レンズの焦点距離
レンズの焦点距離選びで、昔から不思議に思っていることがあります。
よくプロの写真家などが「やっぱり24mmだよね」とか「いやオレは35mmだよ」という議論をしているのを、雑誌などで見かけます。
(以下ややこしいので、35mmフルサイズ換算)
でもその話に登場するのは、24mm、28mm、35mm、50mmがほぼ全てなんですよね。
自分にしっくりくる焦点距離、すなわち写真の画角というものは、全て人によって異なっているはずなのですが、何故か議論にはこの固定焦点距離しか出てこない。
ほんとのプロならもっとこだわると思うのですが、実際どうなのでしょう?
というのも、私のベストでしっくりくる焦点距離は37mm付近なのです。
「そんなレンズねーよ!」
という声が聞こえてきますが、でも今は優れたズームレンズがあります。
特にマイクロフォーサーズのズームレンズは単焦点並みに優れているので、実現できないわけではありません。
ただしズームレンズで撮影すると当然テンポが悪い。これが悩みです。
しかも何故か大手メーカーから出ているマイクロフォーサーズのレンズは17mmで、換算34mmとなって、さらに広い。広すぎる!
シグマからは19mmすなわち換算38mmが出ていて、これが神レンズで所有していますが、やっぱりほんのちょっとだけ狭い。
うーん、絶妙に微妙!!
ちなみに「焦点距離の誤差は足で稼げ」なんていう格言を聞いたことがありますが、風景撮影ではほぼ無理です。
特に近景から無限遠までをパンフォーカスで写しこむ場合、写る範囲を移動して変えようとすると、前後に数十メートル、場合によっては数百メートル移動しなければなりません。
田んぼに落ちたり、川に落ちたり、崖から落ちたりします。
「お!」と思ったその場で、その瞬間に写したいわけです。
まぁそれは置いといて、実際一流の風景写真家はどうなのだろうね?と、いつも疑問に思っています。
そんなわけでマイクロフォーサーズのどこかのメーカーさん、換算37mm、すなわち18.5mmの単焦点を出してくださいな。
どんなに高くても(全国で私だけは)すぐ買うと思います。
たぶん1本は確実に売れます。
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