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「私」という舞台の物語

#わたしの舞台裏

私は今、「似心詩」と「物語図鑑」という、世界中で、私と私の企画に出会ってくれた人しか知らない企画を進めています。

皆さん、どちらも知らないでしょう笑

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似心詩(にごころうた)は、名前の通り「心に似た詩」を書く企画で、初対面の人から親友まで、対話した人の心を受け止め、その心に似た詩を私が代わりに書くというものです。

私は社会人になってから詩を書くようになったのですが、詩のテーマはすべて「日常で感じた事」が元になっています。

誰かの言葉を聞いて、何かを見つけて、笑って泣いて、心動いた瞬間すべてを、大切な宝箱にしまうように詩に閉じ込めていたのですが、毎日毎瞬間、新しい出来事や感情に出会える訳ではなく何も感じられない日もありました。

だから、自分の心だけではなく、他の人の心に似た心を描いてみたいなって。要するに、ネタを募集した訳です笑

でも、これが意外と好評で。

主に就活生をターゲットに募集していたのですが、表現が苦手な子から自分の事を分かっていそうな子まで、みんな喜んでくれました。(もちろんお世辞も含む!笑)

すごくまとまっていて感動しました!!
この短い文の中に私が詰まっているのに不思議な感じがします。。
忘れてたことも思い出せました☺️
詩もありがとうございます!
今の自分のままでもいいんだと思えました!
もうめちゃくちゃ感動、、、、、
今一度自分が大切にしているものを
再確認できた大切な時間になりました。
ありがとうございました😭
いや、嬉しすぎるな…一生の宝物だ😭

詩に純粋に感動して
芸術って優劣じゃないていうことに改めて気づいたし
音楽熱を語ったあと「感覚がきれいだね」って
言っていただいたのが個人的にすごく嬉しかった…!
自分の人生が詩になるのってこんなに嬉しいんですね笑
すごい、自己紹介に使いちゃいたいです笑笑

第一声「すげえ」(小声)

微笑み

少し涙ウル

感動(じわっとホッとする)

などなど、一部ですが、すべて就活生の子たちがくれた、お世辞でも嬉しい言葉たちです!

私は最初、言わばネタ探しのために始めた訳ですが笑、やるからには真剣にその子と向き合ってその子の想いを汲み取って形にしてきました。

それが、誰かの支えや気づき、喜びに繋がった事を嬉しく思いますし、何よりも私自身が多くの価値観に触れる事ができる最高の企画になりました。

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物語図鑑は、Instagramで繋がっているお友達の投稿写真を元に超短編小説を書くというものです。

この企画にたどり着くまでは非常に長い道のりでした。

最初は、自分の書いた詩や似心詩の企画をもっと多くの方に届けるためにはどうしたら良いか、に悩むところから始まりました。

そんな時、ある詩家さんと出会ったのですが、その方は筆文字と絵画を組み合わせて作品としており、私はその詩の届け方に魅力を感じました。

その方の個展にお邪魔した際に、お話させていただく機会があったのですが、スマホのアプリを駆使すれば手書き文字を写真に組み込む事ができることを知りました。

(丁寧に方法まで教えてくださり、私の短歌を直筆で書いてくださってお手本を見せてくださったんです。本当に感謝感激。)

私はそこから写真に詩の一部を手書き文字として組み込む手法を取り入れるようになりました。

こんな感じで。

すると、何枚か投稿した頃に「私の写真にも文字入れしてほしいです」とコメントをいただくようになり、他の方のお写真にも手書き文字を入れさせていただく機会が増えました。

ただ、手書きの場合はそこまで長文を入れられないので(私の技術的に)本当に一言しか入れられず、「自分が書いた一言のどれくらいの意味が相手に伝わっているのかな」と考えてしまう事もしばしばありました。

あまり意味を伝えすぎると蛇足となってしまうけれど、それでも伝えたい思いが届かないのは悲しい。いつもその狭間で揺れていました。

その時、「物語」として届ければ、もう少しは想いが届くのではないかと想い、文字入れのコラボレーション企画の他に「monogatariこらぼ」という企画を始めるようになったのです。

ここが、物語図鑑の原点です。

今は、数よりも質を大切にしたいと思い、自分の写真や詩を含めた手書き文字での投稿はストップし、より多くの想いを届けられそうな物語を書く企画に力を注いでいます。

こう決めた時、ふと「物語の図鑑みたいにしたい」という言葉が浮かんできたので、「物語図鑑」を企画名としています。

自分の写真から一つの物語が生まれる、自分の写真が物語のワンシーンになる、という感覚が珍しいと、こちらの企画だけになってからも多くの方に写真提供のご協力をいただけております。

※こちらは自分の写真に自分で物語を添えた作品です。

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これが、「わたしの舞台裏」です。

すべて趣味として金銭授受なく実施していますが、私は金銭よりも多くの価値をこの企画を通して受け取っていると感じています。

それは、自分自身の価値であったり、価値観を広げる経験であったり、心から楽しいと思える時間であったり。

お金では絶対に買えません笑

まだ世界中で、私と私の企画に出会ってくれた人しか知らない企画ですが、すでに私の中にはたくさんのドラマが起きています。

物語はいつもあなたの中に

どんな人の人生にも、何気なく撮った一枚にも、物語は必ず存在すると信じているから、私は「似心詩」と「物語図鑑」という2つの企画を遂行しています!

これからも、私自身が何もないと思っていた人生だからこそ、物語の世界が大好きだった私だからこそ作り上げられる作品を、私という人生の舞台で生み出し続けていきたいと思います!