言わなくても良い言葉を言わない優しさ
最近仕事をしていて、ある方の「ありがとう!」に感動したエピソードをご紹介したいと思います。
私の会社では、ミーティングの議事録にGoogleドキュメントを使用しており、ミーティング前に記載された共有内容に対し、各自がコメントや質問を記載した上でミーティングを開催する、という運用をしています。
ある方が別の方の共有内容に対して質問を記載していたのですが、私でも回答できる内容なのに他の誰からも返信がなさそうで、「あれ?なんか特殊な理由でもあるのかな?」と思って自信をなくし、その方に個別チャットで回答を共有したんです。
その方からはすぐに「ありがとう!」とお返事をいただき、「あ、合ってたのか良かった〜」と私は安心しました。
その後、議事録を読み直してみれば、ページが改行されていただけで、ちゃんと別の方がその方の質問に対して回答をされていたんです。
その方もお返事されていたので、私が連絡した時点で知らないはずはありませんでした。
何たる無駄な事をしたんだ自分、と恥ずかしくなると同時に、その方の対応が素敵だなと思いました。
お礼を言うのは当たり前?
当たり前かもしれません。
けれど、知っている内容を再度言われる事ってあんまり嬉しくないし、「知ってるよ」とか「書いてあるじゃん」って思ったりしちゃうと思うんです。
私がもし誰かに同じような連絡をもらっていたら、「ありがとう、でも○○さんも共有してくれてたで笑」と返してしまっていた気がします。
だからこそ、すごいなーって思いました。
でも、の続きがないだけでこんなに私の心が軽くなるんだなって。
その方がどこまで考えてその対応をされていたのか分かりませんが、考えていないにしても素敵な人格だなと思ったので、私はそれ以降、その技を盗んでいます笑。
知っているよ、分かっているよ、は言わなくたって良い言葉を胸の内にしまっておける優しさ。
お題とは少し離れてしまうかもしれませんが、お題を見て一番最初に浮かんだエピソードだったので、綴らせていただきました。