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講座開催レポート③:互いを大切にするパートナーシップ

シングルマザーズデジタルキャンプのインテンシブコース集合研修の第3回「互いを大切にするパートナーシップ」を開催しました。

開催レポート① 開催レポート②

https://note.com/singlemoms/n/nf257bdf2e93f

第1回講座では「自分の感情のセルフケア方法」を学び、第2回講座では「感情のセルフケアを対人関係に活かす方法」を学んでの今回は、「健全な境界線」について深めました。

相手の提案に気乗りしない時の対応

前回は「お願いをする」練習、今回は「気乗りしないお誘いにNOを伝える練習」をしました。

ただ断ることが目的ではなく、「自分にとっての快適」さや「気がかり」を敏感にキャッチして、相手のそれとすり合わせをするプロセスの疑似体験が目的です。

我慢の蓄積は有毒

人と親しくなる過程で「NOを伝える」のは意外と難しい。嫌われたくない、楽しい気分を壊したくない、少しぐらい我慢できるなどの理由で、気乗りしないのに相手に合わせてしまう。そんな経験がある人は多いと思います。

でも、小さな我慢や無理を重ねることは、互いの関係性にはマイナスな影響が大きい。

ではどうしたらいい?

個人間にある境界線とは?

相手の意向や都合を推測する前に、自分自身の感情と大切にしたいことを理解する。

そして、相手のそれと混ぜない。

個人間にある境界線をしっかり意識することが、健全な人間関係には必須です。

架空の事例を使ってワークシートに書き込みながら、各々が、心の中を整理しました。

YESとNOの間にあるYES

講座中は、お互いのワークシートを見合って、自分では思いつかなかった視点に「なるほど」と気づきを得る機会が何度もありました。集合研修ならではの現象です。

YES/NOの二択ではなく、自分も相手も大切にしたうえで、これならありかも?という可能性が見えてきます。

ひとりで背負わず共創する

「自分ひとりですべてを決めて、全責任を負う」のではなく、お互い「大切にしたいこと」を開示してすり合わせることで、選択肢が増えていく。

その結果、最初の提案より素敵な現実をともに創り出すことだってできるのです。

恋愛を推奨してはいない

本講座が「恋愛」をテーマにしている意図は、参加者が他者との関係構築において不全感や挫折感を持っていたら、そこから解放されて欲しいという願いからです。

決して、恋愛を諸手を挙げて推奨しているわけではありません。

恋愛のように、より近い人間関係になると、境界線が侵害されるリスクが高まるということは、すでに経験済みの方も多いでしょう。

だからこそ、健全な境界線を引き、お互いを大切にした関係を作る方法があるということを学ぶ時間が大切です。

親子で実践しながら学ぶ

コミュニケーションは日々の積み重ねです。「ここぞという時だけ瞬発力を発揮」というわけにはいきません。

3回の講座を通して学んだことは、子どもたちと日常の中で実践してくださいね。

自分も相手も大切にしながら、心地よい関係性をつくる力を、親子で鍛えていきましょう。

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NPO法人シングルマザーズシスターフッド
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