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Fringe81がロゴから「81」を消した“深イイ”理由

次代の事業を切り開く、急成長中の企業

Fringe81株式会社は、急成長が見込める事業領域、言い換えれば「キワ」を切り拓く事業会社。

メディアグロース事業、広告代理事業のほか、従業員が成果給を送り合うというユニークなピアボーナスのサービス「Unipos」などを展開し、2017年に東証マザーズ市場に上場した急成長中の会社である。

そんな同社が2018年、ブランドコンセプトの刷新を行い、それに伴ってコーポレートロゴを変更した。

Fringe81は、もともと「新しい発見をもとに、地球の未来を創る集団」というビジョンを掲げていたが、ブランドコンセプトを変えるにあたって、新たに「ブランド・イデオロギー」「ビジョン」「バリュー」を策定した。

■ブランド・イデオロギー
Be an Explorer(探検者たれ)

■ビジョン
Reshape The World
私たちは、社会課題に仮説を立てて市場に広げていくことで、数十年という長期的なスパンで価値を生み出し続け、より良い世界を創る集団です。既存の領域に限らず、時流を読み、仮説を生み出し、テクノロジーの力で優れたサービスを生み出し続けます。

■バリュー
・Do
他律依存ではなく、プロフェッショナルとして自律し、自立する姿勢を持って行動する。

・Dive
新しいコトを探求し、常にチャレンジャーであり続ける。

・Deep
深い考察をすることで、精度の高い仮説を生み出し、課題解決に取り組む。

 
ブランドコンセプト変更の背景には、同社の事業が拡がっていく中で、それぞれの事業によって核となる価値が異なるため、時代や顧客のニーズが変化しても変わることのない思想を掲げることの必要性を感じていたという。

特に、イデオロギーの「Be an Explorer(探検者たれ)」は、Fringeの思想そのものを抽出した表現。時代が変わっても変化することのない思想であり、価値提供するための本質的な価値観としてふさわしいものであった。


社名の「81」をロゴから消すという決断

ひと際注目を集めたのが、コーポレートロゴの変更である。

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旧ロゴ


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新ロゴ

Fringe81という社名に変更はないが、ロゴからは「81」が消えている

この大きな変更点について、代表取締役CEOの田中弦氏はこのように語っていた。

Fringe81という名前に、こだわってきました。日本発で世界にサービスを提供したいと願い、日本の国番号「81」を背負った名前をつけました。今後、Uniposをはじめ世界に向けてサービスを展開していくにあたり、「日本発の」ではなく初めから世界に通用するサービスを展開していくため、今回のブランドチェンジで「81」を取るという大きな決断をしました。

現在Fringeは、成長を続ける広告事業に加え、Unipos事業が加わり、大きな変化を遂げている真っ只中にいます。

新しい市場に、Fringeの旗を立て、世界にはばたいて参ります。どうぞご期待ください。

社名の一部を、企業の顔であるロゴから取り除くのは簡単なことではない。特に、「日本発で世界にサービスを提供したい」という創業者の思いが込められた「81」をなくすという決断は勇気のいるものだったと思う。

それだけ、「初めから世界に通用するサービスを展開していく」という意志を表明することも、とても大切なものだったということだろう。

ロゴには、彼らの未来に向けた強いメッセージが込められているのだ。

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フォントは少し太めのものを使用し、「芯」と「知性」が感じられ、時代が経っても色褪せない癖の少ないロゴタイプとなっている。

「e」は「explorer(探検や好奇心)」を表現するため、東京の緯度(N35°41°)に傾けて「コンパス」を想起するものとなっている。
 
 
Fringeの未知なる領域への探検はまだ始まったばかりだ。

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