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旅先案内 馬ケ背と妙国寺庭園

宮崎県の中北部、日向灘(ひゅうがなだ)の海岸部にあるのが、馬ケ背(うまがせ)です。馬ケ背は日向岬の先端部に位置します。

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この馬ケ背の何が凄いかと言うと、日向岬全体が溶結凝灰岩(ようけつぎょういかいがん)になっていることです。その姿が馬の背に似ていることから、そのまんま「馬ケ背」という名前がついたようです。
この溶結凝灰岩は阿蘇が起源ではないそうで、日向灘沖合の1500万年前の火山噴火が原因です。なんとも壮大な話で想像すらできません。
柱状節理(ちゅうじょうせつり)の高さは70mにも及び、少なくとも自分はこの規模の柱状節理を国内の他の地域で見たことがありません。ほぼ間違いなく日本最大規模でしょう。

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この馬ケ背には整備された遊歩道が付いていて、15分程度で先端まで歩くことが可能です。
昨日早朝に訪れた時は、海上自衛隊の艦艇と思われる船がのんびり航行していました。
例によってシグマの19mm(換算38mm)1本しか持っておらず、小さな船影しか捉えることが出来ませんでしたが、艦影から予想すると掃海母艦のうらが型ではないかと思われます。

写真には写っていませんが南方の宮崎市付近沖合をよーく見ると、自分がいる馬ケ背から70kmくらい先に艦隊が見えることから、数日前から行われていた豪軍や米軍との合同演習の関係かもしれません。

この日向岬の袂に妙国寺というお寺があります。
宮崎県は有名なお寺がほとんどないため、必然的に庭園なども皆無なのですが、ここには国の名勝となっている庭園があります。
庭園はこの馬ケ背の岩盤を借景としたもので、なかなかの風情と迫力を備えています。
庭園マニアの私としては、久々に心打つものがあり、充実した日帰り半日旅を満喫しました。

旅っていいですね。

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