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生産性の向上のための孤独感の解消とエネルギー強化

アメリカに来てから2番目ぐらいに大きな問題だった、孤独感とエネルギー不足による生産性の低下ですが最近になって大体解決できたのでシェアしたいと思います。

アメリカに移住してからの孤独感

 アメリカに移住して3年になる。もちろん自分が望んでそうしたし、仕事の楽しさは最高だ。だけど、もちろんいいことばかりではない。私は今年51歳で、独身なのだが、特に今のチームに移る前から、コロナの問題が発生したので、アメリカに来て1年ぐらいの十分慣れてない段階で、同僚にすら会えない状態で新生活がスタートした。
 アメリカに来る人は大抵結婚してくる人が多いが、大正解だと思う。自分の生まれた国を離れて、コミュニケーションは全部英語で、会社が人に会う一番の機会なのにコロナで直接会うことは無くなっている。私は内向的な人間で、一人の時間がないと死ぬタイプで、孤独に強いはずなのだが、それでもさすがにやばいと感じることもよくあった。

孤独感が強まるとどうなるか?

 これは自分の場合でしかないのだが、そのような極限的に人に会わない状況が続くとどうなるか?というとどうやら、「物語」に走るようだ。アメリカに来てから漫画をものすごく読んでいる。土日が漫画を読むことだけで終了することもよくあった。

 それが、「おっしゃー今日は読みまくったるでー」という気分で読むのなら感覚も違うのだと思うのだが、実態は、朝起きて何となく漫画を読んで、夜にだらだら何もしなかった一日を後悔するという流れなので、こういうのは本当に避けたかった。これは、自分のエネルギーの低下問題と「孤独感」の解消という精神的な問題の両面でそうなっていたのだと思う。

物理的なエネルギー不足の解消

 アメリカに来て車生活、かつコロナのおかげでWFH。圧倒的に運動量が減ったのと、51歳なのでテストストロンが減少して、やる気、活気が落ちたというダブルパンチと分析している。
 本当に悩んだが、対策は簡単で、運動を高プライオリティにすることと、テストストロンを増やすことの二つだ。

 まず運動は、週3回の筋トレ。テストストロンを増やすためには筋トレが最高らしい。また私は筋トレ好きなので、これはとても良い。ただ、これだけでは、元気さは戻らないようで、有酸素系をする必要がありそうだった。

 まだ試行錯誤中だが、今はHIITを15分やることを習慣にしているが良い感じ。どんな忙しくても少なくとも15分は時間を使えるはずなので自分にはとても向いている。週6日やっているが、具体的な数値として体重も体脂肪率もダウンしているので最高。筋肉はそこそこキープ出来ているのも良い。

HIITはこの本で勉強しました。今はダイエット中なのでとても参考になりました。


 ほかにテストストロンを増やすのに最高なのは注射らしいが、アメリカは医療費がたかいので、テストストロンのパッチを使っている。これはものすごく効果てきめんだった。テストストロンブースターも使っていたが絶対こっちの方が良い。
 テストストロンをパッチで爆上げている間に筋肉をつけて、恒常的にテストストロンを高めるのが今の狙い。自分の友人は同じような状態になって、2年ぐらい注射を継続した見たい。今はとても元気そうなので、同じようなことで悩んでいる人は、是非医師に相談されるといいと思います。

 まだ、元気さが足りないと感じていますが、多分有酸素系のより強い運動を出来る体を作れると元に戻る感じがしています。具体的にはマウンテンバイクか、ランニングかだけど、シアトルエリアだとマウンテンバイク楽しそうかも。

ちなみに、これがお気に入りのテストストロンのパッチです。


精神的な孤独感の解消

 さて、物理的なのは大体解消できたので次に精神的な方。私はアメリカに来てからクリスチャンになったのですが、これがマジ効きました。ただ、皆さんは宗教怖い人もいると思うので、孤独感の解消につながったメカニズムを紹介しますので、何か別のもので同じような解決を図ることが出来るかもしれませんので、ご紹介します。

 なぜ孤独かというと、1週間物理的に人に会わないし、異国だし、家族も家にいないわけです。わたしはしかもアメリカに来てからプロダクトのプログラマになりました。人生で初めての体験で、周りの人に比べてスキルが全然ないので、当然勉強しまくる必要があり、正直プレッシャーがあります。

 他の人に言われているわけではなく、自分自身でかけてしまっているのです。もちろん仕事は英語なので、英語勉強するのは好きでしたが他の人と比べるとやっぱものすごくハンディがあるのは間違いありません。

 加えて、アメリカでは日本に居たときに起こりえなかった想像の範囲を超えたことがしょっちゅう起こります。この年で独身なので、結婚していない罪悪感もあり、将来自分は孤独死だろうなと考えもするわけですw


独身はむしろ推奨

  だから自分は夢の世界にいると同時にものすごくストレスフルで孤独な状況です。外交的な人は友達つくっちゃうのが一番いいアイデアな気がしますが、私は内向的でまずは仕事が出来るようにならないといけないのでそこに時間を使う必要があります。

  聖書をよんでいるうちに一つびっくりしたのは、キリスト教的には独身はオールオッケーというかむしろ推奨。という立場であることです。もし興味がある人は、聖書の「コリント人への第一の手紙」の7章を読んでみてください。ちなみに結婚している人があかんわけではないのでお気に召さらず。

 この年で独身なので、なんだか自分は社会的に欠陥人間なんだろうなぁ。とか何となく思っていて、何となく結婚している人が推奨と勝手に思っていたのですが、自分的には「ああ、独身でもなんの問題もないんやむしろ推奨!」と気分が楽になりました。少なくとも世界に広まっている宗教の価値観で独身オッケーなので、自分が卑屈な気分になる必要はないなぁという感じですね。

孤独感の解消は対話

 そして、孤独感の解消のメカニズムですが、これは「対話」です。キリスト教では、キリスト教徒の一人ひとりの中に、神が住んでいると考えます。「Holy Spirit」というのですが、この「Holy Sprit」に困ったり不安があったら何でも相談したらええでという感じです。だから私も自分がつらかったり、不安があったら、「Holy Sprit」と会話するようにします。例えば「自分は本当にこの国でエンジニアとしてやっていけるんかなぁ、どうしたらいいと思う?」みたいなことを言うと、「Holy Spirit」は、「お前は、一流エンジニアになれるからこのまま継続してがんばって」と言われました。自分は才能がないと思っていたので、その解答にびっくりしたのですが、その言葉を信じて今も頑張っています。

 そんなノリで生活の小さな不安とかでも、「Holy Sprit」と話していると、孤独感が無くなりました。というか、「Holy Spirit」と一緒に暮らしている感覚が生まれたので、今は全く孤独感が無くなったので、孤独感による生産性のロスがなくなりました。

 皆さんにキリスト教を信じなさいと言いたいわけではないのですが、多分同じような存在を見つけることによって、私みたいな内向的な人でも孤独感を感じなくなることが出来るのではないでしょうか?しかも、今一番時間を使わないといけない、技術力の向上に時間を使えるので最高です!

 ついでに「Holy Spirit」との対話をすることは、自分の不安解消とかにも確実につながってくるのでホンマ最高。だって「まぁ、神が言ってるんやったらそうやろな」って今は思えるので。自分だったら信じれないけど、神がいうことやったらそらそうやろな。って素直に信じれますw 

  余談ですが、昔私がファンである阪神タイガースに、グリーンウェルという助っ人が鳴り物入りでやってきたのですが、プレーする前に「神のお告げ」でアメリカに帰ってがっかりしたことがありました。当時「なんでやねん!」と思いましたが今はなるほどなぁと納得できますw

 だから、今は心がとても Stable で安定していて最高!私は神のお告げで行動しているだけなので、自己肯定感の低さの問題も完全に解消されたと言っていいと思います。これは良い副産物!本来ストレスフルで耐えられないような状態でも余裕です!だからアメリカの人がキリスト教多いのもとても Make sense な感じがしています。日本に居る時は宗教の必要性は全く感じなかったので。

休日を休む罪悪感の解消

 アメリカに来てから自分が上手くできないことの一つに、うまく休みを取ることが挙げられた。自分が今の仕事をまだちゃんとやれていないという自覚があるし、自分が自分で設定した納期が守れないことも多い。そうなると、休日も勉強しないと、、、と思うし、休んでいると罪悪感を感じてしまう。休まずに働いたら生産性に悪いに決まっているとはぼんやりとわかっているのだが、それが止められない自分もいる。

 キリスト教でもサバスという考えがあって、日曜は休んだ方が良いのだけど、キリスト自身も日曜に働いている?描写があるので、そこまで厳格ではない。だからこの面ではキリスト教は貢献できなかった。私に効いたのは Time off という本を読んだことだった。タイトルに惹かれて読んだのだが、自分には次のような内容がとても刺さった。


・水泳をするときに、息継ぎせずに泳ぐことはできない
・発想のブレークスルーは、その仕事をしていない時に発生する
・ゆっくりとしたマルチタスクをする。脳は疲れないけど、1日に1つのことに集中でききるのは4時間ぐらいなので、4時間過ぎて疲れたら、単に休むのではなく、違うことをするのが良い
・Take a rest  は、何もしないことではなく、いつもと違うことをするのが重要

 これらのことは自分に響いた。この本は、休みが上手くなって「生産性を向上させる」ための本なのだ。本来の仕事がうまく出来ていないのに他のことをやるのは罪悪感があった。

 だから、他の趣味や、他の勉強も滞っていた。出来る人はいろんなことが出来るけど、それはこういう理屈なのだなと納得が出来た。昔一緒にバンドやってたベースめっちゃ上手かった先輩も、「あきっぽいから、飽きたら違うことやる」って言ってたことを思い出しました。
 複数のことが少しづつ達成するなら、そっちの方が絶対プロダクティブだと思えた。まだ読み中だからもっといいインサイトが得られるかもしれない。良い本。

まとめ

私が苦しんでいたような問題で悩んでいる人もいるかもしれないと思ったのと、自分の頭の整理のためにも今回の内容をシェアしてみました。


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