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本屋大賞で遊ぶ

第一回からのノミネート作品をリストアップ

できるだけ、面白い作品に出会いたい。人生には限りがあり、一生かけてもすべての作品を読み切ることなんて当然不可能です。

そこで効率的に面白い作品に出会えるだろうと、本屋大賞第一回のノミネート作品からリストアップして次々と読んでいきました。そして、2021年第十八回までの本屋大賞ノミネート作品をすべて読むことができました。当然のことながら、ノミネート作品には、どストライクに自分に合った作品、そしてやはりしっくりとこなかった作品、どうしてこの作品がノミネートされたんだろうと思える作品などいろいろです。でも、さすがに大賞受賞作品は、多少の好き嫌いがあるもののハズレなしだと感じています。

2018年の8月にリストアップして、読書を開始していきました。次にどんな作品に出会えるかの楽しみもさることながら、私には、リストに読了した日付を記入するのも楽しみでした。

本リスト

始めは、15年ほどまえの作品だったので、地域の図書館で予約するとすんなり借りることができました。それが年が進み、受賞した年月に近づくにつれ、予約待ちの人数が100人超もあたりまえになり、図書館で借りて読むことが難しくなり、読書が進まなくなりました。

旬の本はメルカリで購入

図書館で調達することをあきらめ、自腹で購入することに。しかし、図書館で数百人待ちの作品は、古本の市場でも結構な値段でした。通販で本を購入したのですが、「良い状態」であるものを購入したのに思ったより汚れていました。たまたまだったのかもしれませんが、メルカリ市場で検索すると結構いい状態のものが私の購入価格より安かったりして、以後はメルカリで調達することにしました。

私のメルカリ経験からいくと、現在本屋大賞にノミネートされている本は、ほぼ100%出品されていて、売るときもほぼ100%購入されます。購入するときは、新品に近い状態のものを購入し、購入後はカバーをかけて大切に読みます。ひと手間かかりますが、次の方に気持ちよく受け取ってもらえるのも嬉しいものです。

新しい読書体験

すべて読み終えた今は、来年度ノミネートされそうな作品を探して読んでいます。今までの私の読書体験は、ロシア文学やフランス文学などの有名どこをリストアップして片っ端から読み進める、あるいは図書館で好きな作家さんの作品があれば借りるというようなチープな読書活動でした。そして、地域の図書館で事たりるような方法でした。

新聞広告に出ている作品や書評などを参考に面白そうなものに手を出していくのは今までの私になかったやり方です。図書館で楽に借りることのできる旧作や好きな作家さんの作品で棚にあるものを主に読んでいました。しかし、今の話題書や書評などをとおして選んだ作品には、今までにない新鮮さと旬の香りがあります。今あるものの中から選ぶのではなく、情報から選び取った作品を手に取ることは私の新しい読書体験でした。

作品を読む楽しみもさることながら、自分の選んだ作品がノミネートされるかどうか今から楽しみです。そして、ノミネートされたらその中でどの作品が大賞を受賞するか予想するのも待ち遠しいです。

聞いてください。ちなみに、今年度第十八回受賞作品は町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」でした。私もこの作品だといいなと思っていました。当たると嬉しいもんです。

それから、本屋大賞のもう一つの楽しみは、多くの作品が映画化されていることです。過去の作品は、映画化されたキャストを思い浮かべて読んだりしています。まだ映画化されていないものは、これは映画化されそうだぁなと予想したり、映画化されたらいいなぁなんて思って読んでいます。これも当たれば、嬉しいことです。

さて、来年にむけて情報を集めて、旬の作品を読んでいきます。より面白い作品に出会えることを楽しみにしています。

本屋1

業界を支援することも必要なこと

主に図書館で借りたり、メルカリで購入したりとおおよそ本屋さんには迷惑な存在です。幼いころよりずっと本が好きでした。人生においてだいぶ楽しませていただきました。今やっと借りる読書から買う読書への割合を高めています。そして思うのです。この業界が先細りしないようにたまには、定価で本を買おうと。

本屋大賞にノミネートされた本を10冊セットにして少し割安で購入できないかなと思います。そして、それに読者投票権も付いていれば嬉しいかなぁと思ったりしています。

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