相手の良いところを知る努力

多くの人は、相手の良いところより、悪いところの方がよく知っている。しかし、それでは他人の過小評価ばかりして、その人の本当の実力を、正しく評価できない。

ぼくは小学生のころ、とある授業を受けた。それは、クラスの人間全ての良いところを書き記す授業だ。やってみると、これが難しかった。普段、相手の良いところを知ろうなんて思わない。相手の悪いところなら悩まずとも思い浮かべるが、良いところとなると悩んでも悩んでも思いつかないのだ。

そして、それは自分以外の人も同じだった。みんな、他人の良いところを中々見つけられないでいる。

授業が終わり、他の人が書いた自分の良いところを見てみると、的を得ている部分もあったり、全く的外れなところもあったり、あるいは他の人にも同じようなことを書いている部分など、色とりどりだった。

普段から、人の良いところなんて見ないし、おそらく、それは子ども、大人等しく同じだろう。みんな相手の良いところを見る前に、相手の悪いところを見ている。

それは相手を警戒しているのであったり、壁を作っているのであったり、色々な理由があると思うけど、とにかく、まず相手の悪いところを多くの人は見ていると、ぼくは考える。

でも、それだと相手の本当の真価、良いところは見分けられない。相手の良さを見分けるには、当然ながら、相手の良いところを意識して見ていく必要がある。そういう人が、相手を正しく評価できるのではないか?そういう人が、組織のトップに立ち、よい方向へと導けると感じる。

そうなるために大事なのが、相手の良いところを知る努力なのだと思う。

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