明天皇の願い

聖徳太子についてはこちら

十七条憲法についてはこちら


仏教は欽明天皇の頃に伝来し
聖徳太子のお父さんの
用明天皇の頃に初めて、
仏教が皇室に取り入れられたといわれています。


用明天皇は仏教の採用について
下記のように、お伝えされています。


「佛の法を信じ、
 神の道を尊びたまう」



日本人の太古から信じてきた
神道をベースとして
神道の祭祀を続けられながら


真理や法則として
仏教を海外から
取り入れられたのです。




そして聖徳太子は、
十七条憲法の第二条に書かれました


「篤く三宝を敬いなさい」と
※三宝とは「仏・法・僧」のこと


そして、人間には極悪人などいない
正しい人になるには教えが必要で
仏教の教えが良いと言われたのです


ここに、
日本古来の神道と仏教が融合した
新しい日本の精神性が始まることになります。


明治時代に神仏分離となるまで
1000年近く、仏教と神道は共存し
日本の文化に影響してきました




日本の神道は、
そもそも宗教ではありません

日本民族が太古から信じてきた宇宙観で
生き方の自然な一部でした


でも、仏教が入ってきたことにより
始めて、日本人は区別するために
日本独自の精神性を「神道」と
名づけたといわれています


日本は神道を継続して自分達の基盤として
仏教を思想として取り入れることで
日本精神はさらに深みを増していきます


なぜ仏教が必要だったのでしょうか?




おそらく1つの理由は
今以上に情報が少ない中で


神道には「古事記」や「日本書記」は
ありますが、具体的な教えはなくて
ただ、純粋な「まことの心」になることで
神ながらに生きるというのが神道なので
具体的にこうしなさいという教えはない
のです


それに対し、
仏教はこの世の理や
具体的にこうするといいと経典に書かれています


また仏教では、仏像という形で
具体的に見ることができ
触ることのできるものとして、
わかりやすく認識することができたと思うのです


さらに、
この時代は疫病が流行り
救いの方法を探していたことも
大きかったのかもしれません


このあたりから
仏教は日本にとって大切な教えとなり
日本では日本古来からの神様と、仏様を
一つの近いものとして手を合わせてきました


そのうち、
日本の神様の一つの化身の姿が
仏様や如来様であるという考えも生まれ
神社とお寺が一つになっていた神社も
多くありました。

このことを神仏習合と言います



仏教によれば
僕たち一人一人の心の在り方が
現実を創り出し、
心によって
映し出される世界が変わっていく


だから心を落ち着かせて
悪い心を持たず、人に親切にすること
その結果、良い世界が生まれるということ
その行いにより、行先も天国か地獄に分かれると
信じてきたのです。


これはお天道様が見ていると
天に恥じない生き方を心掛けてきた日本人にとって
違和感なく受け入れられることでした


これが日本古来からの「神道」と
相性が良かったのかもしれませんね



それでは
仏教の教えとは何でしょうか?


次回から
仏教の教えについて
しばらくの間
書いてみようと思います


つづく



 最後まで読んでいただいて
 ありがとうございました(^^)
 フォロー・いいね嬉しいです。
 ありがとうございます。


---------------------------------------------------

新日本精神道 ~日本的宇宙の成幸法則 ~


☆ブログhttps://note.com/sinnihon

☆YouTubehttps://www.youtube.com/@sinnihon

☆お問合せ先https://forms.gle/ZbKudVvz9yWhkRFu5


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?