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ドラマ「ふたがしら」

弁蔵宗次は 汚い金しか盗まねーと言っているけど、
 そもそも金にきれいも汚いもない。

 盗んでいい金などない。
"汚い金"を盗みの免罪符にしているにすぎない。

殺しをする甚三と自分たちを分けることで、
自分たちの悪が正義にすらなると思っている。

弁蔵宗次の思考は、世間の縮図に思える。
他人の悪を叩くことで、自らを正義にすることができる。

甚三は悪党に徹する。 手段を選ばない。 それは潔くも見える。

ふ2-4 (1)


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