「企画」について考えてみた。
企画。
私の得意だと思っていた事は、たった一言で崩れ去る。
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私が高校3年生の時に抱いた夢は、イベントスタッフになる事。文化祭の準備の時間、友達の誕生日プレゼントを選ぶ時間。そんな「楽しみ・喜びの準備」の時間が好きだったから。
大学に進学してからは文化祭実行委員会に入ったし、イベントスタッフのアルバイトもやってみた。教会でもイベントの企画・運営に携わらせてもらった。
そんな私は、企画が大好きで、自分の得意分野だと思っていた。
だけど。
今日、会社である提案をして上司にレビューをしてもらった際に、色々なご指摘をいただいて。
その中で、私の今までが覆される一言をいただいた。
「OKIRIさんが得意なのは発想の段階で企画ではないんじゃないかな」
と。
これは何とも衝撃的で、的を得た一言だった。
私、企画大好きで企画だけは得意分野だと思っていたけど違ったのか、と気づかされたのだ。
確かに色々話を聞いたりしながら「あーしたら良いのに、こーしたら楽しそう」という発想は好きだし得意だけど、裏付けを取って結果まで考えて取り組めていた事は少なかった気がする。
しかも、まさに今、企画提案過程でそれができていないと現行犯的にご指摘をいただいたので、言い逃れもできず、自分の心にすとんと落ちてきた。
久しぶりにもらった納得のできる「できていない」は、私の心に火を付けた。
とりあえず頑張るのではなく、ちゃんと情報収集をして客観的に分析をした上で「発想」を加えてこそ、企画になるんだ。
それは会社での企画だけではない。きっと色んな事に通じる。
最近、仕事でも私生活でも伸び悩みを感じていたけど、その答えのヒントになるような言葉な気がする。
私の好きな小説の好きな一句。
そう。したいことが何でも必要とされるかどうかは分からないし、できるかどうかも分からない。しなければいけない自分にできる事をまずはやらなければ。
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発想ができるというのが強みなのは武器だけど、活かしどころを間違ってはいけない。
もっともっとこれを磨くための行動をしていきたい。