見出し画像

10周年企画 島田つき洋画イラスト展、ありがとうございました。

「10周年企画 島田つき洋画イラスト展」
おかげさまで無事に終了しました。
たくさんの方にご来場いただきありがとうございました。

あたたかい言葉もいただき、活動を続けていてよかったなあと思いました。
直接のお声がけ、感想ノートに増えていくコメントは宝物です。
今回は芳名帳をBOXにしたのですが、そちらにも感想コメントいただいて嬉しかったです。

またSNS等でいいねやシェアしてくださったり見守ってくださった皆様もありがとうございました。

チラシを置いてくださった施設の皆様、告知を掲載してくださったメディアの皆様、ありがとうございました。

今回の展示は、2024年の9月末で島田つきとしての活動が11年目になるのでその前に10周年として企画しました。
今までで一番規模の大きな展示になったと思います。

楽しんでいただけたなら幸いです。

会場の海とくらしの史料館様、2週間お世話になりました。ありがとうございました。

海とくらしの史料館は日本最大級の剥製ミュージアムで、2.8mの巨大マンボウや4.2mのホホジロザメの剥製もあって素晴らしい施設です。
ぜひ境港にきたときは遊びに行ってみてくださいね。

これからも活動がんばります。


いただいたお祝いや差し入れ、プレゼント。本当にありがとうございます。


カンちゃん募金とは。
今後も活動を続けるという意志と決意である。
募金してくださった皆様、応援ありがとうございます。

今回の展示用に描いた新作。

カンちゃんとクロックロの鳥取県から島根を目指す旅シリーズ。
六角形のキャンバスに5連作で描きました。

ありがたいことに展示期間中に4作が旅立っていきました!
とても嬉しいです。ご購入いただいた皆様ありがとうございます。

ひとつひとつ紹介していきます。

鳥取砂丘
南北2.4 km、東西16 kmに及ぶ広大な砂丘は鳥取を代表する観光名所です。
砂丘の広大さ、その向こうの海に思いをはせるカンちゃんを描きました。


白兎海岸(島根の隠岐の島)
日本神話の「因幡の白兎」をモチーフに描きました。
鳥取砂丘の端に位置する白兎海岸は、この神話の舞台と言われています。
「おきのしま」は諸説ありますが、鳥取と島根の縁を表現したかったのでこの絵では島根県の隠岐の島をイメージしています。
隠岐の島から白兎海岸(100キロ)渡るなんてガッツあると思ったので、力強い兎にしました。


大山
標高1,709mを誇る中国地方の名峰・大山は伯耆富士とも呼ばれています。
大山にある大神山神社の参道を描きました。因幡の白兎とも合流です。
食べているのは20世紀梨のソフトクリームです。


境港
この地です。ズワイガニ(松葉ガニ)の水揚げ日本一の港町であり、ゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげる先生の故郷です。
鬼太郎を通して妖怪好きになった作者が、愛する港の風景を描きました。
海とくらしの史料館を出て左に進むと絵の舞台の漁港や境水道大橋があります。


島根
うさぎも妖怪もらくだも連れて島根県までやってきました。
出雲神話に登場する八岐大蛇。退治ではなくみんなで酒盛りしました。
カンちゃんと下戸のクロックロはノンアルです。
八岐大蛇の正体は氾濫する川とも言われています。水辺の妖怪である磯女はお似合いではないかと思いました。

磯女

最後の一作の境港市の絵は通販でも販売しますので、欲しい方はご連絡ください。
(7000円+送料)

また、チラシにも載せた作品「野原の一輪」原画も旅立っていきました。
ご購入いただいた方ありがとうございます。非常に嬉しいです。

グッズや複製画、ポストカードもたくさんの方にご購入いただきました。
皆様本当にありがとうございます。
自分の作った作品が人に喜んでいただけるものになっていたならこれ以上の喜びはありません。

また、今回は絵画や絵本、漫画のほかに、映像作品の上映もしました。
島田つきの作品、島田つきが関わった作品です。

映画館のポスター風に並ぶ、上映作品関係の絵。

上映作品①
アニメ「カンちゃん 月の石をもらう」
第26回パブリックアクセスチャンネル大賞(大賞受賞)
月にあこがれる子猫の月面旅行! 
8分16秒
制作:Atelier Tuki

上映作品②
絵本「その先と」を映像用に編集し、音声をつけて上映します。
お母さんを探す旅の果てに、子猫が見つけたものは――。
8分30秒
朗読:才子
制作:Atelier Tuki
今回のために、才子さんにお願いして絵本の朗読をしていただきました。

上映作品③
特撮映画「スパイア 蠱毒の妖姫」
第28回パブリックアクセスチャンネル大賞(PAC番組協議会会長賞受賞)
幻想怪奇ロマン特撮怪獣映画。山陰にある伝説を元に作られています。
監督:谷山龍 約26分
才子さんはこちらにも出演しています。
また、役者でもある谷山監督にはカンちゃん月の石をもらうで神様役をしていただきました。

上映作品もじっくり観ていただき、感想などもいただきありがとうございました。

「スパイア 蠱毒の妖姫」のアニメパートの原画も展示しました。

また、ご来場者に無料で特典やパンフレットをお配りしていました。

特撮映画「スパイア 蠱毒の妖姫」の名刺。

絵本「その先と」の迷路。

アニメ「カンちゃん 月の石をもらう」の”月の石”。

用意した分、なくなっていて幸いでした。
クロックロの書斎のショップカード。

シール。

ARマーカーのカード。


QRコードのように読み込むとキャラクターが出てきます。
「飛びつきカンちゃん」と、「百鬼夜行絵巻」バージョンがありました。

また、会場にも設置しています。読み込んだあと、キャラクターをタップしてみてください😊

漫画パンフレット2種類。

展示の一部を紹介。

クロックロの書斎の世界観について。

~~~
この森は動物が文明と野生のはざまで生活している。
森の周辺は、そんな動物と、人間が一緒に混ざって生活をしている。
人と暮らす動物もいれば、動物だけや人間だけで暮らす者もいる。
もっと外に行くと、文明は人間のものだけらしい……?

そんな森の中心にある洋館で暮らすのが、
ボク、クロックロと助手のカンちゃんだよ!

~~~


絵本「その先と」

映像も上映しましたが、絵本も展示しました。


漫画作品たち。
「黒ねこカンちゃんの四コマ劇場」
「黒ねこカンちゃんとクロックロの書斎(日常・お留守番)」
「はじまりと」
「森のアイちゃん」

漫画作品も評判がよく多くの方に観ていただけました。
特に森のアイちゃんは小学生がみんなで読んでくださっていて嬉しかったです。


黄金のカンちゃん招き猫。

F20号の新作「クロックロの書斎と世界」

知恵の実を食べた動物たちの宴。

「クロックロの書斎」は、書斎にこもっていたクロックロが、カンちゃんを通して外の世界に関わっていく物語です。
そのテーマを一枚の絵にしました。
こういう大きさでクロックロやミィくんを描いたことがなかったので、なかなかの存在感となりました。

テーマ性はおいておくと、絵としては林檎が描きたくて描きました。
絵画の定番じゃないですか、真っ赤な林檎って。一度描いてみたかったのです。

リクエストで「カンちゃんカード」を描くというサービスをしていました。ワンコイン(500円)です。
カンちゃんだけではなく描けるものなら何でも描きます♪
今回はカンちゃんカードのほかに、似顔絵も描かせていただきました。
ご好評で何よりです。


小説も展示・販売していました。
廃部寸前の映画研究部の、高校生の青春ストーリーです。ミステリー・ホラー・恋愛の三本立てとなっています。

展示の様子

これもこっそり貼っていた作品についての文章

画家がうだうだ言っているのもエンタメの一つかと思っている。

……なんて冗談にするなよ。本気で書いたんだろ。本気だったなら冗談に何かするな。

いや面白く読んでくれたらいいな、というのは本当。
本当に30年後に絶対展示に来なくったっていいんです(来てくれればそれは嬉しいですが)。私もあと30年は元気にやっていくつもりだから、みんなも元気でいてね。くらいの気持ちです。
何だったら再生医療が発達して、人間は普通に120歳までピンピンしているかもしれないじゃないですか。

そういう、100や200ある人生の楽しみのほんの一つに、島田つきの展示があればそれでいいんです。

「虎になる」は山月記ネタ。
”森で猫になるクロックロ”は、”山で虎になる李朝”なのかもしれない(?)。


10周年の展示に関わってくださった皆様に心からの感謝を。
またどこかでお会いしましょう。

クロックロ「ありがとね!」


~さっそく告知~

次のイベントは9月27~10月1日の「アンデパンダン絵画展」です(米子市美術館 第一展示室 10~18時、最終日のみ16時まで)。
島田つきは2作品出展しています。今回も展示した「学校の怪談」「スパイア 蠱毒の妖姫」(メインビジュアル)です。

美術館で他の方の作品と並んでいるのを見るとまた違った印象かもしれません。
また、無審査のアンデパンダン展は個性豊かな作品が揃います。いろいろな方の作品が展示されるので予定が合えばぜひご来場ください。


その次は10月5・6日の「第13次 米子映画事変」のネギマンマーケットに出店します(米子市公会堂 ホワイエ 5・6日(日)10~16時)。
両日出店します。
米子映画事変HP
https://www.yonago-eiga.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?