30歳目前人生突貫工事② 過去の傷は根本治療が必要
私は29歳で人生を一旦まっさらにした。
せっかくだから、まっさらになるまで~これからを綴る書き物をまとめようと思い立ち、書き始めました。こちら第二弾です。第一弾→■
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前回こんな話を書きました。
結局、諸々の痛みをすべて恋愛がかっさらっていってくれるのならそれに越したことはない。
恋愛に浮かれてるうちに勝手に痛みがなくなってしまうのならば、私だって喜んでその特効薬の効用にすがりたい。
これを飲めば痛みはすっかり消えてなくなりますよ~ってね。
だけど、私は過去の傷は根本治療しないと治らないと思っている。
心の傷のたとえでよく言うじゃん。
傷に絆創膏貼って治ったつもりでいると、傷を刺激する出来事が起きた時にその傷はまたぱっくり開いちゃうよ。ってはなし。
私はこの説に同意する。
具体例だってある。失恋したての頃、バスを待つ目の前の親子が「月がきれいだねえ」って何気ない話をしているのを見て泣きそうになったことがあるんだけどまさにこれ。そんな何気ないけど愛おしい会話、したかったなあ。。。(うるうる)って、傷がぱっくり開いちゃったのよ。
私が一年かけてやってきたのは、ぱっくり割れた傷口に入り込んだ砂とかゴミとかを痛い痛い言いながら、ひとつひとつ取り除いていく作業だったんだな。激しめの痛みを伴うけれど、傷がきれいに治るために。
恋愛すると魔法がかかったみたいにルンルンになるから、地味な努力は無駄だったのかとつい思ってしまうけど、無駄じゃなかったの。
その泥の中を歩くような、泥の中に落ちた大切なカケラを手探りで地道に拾い集めるような、ひとつひとつのやってきたことの結果が新しい出会いという形で現れただけだから。過程と結果はセット。
だってさ、もし私が今までひとつひとつじっくり対処してこなかったとしたら、まずマッチングアプリなんて登録できてない。いつまでもうじうじ一人泣いてただろうし、嘆き続けてただろうし、私はもうずっと一生一人ぼっちなんだ。って思い続けてたと思う。
なんとなくアプリ登録したのは本当なんだけど、登録してみようと思いつくようになるまでの過程ありきの”なんとなく”なんだよなあ。
もし痛い痛い傷がある人がいるとしたら、伝えたいことがあります。
自分ひとりだと到底傷を癒しきることはむずかしい。
傷の出来立てほやほやのタイミングだと、気づいたら痛んでしくしくする。
だから、この人なら話せるって思える友だちに聞いてもらってほしい。
言ったことを否定せず、一緒に悲しだり起こってくれる人がいい。
取り留めもない話し方で大丈夫だし、結論なんてなくても大丈夫だから、とにかく自分の中に閉じ込めていた悲しさとか恨みつらみとか怒りでも、なんでも自分の外に吐き出してあげてほしい。
もし聞いてくれる人いないなって思ったらセッションとかセラピーとかに行って聞いてもらったらいい。(ちゃんと選ぶ必要あるけど)
具体的にどんなことをしてきたかはまた次回書こうと思います。
世の中のひとたちの傷が日々少しずつ癒えていきますように
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