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* 俳句 *  晩冬 ~ 初春  (季語)

牡蠣を割る無垢を護りし無骨かな  (牡蠣)

待春や日毎の風に訊くこころ    (待春)

残されし我はまことか鬼やらひ   (鬼やらひ)

立つ春に寒もそぞろと退きはじむ  (立春)

堅雪や こころ解ける日を想ふ    (堅雪)
       ホド

いにしへに続く螺旋や栄螺食む   (栄螺)
          サザエ

何度でもやり直せるや焼野かな   (焼野)

約あらば待つは楽しき遅春かな   (遅春)

大空を翔ぶは我なり凧に馳せ    (凧)

海苔掻きの舟を見送り朝霞     (海苔掻き)

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