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南紀白浜マリオットホテル(和歌山・白浜)宿泊記*2018年2月

歴史ある温泉の癒しを、最新のファシリティで堪能できるホテル

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今回訪れた「南紀白浜マリオットホテル」は、2017年の夏に「リゾートホテル ラフォーレ南紀白浜」からリブランドオープンしたホテルです。南紀白浜温泉街の高台に位置し、夏には海水浴客でにぎわう白良浜が目の前に広がっています。

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ホテルの送迎はありませんが、JR白浜駅から南紀白浜温泉の各ホテルを巡回する無料のシャトルバスを利用でき、また、南紀白浜空港からはタクシーで7〜8分ほどですので、公共交通機関を使ってのアクセスも便利です。

[客室]日本三古湯と青い海の絶景を独占!

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こちらのホテルは全182室あり、スイートルーム2室を除き、客室はすべて42平米の広さで、海側、庭園側といった眺望の違いや、和室、和洋室、洋室といった内装の差でさまざまなタイプの客室が用意されています。

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今回は「プレミアルーム 温泉付 シービュー」という部屋に泊まりました。眺望は海側で、窓際に温泉のビューバスがついた、ダブルベッドの洋室です。

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温泉は加熱循環されていますが、常に浴槽にお湯が注がれていて、24時間いつでも適温で温泉が堪能できます。

「日本三古湯」のひとつで日本書紀にも記述があるという大変歴史のある南紀白浜温泉は、無色透明で少しとろみを感じる弱アルカリ性のお湯です。とてもやわらかくなめらかな肌触りで、まるで化粧水に浸かっているような贅沢な気分になれます。

ただ、客室のビューバスにはシャワーやカランが無く浴槽だけなので、掛け湯をして湯浴みするだけとなります。髪や体を洗いたい時は、客室にはこのビューバスとは別にユニットバスもあるのでそちらを使用します。

部屋の冷蔵庫には何も入っておらず、湯沸しポットとコーヒー・お茶の用意はありましたが、ペットボトルのミネラルウォーターなどの用意はありません。部屋に温泉がついているので、水分補給は不可欠だと思うのですが、この部分のみリゾートホテルらしからぬドライな一面を感じてしまいました。

[温泉]どちらの大浴場からも絶景が堪能できます

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最上階の11階には大浴場と貸切風呂があり、こちらでも温泉を楽しむことができます。フロアの中心には、全面ガラス張りで海が一望できる広々とした湯上り処があり、その両側に大浴場が振り分けられていて、時間帯により男女入れ替わりとなります。

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大浴場は窓が大きく広々とした内風呂と露天風呂があり、特に建物の角にあたる露天風呂は海だけでなく街の眺望も楽しめ、大変解放的です。

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また、シャンプー・コンディショナー・ボディシャンプーはタイのナチュラルコスメ「THANN」のシリーズが使われていて、香りが浴室全体にほのかに漂っていて心地いいです。

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大浴場とラウンジは西向きのため、天気が良ければ夕陽が水平線に沈むところを見ることができます。

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別料金にて貸切風呂も利用しました。予約制で1回50分(平日:1,500円、休日・休前日・トップシーズン:2,000円)利用でき、チェックインの際に希望の時間を予約します。脱衣所には折りたたみ式のベビーベッドがあったり、大浴場には無かった赤ちゃん用の低刺激ボディソープが置かれていたりしたので、小さな子供を連れたファミリーは周りに気兼ねせず快適に利用できそうです。また、浴室には介護用のシャワーチェアも用意されているので、お年寄りでも安心して利用できるかと思います。

貸切風呂からも海を見渡せ、温泉と眺望を独り占めできますが、温泉付きのお部屋に泊まる方はお湯も眺望も同じなので、わざわざ予約する必要は無い気がしました。

尚、大浴場、貸切風呂とも、洗面カウンターにあるのはドライヤーと化粧水・乳液のみで、その他のアメニティは一切置いていないので、タオルはもちろん、くしやシャワーキャップ、綿棒などは必要に応じて各自客室から持っていく必要がありました。

[食事]カリカリ梅のオムレツと焼き立てパンに舌鼓

翌朝はレストラン「Grill & Dining G」にて朝食ブッフェをいただきました。

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着席すると、テーブルに一枚の紙が置かれていて、こちらは卵料理のオーダー用紙になっていました。オムレツまたは目玉焼きの焼き加減やトッピングを細かく注文することができますが、私は料理長おすすめという「梅しそ入りオムレツ」をオーダーしました。

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梅干しが名物の和歌山らしいメニューで、バターの香りと刻んだカリカリ梅の食感が良く、和食にも洋食にも合う美味しいものでした。

また、新たにパンが焼きあがると、シェフがテーブルひとつひとつにパンを勧めに回っていました。すでにお腹いっぱいだったものの、あまりのいい香りにクロワッサンを1ついただきましたが、まだ手で持てないほど熱々で、ふんわりして本当に美味しかったです。しかしながら、他のメニューは一般的なホテルの朝食ブッフェと変わらず、もう少しご当地グルメや郷土料理などがあれば良かったなと感じました。

ホテル周辺には白良浜のほか、千畳敷や三段壁など風光明媚な観光スポットや、アドベンチャーワールドなど見所もたくさんあるので、南紀白浜旅行の拠点にするのにぴったりな宿だと感じました。スタイリッシュで洗練されたホテルステイを叶えつつ、歴史ある温泉の癒しを堪能でき、一人旅からファミリー旅行まで、どんな旅にもマッチするかと思います。

※写真と内容は2018年当時の情報です。ご了承ください。


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