【伴走スタッフ日誌1】シングルマザーズデジタルキャンプ・プチコース3期実施レポート:説明会と応募のプロセス
2024年7月よりスタートの3カ月間の就労支援プログラム「シングルマザーズデジタルキャンプ プチコース3期生」。
伴走スタッフの檸檬です。
スタッフの目線から気づいたことや感じたことをご報告していきます。
シングルマザーズデジタルキャンプについて
シングルマザーズデジタルキャンプは、休眠預金を活用して実施されるデジタル就労支援プログラムです。
シングルマザーが「自分らしく働く」ことと「収入を上げて生活を安定させる」ことの実現を目指します。
アットホームな説明会
シングルマザーズデジタルキャンプ プチコース3期生は、6月11日からの応募開始に向けて合計8回の説明会を実施しました。
北海道から九州まで全国各地から、さまざまなバックグラウンドを持つシングルマザーが説明会に集まりました。
質問タイムで、こんな質問がありました。
時間というリソースが圧倒的に不足しているシングルマザー。この質問は、毎回の説明会で出るんです。
ただ、どうでしょう?シングルマザーでなくても、現代人はみんな忙しい。限られた時間をどのように使うかは、誰もが持っている課題です。
時間がないのはシングルマザーだから?それとも??
忙しいシングルマザーが時間を捻出するには?
ぼーっとスマホを見ていたら30分経っていた。なんてことはありませんか?その時間を活用できないでしょうか?
いつも疲れて遅くまで寝てしまう週末。前日は早めに寝て、子どもが起きてくる前の早朝の時間を活用できないでしょうか?6:00AMからのセルフケア講座が終わっても、まだ6:30です!
過去の受講生も、こんなふうに優先順位を決めて、時間の使い方の工夫をしていました。
そういた具体例を聞いて、「それだったらできそう!」と確信できたようです。
シングルマザーのための安心な場
最後にシングルマザーズシスターフッド代表のマコさんが笑顔で語ります。
その言葉を聞いて、ホッと安心した表情になる人、「確かに、自分が知らず知らずに溜め込んでいるストレス、あると思う。それに気づいてちょっと泣きそう」と気持ちを表現してくれた人もいました。
「自分らしくはたらく」の土台となるセルフケアと自己理解
就労においては、どの立場であっても、自分を適切に表現し、貢献を果たすためには、その土台として、セルフケアと自己理解が最も重要です。
セルフケア
そこで、今回のプチコース3期生は、「シングルマザーのセルフケア講座」に参加経験がある方を対象にしています。「セルフケア講座は興味ないけど、就労支援プログラムには参加したい」という方はお断りさせていただいています。
これは、シングルマザーズシスターフッドの支援のあり方として「セルフケアはすべての土台となるもの」という考え方に基づいています。
自己探究、ピアサポート、スキルアップを継続するためには、心身の健康という土台が大切です。そのために私たちは、セルフケアを重視しています。
過去の受講生の実績からも、定期的にセルフケア講座に参加し、セルフケアの習慣をもって続けた方が目覚ましい変化を遂げる傾向がある、ということがわかっています。
応募フォームへの入力から始まる自己探求の旅
さて、このシングルマザーズデジタルキャンプに「参加してみよう!」と決意したら、「応募フォーム」に記入して応募します。
応募が受理されたら、今度は受入面談があるのですが、その受入面談のための準備フォームというのも用意されています。
応募フォームの入力や、その後の受け入れ面談の準備フォームでは、応募動機を記入するだけでなく、自己を振り返る質問が幅広く準備されています。
心身のケアをする習慣、食生活、日々の時間の使い方など、普段意識せずに過ごしている生活を振り返ることは、自己認識を深める良い機会となります。
自分が望むキャリアのビジョンに関する質問もあります。
就職、転職、現職でのキャリアアップ、副業、創業、地域活動など、皆さんが抱くキャリアのビジョンは多岐にわたります。
現時点では漠然とした内容であっても、その後の2回のキャリア面談や5回のグループリフレクションを通じて、徐々に具体化させていきます。
収入アップへの意欲
応募フォームには、3カ月後、半年後、1年後に、どの程度の収入アップを望んでいるかの質問もあります。
え、そんなことまで訊かれるの?と驚く人もいるかもしれません。
でも、普段、漠然と頭にある「収入を上げたいなあ」という望みも、具体的な期間や金額を意識することで、それが「漠然とした望み」から「具体的な目標」となるため、実現に向けた行動がしやすくなり、目標が達成されやすくなる、というメリットがあります。
一歩踏み出した先にある出会い
第3期となる今回、多くの受講生が「以前からずっと気になっていたけれど、この機会に思い切って行動に移してみました!」と勇気を持って応募してくれました。
さぁ、これからどんな新しい出会いが待っているでしょうか。
想像するだけで、伴走スタッフとしてワクワクしてきます。
次回は、受け入れ面談についてレポートします!お楽しみに。
文責:檸檬(伴走スタッフ)
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