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戦略ってそもそも何やねん!(中編)

お疲れ様です!泣ける"志事"を創り出す!Singerly株式会社・代表の奥田(まーたん)です。またの名をミスターMVVの奥田です。今回で4回目となるnoteです!1回目、2回目はMVV(ミッション・ビジョン・バリュー/経営理念)に関するnoteを書きました。経営における原点とも言えるお話ですので気になる方は過去記事をご覧あれ!文化戦略の時代にMUSTな考え方です!アーカイブを載せておきます!

さて、前回は『戦略』3部作の前編を書きました。
・戦略は”To be”の数珠繋ぎ、戦術は”To do”の数珠繋ぎ
・日本企業に戦略は必要なかった!?
・戦略とは『戦わずして勝つ!』
・100戦100勝ではなく100戦100不戦勝が最強だ!
『はっ!?どーゆー意味やねん!』となった方は前回のアーカイブを是非!見ないと損するぞー!

ではでは。今回は『戦略』3部作の中編を書いていこうと思います。前回の前編で『戦略』における解像度が少し上がったかと思います。今回は具体的な戦略事例と戦略の構成要素についてお話をしていきます!
再三ですが、『戦略』を理解しているかどうかでビジネス戦闘力がグググっと変わりますので、ぜひこのnoteをキッカケに考え方をゲットして下さい!戦略についてはマジで理解してる人が少ないです。差別化の武器になりまくります。
改めて当社はMVV(経営理念)を軸に組織コンサルティングや戦略構築を支援するベンチャー企業です。このnoteではビジネス戦闘力が上がるコンテンツやインサイト(気づき)発信していきます。ぜひ、宜しくお願い致します!※面白いな!と思ったらスキ・フォローもお願いします。Twitterのフォローもぜひ!

戦略を一言で言えますか?!

さて、早速ですがここで問題です!(ディディン♬)
日本が世界に誇るアパレルメーカー(以下アパレル)の『ユニクロ』と世界NO.1アパレルの『ZARA』。
それぞれの戦略を一言で言ってみてちょーだい!
一言ですよ!一言!あーだ、こーだ、言うのはNothing!一言で、ワンフレーズで、凝縮して、引き算で、言ってみて下さいな!
※本編に出てくる各社データが古い or 齟齬があればご容赦下さい。あくまでも戦略理解の読み物としてお楽しみ頂ければ幸いです🙇‍♂️

戦略を一言で言え!はもはや暴力だ!

さーて、恒例のスクロールストーーーープッ!!!
レッツっ!シンキングターーーイム、スターーートっ!

シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…
シンキング now…

はい!一旦ここでシンキングタイムは終了です!

<痛い  or まーまー or いい線イッてるねーな回答例>
・ユニクロ
それはそれは低価格路線の戦略だ!
(安いだけで日本一になれるワケねーぞー!)
柳井さんの知名度がすごいからでしょ!
(東京ミッドタウンに行って詫びてこいっ!)
フリース、ヒートテックなどの斬新なアイテム
(それは商品戦略であって戦略の一部だ!)

・ZARA
全体のトーンが暗めでシックでイケてる!
(そんなブランド山ほどあるよっ!)
いち早くファストファッションってカテゴリーを作った
(マーケ的な発想としては◉だけど戦略ではない!)
商品の回転がものすごい速い!
(おおおおお、これまた惜しいっ!いいセンス!)

戦略を一言で言えるか?!

戦略の構成要素 〜その壱〜 戦略を一言で言えるか!?

さて、皆さんはそれぞれの戦略をどのように表現したでしょうか?!
ここから順番に解説をしていきましょう!
まず戦略は一言で言えないとアカン!あーだ、こーだ、説明している時点で戦略ではありません。戦略は物語のストーリーだ。タイトルだ。長ったらしいタイトルの物語なんてないよね!?
ドラゴンボール、スラムダンク、ONE PIECE、、、、。戦略は『足し算』ではなく『引き算』です。いかにシンプルに一言で言えるか?その一言でストーリーが見えてくるか?です。
大切なので何度でも言いますよ!
『戦略は足し算じゃない!引き算だ!』(`・∀・´)キリッ
※2022年流行語大賞狙ってます。

ユニクロの戦略を一言で言ってみよう!

ユニクロの戦略は『コスパ最強の金太郎アメ』戦略。
『ん・・・どういうこと!?』となる気持ちは分かるぅーー!分かるよ!分かる!まーまー、落ち着いてまずは椅子に座りなさいよ!!
2021年8月時点でユニクロは全世界に約2300店舗を展開しています。2300店舗って凄まじい!しかも全世界25カ国!まさにグローバル。
そんな世界展開しているユニクロですが、基本的にはどの店舗でも、常に同じ品質の、同じ価格帯の、同じ商品群が陳列されています。どこを切っても同じになる、しかも高品質で低価格、まさに「コスパ最強の金太郎アメ」ではないでしょうか。
しかも金太郎アメの歴史は長い。その総本山である『株式会社金太郎飴本店さん』は明治初期にスタート。創業100年をゆうに超えて国民に長く愛されるロングセール企業さん。どこを切っても変わらない普遍性と長く時間をかけて愛されるロングターム性が掛け合わさった戦略なのだ!だってヒートテックは2003年発売開始(初年度は大ゴケ)で今もロングセラー!累計10億枚以上の販売実績!鬼すぎる!そんなアパレル商品他にあります?!それまでの歴代はGAPのボトムパンツか何かで9000万着が歴代らしい。しゅごいっしょ?!これがユニクロの戦略です(コンセプトショップの存在、為替による価格変動の問題、SKU数の違いなどは当然ありますが、そこはご愛嬌!)
『ん・・・だから何?そんなの普通じゃんっ!!!』って思ったそこのアナタっ!!さすがにいないかw
全世界2300店舗、全世界25カ国ですよ!地球ぐるっと一周ですよ!ものすごい広大な範囲でビジネスをしてるのよ!渋谷と原宿の距離で「チョリーっす」ってなノリの店舗展開とちゃうんやで!これ、とんでもないことなんですよ!この『金太郎アメ』を実現させるには、とんでもない企業努力の賜物なのだ!柳井さん、死ぬほど尊敬してますっ!!!!

戦略の構成要素 〜その弐〜ポジションと組織能力を見極めろ!

戦略を一言で言える為には、その戦略の構成要素をさらに見ていく必要があります。
ここで思い出して欲しい。戦略とは?『戦わずして勝つこと』である。戦ってはいけません。『ナンバーワンではなくオンリーワン』なのです。そして『オンリーワンになればナンバーワンになる』なのだ。絶対にオンリーワンが先。
ではどうやって『オンリーワン』になることが出来るのか?ここで登場するが『SP』と『OC』という考え方だ。この概念は尊敬する一橋大学教授の楠木健先生のウルトラ名著『ストーリーとしての競争戦略』から引用しています。私の戦略論に大きな影響を与えてくれた名著中の名著にて確実に読んで頂きたい!絶対に読むんだ!そして、そんな戦略論の面白さ、素晴らしさ、奥深さ、奥ゆかしさを教えて頂いた楠木先生に御礼申し上げます!有難う御座います!惜しみない拍手を!さぁ、みんな!Amazonでポチるんだ!(※アフィリエイトでは御座いません)

SP(Strategic Positioning)とは

『SP』とは「戦略的なポジション」を意味します。その会社がどのポジションでビジネスを展開するのか?しているのか?を表します。
戦略は戦ってはいけませんので、自社のポジションを見た時に「他にも競合がいるじゃないか!」というポジションではオンリーワンにはなれません。独自のポジションを考案することがとても大切です。
そしてそのポジションとは①誰に ②何を ③どうやって提供するのか?のSTP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)をベースに考え、そのSP要素の掛け算の中で『あっ!自分たちだけしかいないポジションだよね!』まで設計していくことが重要です。ただし!SPは掛け算を重ねることでオンリーワンに近づく優位性を生み出す一方で、対象マーケットが小さくなるという不可逆性を持っていることは注意です。だってオンリーワンになろうと思えば、、、
『日本人の、25歳の、女性の、O型の、新宿在住の、アーリーアダプターの、長女の、ミスチルファンの、新日本プロレス派の、100m10秒台の人!(日本に一人もいないかもw)』
このように掛け算を重ねるとオンリーワンには近づくがマーケットがドンドン縮小します。掛け算しまくれば良い、ということではないバランスの難しさ、面白さがここにあります。
(それを弾き返す必殺技は後編でお伝えします)

OC(Organizational Capability)とは

『OC』とは「組織能力」を意味します。その会社が固有で持っている能力(スキル、ノウハウ、マインドなど)を指します。
SPと同じように、その組織能力が「他の競合にもその能力はあるよね!」ではオンリーワンにはなれません。今持っている組織能力がオンリーワンかどうか?またオンリーワンな能力を”今後”持つ為に、将来的なマーケットニーズも鑑みた中で、どんな不足能力も合わせて獲得していくのか?も考案しながら設計していくのが『OC』である組織能力です。この組織能力の掛け算の中で『あっ!私たちだけにしか出来ないことだよね!』まで設計していくことが重要となります。

ユニクロのSPとOCとは!?

ユニクロの『SP』と『OC』とは!?

ユニクロのSPとOCを分かりやすく説明していきましょう!
まずSP(戦略的なポジション)としては
①低価格 ②ベイシック ③高品質を提供するポジションを持っています。
ユニクロの凄さは「低価格なのに高品質」というポジション。普通、低価格だったら低品質になります。そこをどこよりも高品質なものを提供しているポジションが凄まじい。ヒートテック、カシミアなど素晴らしい素材をあの低価格で提供する。他のアパレルなら5倍はするでしょう。
それを実現可能にしているのが「企画から生産」まで独自で一気通貫するSPA(製造小売モデル)。最近では『情報製造小売』にも発展。このようなポジションを担っているアパレルは他にほとんどいませんよね。
次にOC(組織能力)としては
①資本力 ②大規模生産 ③匠 という固有の能力を持っています。
全世界2300店舗を直営店で展開していく資本力は凄まじく、その店舗では漏れなく商品が陳列されています。この店舗にしかおいていないアイテムは稀有です。基本的にはどこでも同じラインナップ。またこの膨大な店舗数の面積(規模の経済)は広告効果としても絶大なパワーを持ちます。だって街中を歩いてたらユニクロの看板を頻繁に見ますよね?これがECモデルのZOZOならありえない。彼らは常に集客が課題で、広告をブン回すことが不可欠。ユニクロの規模の経済は広告効果というマーケティングまで促している。
さらに高品質な商品を実現しているのが高い縫製技術を持った『匠』と言われる技術者集団。全世界の工場に技術提供を行い、どこでも高品質、低価格なものが作れる体制を築いています。このような能力を持つアパレルもほとんどいないでしょう。
これらのSPとOCを掛け合わした時に『あっ!ユニクロだけだよね!』というオンリーワンが設計されているのです。そしてこれらを一言で表したのが『コスパ最強の金太郎アメ』戦略なのだ!(またはファストファッションの真逆をいく『スーパースローファッション戦略』、究極の普段着たる『ライフウェア戦略』とも呼べる!)まさに『戦略は”ストーリーであり、その物語のタイトルなのだ!』よっ!出ました名言っ!!!!!!当然これもTwitterで呟けば摩擦ゼロ戦隊スベりまーたん!になるのは確実だ!そーだ!そーだ!その通りだ!!!!

ZARAの戦略・SP・OCとは何だ!

ZARAの戦略を紐解いていこう!

では次にZARAの戦略を紐解いていこう!
まずZARAは全世界約70カ国2200店舗を展開するグローバルブランド。親会社のインディテックス社は売上が約3兆円、全世界96カ国、約7500店舗を展開する世界NO.1のアパレルメーカーです。しゅごい!
※コロナ禍で1000店舗単位で閉鎖されたことは含まれていません。
まずSP(戦略的なポジション)としては
①低価格 ②トレンド ③バリエーションを提供するポジション。最先端の流行やトレンドを加味した商品をバリエーション豊かなデザインと商品ラインナップ(1シーズン3万点)かつ低価格で提供してくれるZARA。ハイブランドから得たトレンド情報を商品企画から店の陳列まで平均3週間で実現しています。神速レスポンス!まさにファストファッション。
またZARAもユニクロと同様に「企画から生産」まで独自一気通貫でする”SPA”モデルです。似たようなモデルにH&Mなどがありますが、彼らは安さ重視のポジションの為、ZARAレベルでの『ファスト』は実現出来ません。まさにこのようなポジションを担っているアパレルがいないのです。
次にOC(組織能力)としては
①回転 ②小ロット多品種 ③デザイン という固有の能力を持っています。ZARAの商品回転は爆速を超え、神速であり、平均して週2回も店頭に新商品がドンドン並び、1シーズンで3万点以上のバリエーション豊かな商品を投入します。とてつもないMD(マーチャンダイジング)。
またそれらは小ロット多品種で生産され、全世界70カ国2200店舗に配送されます。とんでもない生産体制と物流体制だ。その本質はロジスティックスで競合はAmazonかもしれません。しかも一回全ての商品をスペインに集めてから世界に配送する、なんて話もある(これホンマかいな!)ちなみに物流ではヨーロッパは陸路で36時間以内,それ以外の地域は空輸で48時間以内で配送されるようだ。低価格な商品なのに”わざわざ”空輸を使うのは店頭における商品の”新鮮度”をトコトン重視しているからである。VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)という店内の内装や商品配置へのこだわりもすごい!いや、しゅごい!しゅごしゅぎるよ!ZARAさん!いや、オルテガ先生!(ZARAのオーナーさん)
そしてこれらを一言で表したのが『第三コーナーで馬券を買う』戦略だ!(楠木先生命名、よっ天才教授っ!)
『にょ!にょ!まだ分からん!まだ分からんぞ!』
という声が聞こえてくるのは分かっている!
そんなに焦るんじゃないっ!焦って良かったことが過去にあったかい!?どーなんだい?!どーしたいんだい?!パワぁぁぁぁぁーーーーーーっ!
って、なかやまきんに君の声が聞こえてきそうだ!

「馬券はレース前に買う!」常識へのアンチテーゼ

さて、皆さん!競馬の馬券はいつ買いますか?!
どのタイミングで馬券を買いますでしょうか!?
『そんなのレース前だよ!』
『パドックの時かな!』
『競馬も競艇も競輪ももうやんない!』
※最後はウチのCOO・プラポー(橋本氏)の叫び!

COO・プラポー心の叫び!

そう、馬券は『レース前』に買うのが当たり前。ですが、ですがです。アパレル業界では多くの会社が同じようにレース前に馬券を買ってます。
どういう事か?それは彼らのビジネスモデルにあります。もうすぐ2022年春が訪れますが、アパレル各社は2022年秋冬の生産にもう動いており、企画段階で言えば来年2023年春夏に向けて動いている会社もいるでしょう。春夏と秋冬の年2回の大レース。まさに春の桜花賞、冬の有馬記念とでも言いましょうか。
そのレースに向けて半年から1年前に企画し、デザインをし、パターンをし、国内外の生産工場に依頼をかけて生産し、船のコンテナなどに乗せて運び、物流ロジセンターを経て、店頭に並び販売、そして"ここでようやく"現金化となります。つまり先出しのコストで生産をし、半年または一年後にキャッシュ化される。
これって博打ですよね?ギャンブルですよね?レース前に馬券を買ってるのと一緒ですよね?未来に何が売れるかなんて誰も分かりません。Mr.マリック先生でも無理です。ユリゲラー先生でも無理です。ドラゴンボールの占いババならいけるでしょう。しかし実態は過去の傾向や今の流行を見て『よっしゃ!これが売れるはずや!』と大一番のギャンブルをしているのです。それを年間2回の大レースに向けて。毎年、毎年。ゆえにレース前に馬券を買っているというビジネスモデルなのです。
しかし、ZARAはどうでしょう!?ハイブランドの発表などを元に流行を瞬時にキャッチし、企画生産、物流、配送、販売まで約3週間のリードタイム(改めて神速)、それを週2回レベルで新商品を店頭に配置し、1シーズン3万点以上の商品を投入。売れるものは増産、売れないものは辞める。購買データを掴みガンガンMDを回す。何が売れるか分からない中で『予測』するのではなく、とにかくすぐに走らせて”第三コーナー”付近で勝率の高い馬に賭ける『後出しジャンケン』なのだ。
うぉーーーーーー!おもろーーーーーーっ!ってなった方はいいセンスしてますわ!仲良くになれると思います!ぜひnoteもTwitterもフォローしてね!

戦略は”つい話したくなる”ストーリー

さぁ、ここまでユニクロとZARAを例に戦略事例と戦略の構成要素を見てきました。ざっとおさらいをしておきましょう!
①戦略とは
・『戦わずして勝つ』ことであり100戦100不戦勝になること。
・ストーリーであり物語のタイトル。一言で言えないとダメよ!
・戦略は”To be”の数珠繋ぎ、戦術は”To do”の数珠繋ぎ
(そろそろコレも伝わってきた?w)
・戦略は”つい話したくなる”ストーリーである!物語のタイトルだ!
(皆さん戦略は誰かに言いたくなるストーリーになってるか?)
②SPとは
・戦略的なポジショニングを意味する
・誰に、何を、どうやってのSTPでポジションを明確化する
・SP要素の掛け算はマーケット規模を縮小させる不可逆性があることは注意
上記を通じて『他に誰もいない』状態を目指す
③OCとは
・組織が固有で持つ能力を意味する
・今ある能力と戦略を達成する為に不足している能力を定める
・将来的にマーケットニーズがある能力を計画的に育む設計が必要
上記を通じて『他に誰も出来ない』状態を目指す
この三点を通じて『自分たち”しか”いない』オンリーワンな状態を創り出すのが戦略となります。

戦略論は何にでも応用が出来るスーパーマン

出典:ゲームカタログ@Wiki様

さて、戦略論についてここまで長文で解説してきましたが理解度は高まったでしょうか?戦略について興味が湧いたでしょうか?面白くないですか?とんでもなく面白いですよね!!
一方でこんな声も聞こえます!『戦略はとても面白いけどワタシは経営者じゃないし使う場面があんまないよー!』って方はご安心を。これ、全てに使えます。
営業の方は営業戦略、人事の方は採用戦略、経理の方は財務戦略、情報システム部の方はIT戦略とかBI戦略など。例えば採用戦略の場合はその採用戦略を一言で言えるストーリーになっているかを確認し、SP(狙う候補者は誰?入社したいと思わせる為に何を提供する?どのようにアプローチする)を定め、OC(候補者を口説く為に必要な能力は何か?まだまだ足りていない能力は何か?)を定め『自分たちしかいない』状態を創れているかを確認していきます。このようにどんな仕事でも戦略は応用可能なスーパーマンなのです!

戦略はSPとOCだけでは足りない時代へ

ここまで前編4300字、中編8000字の合計12300字で戦略を解説して来ましたが、ここでちゃぶ台返しっ!なんと、これから時代に求められる戦略では、戦略ストーリー、SP、OCの構成要素だけでは足りないのである!新しい構成要素が台頭しているのであーる!
なんだってーーーーっ!!!!!!
でもご安心下さい。戦略の超土台である戦略ストーリー、SP、OCは引き続き必要で、さらに”加えて”という考え方となります。次回の後編でじっくり解説をして参ります。ハッキリ言って次回の後編を学ばなければ戦略論の理解度で言えば50%くらいだと思って頂いて結構です!今のうちにTwitterをフォローして通知をONっ!にしておきましょう!

さて、今回の中編はいかがでしたでしょうか。皆さんの理解がさらに深まるきっかけになれば大変嬉しいです。私自身も元々は戦略的な理解を全く持たずにビジネスをしていました。その中で多くの戦略的な名著に出会い、その面白さに感動し、衝撃が走り、いろんな本を読み漁り、メモをして、資料化し・・・というサイクルの中で戦略論の解像度がグンと上がりました。
私のnoteをきっかけに、私が影響を受けたように、少しでも多くの方に戦略の面白さ、奥深さ、奥ゆかしさが伝われば幸いです。そしてその戦略論を活かし少しでも多くの方が仕事で泣きじゃくる社会=仕事メンヘラ社会の爆誕(当社ビジョン)に繋がればと思います。
また、ユニクロの柳井さん、ZARAのオルテガさんのような稀代の企業家であり戦略家を我々後輩世代は負けじ劣らずドンドン社会に輩出していきましょう!
次回の後編では戦略論の最終形態についてお話をする予定です!とにかくウルトラメガトン級に重要な最終パートとなりますので絶対にお見逃しなく!

最後に我々の考え方に共感し一緒に働く仲間も募ってます。いつでも気軽にお待ちしております。福岡で働きたい方は超絶優先しております!またMVV(経営理念)や戦略でお困りなことがあればお気軽に相談下さい。少しでもお役に立てたなら「スキ」「フォロー」もぜひお願いします!最後まで有難う御座いました!また次回、お会いましょう!!
バイバイキーーーーーンっ!

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