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GUIを実現する仕組み

そもそもGUIとは何か?
グラフィカルユーザインターフェイスの略で、コンピューターへの命令をユーザーが画面上で視覚的に行えるインターフェースです。 画面上ではアイコンなどで表示されているため、ユーザー自身が目で見て操作することができます。 また、直感的な操作が可能になっている点が大きな特徴となっています。

LinuxではGUIを実現するために、X Windows System(X,X11)というシステムが使用されてきました。開発当初は、XFree86 というシステムを利用していましたが、現在はそこから派生した X.Org Server が主流になっています。

このX11は、クライアント/サーバ方式*を採用しており、XサーバとXクライアントが存在しています。

しかしX Window System(X11)は、1987年から続く古いシステムなので、現在の環境では古くなってきており、また更新頻度も落ちてきています。
その為、最近ではX11の後継としてFedoraやUbuntuなど主流のディストリビューションでもWaylandを取り入れる動きがあるため、今後はこちらが主流になっていくことが考えられます。


ここから先はX.Orgの設定について解説していきます!


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