Four Tops / Reach Out (I'll Be There)

今日のお題は、フォー・トップスの「 Reach Out (I'll Be There)」1966年リリース

「Reach Out (I'll Be There)」は1953年デビューのアメリカのR&Bコーラス・グループの「Four Tops」の曲。

フォー・トップスは、
デビュー当時鳴かず飛ばずでしたが、スティービー・ワンダーやジャクソン5、ダイアナ・ロスなどが所属するソウルミュージックやR&Bを中心としたレコードレーベル「MOTOWN」の創業者に見出され、モー・タウン所属のソングライターのホーランド=ドジャー=ホーランドのプロデュースによりヒットを飛ばすようになりました。
この「Reach Out ~」は全米1位に加え、全英1位になった曲。
モータウンの曲として代表的な1曲となりました。

日本語でこの曲の作られた経緯等についてどこにも情報がなかったので、英語版Wikipediaを錆びついた英語力で訳してみると。。。

プロデューサーによると、
バレエ曲「ボレロ」のように感情的な持続したテンションにしたい。それを分かってもらうために、キーを交互にさせなければ。短調から始めて、ロシア風を感じるように長調にし、コーラスの中にゴスペルを感じるようにした。
その当時フォー・トップスのメンバーはボブ・デュラン歌い方に影響されていた。私たちはリードのリーヴァイにボブ・デュランのように歌ってほしいと思っていた。
レコーディングの時は、
作曲家やプロデューサーたちは意図的にリーヴァイに目いっぱいの高音域を出させ、悲しみや渇望をハッキリ見せるために泣き叫ぶように歌わせた。
アレンジでイントロにピッコロやフルートを大げさに効果的に使い、ドラムにはトロンボーンの頭にティンパニーのバチを使った。
レコーディングが完成して、それを聴いたフォー・トップスのメンバーは”この曲はちょっと奇妙だ”と感じて、レコードプロデューサーに「リリースしないでくれ」とお願いした。しかし、シングルとしてリリースされた。

だそうです('◇')ゞ(棒読み和訳で伝わるでしょうか??(;'∀'))

実際に聴いてみると「ほんまや、そうやね」という感じ。
歌に出てくる主人公が喘ぎモガいている様子が歌と楽器で見事に表されています。

結局のところ、プロデューサーたちの目論見は上手く行き(笑)、見事にアメリカでもイギリスでも1位になりました。
フォー・トップスのメンバーたちは物凄く苦労したようですが、報われたのではないでしょうか?

「Reach Out (I'll Be There)」の以前のヒット曲↓
★「I Can't Help Myself (sugar pie, honey bunch)」⇒ https://youtu.be/qXavZYeXEc0

なるほど。全然テイストが違います。
敏腕プロデューサーたちは目のつけどころが違う(*´▽`*)
上手くフォー・トップスの魅力を引き出したんですね♪すごい。

いや~、今日もいい勉強させていただきました。

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