見出し画像

『体験が商品のラーメン店』

ハイボール担当です。皆様は『体験』という言葉から何を連想されますか?テーマパーク、ミュージカル、旅行、キャンプ、などが一般的に連想されるものでしょうか。楽しい、ワクワクするというような感情も連想できますよね。単純に定義してしまうとすれば、『レジャー』という言葉が一番しっくりくるのではないでしょうか。大昔に旅行に行く前の準備すら楽しいと、私の姉が言っていたことをフッと思い出しました。ここに今回の 『体験が商品のラーメン店』の解が隠れていたりします。しかしながら、私は旅行の準備が楽しいと思ったことなど一度もありません。なんなら、準備が嫌いだから旅行も好きではないみたいな感覚すらあります。ですが、意味は理解出来ます。企画段階から、準備も含めてイメージしストーリーとして描くことで、その全てにワクワクするわけです。ただ上記に挙げたような、レジャーは思いついたその日に実行することってなかなか難しくないですか?思いついたその日に実行できる、『身近なレジャー』って何かないかな?

あります!飲食店です!

その中でも予約が不要なラーメン店はそれこそ、その日の思いつきで足を運ぶことが可能な業態です。『飲食店は一番身近なレジャー』だ!というスローガンが弊社の中で流行った時期がありました。note第1話での『お客様に喜んでもらう為には』という思想が一番強く根付いている弊社の社風を考えると、当然といえば当然なので口で言うのは簡単なのですが、これ体現していただく事は、容易な事ではありません。


画像3

表題の『体験が商品』ということにフォーカスした記事を書く理由は、一般的に見たラーメンというカテゴリーを市場のライフサイクルで考えると、成熟期の末期。山ほどラーメン店があり、脱サラ個人で一発あててやろう!で一世風靡した時代は去り、飽和状態と言っても過言ではない市場に変貌を遂げました。「美味しいのは当たり前」の市場です。なので、味だけでお客様の支持を得る事が非常に難しくなっています。では、何を持ってお客様からの支持を得るのか?ここで肝になる考え方が、「美味しい」を突き詰めて考える事です。個人的にはこの世の言葉の中で、一番抽象的な言葉であり、掴みどころがない言葉だという認識があります。理由は、各個人の好みに完全に左右されるからです。なので、100人中100人の「美味しい」を得る事はほぼ不可能に近いわけです。

画像2


ではどの様に付加価値をつけ差別化するのか。

一言で言い表すと『加点方式』で勝負する。です。単純に期待値を満足度が上回れば、必ず選んで頂けるという理屈なので、味・ビジュアル・空間・接客etcを加点方式で訴求し満点以上を獲得していく事が今のラーメンの市場で支持を得る為に重要な考え方になってきています。但し、加点方式でのブランディングの過程で一貫性を感じてもらえないと、ハリボテ感満載で見向きもされません。これも非常に悩ましい難題です。それほど、お客様の満足度の移り変わりも激しいと言えます。では何をどうするのか。

シーンの訴求です

そして、シーンを訴求する上で自ら描いたシーンから外れた事をやらないことで一貫性を保つ必要があります。テーマパークのCMなどを見ていると、鮮明に自分が体験している、来園しているイメージが湧きませんか?まさしくシーンの訴求ですよね。この訴求から一貫性のある、トータル的なブランディングをしていく事が鍵になってきます。一貫性の観点から見ても、弊社が「コンセプト」作りに力を入れる理由も頷けますね。


画像3

弊社の場合を考えると「店舗をSNS等で発見 → 誰と → いつ → どの道を通って → どのような会話をして → どのようにして帰路につくか」 までを一つのストーリーにしていかにして訴求することができるか。

立地選定、店舗内外装、商品のビジュアル・味、食器やその他マテリアル、店舗スタッフの制服、店舗を際立たすための組織運営etc

コンセプトの元、一貫性を持たせ、訴求して、売っていくという考え方『体験が商品』という辻褄になるわけです。飲食店は一番身近なレジャーだという考え方から『体験が商品』と謳うことは必然とも言えます。

画像4

結論

普段使いの飲食が主流であったラーメン店が、市場の変化とともに、普段使いのレジャーに変化しつつある点を紐解いて、時流に合った付加価値を見極め訴求していく事が生き残っていく為の条件であり、お客様に選んで頂ける方法であると。5年後、10年後は『体験が商品のラーメン屋』も全く通用しない市場になりうる可能性大ですが、市場の変化とともに銀の葡萄も成長を遂げます。どの様な市場になろうとお客様に支持を得続ける事ができる、会社であり続けたいものです。「神虎」「座銀」「〇de▽」「フラン軒」弊社ラーメン部門4ブランドですが、弊社の代表壽量の天才的な0→1の能力を是非皆様にも体現いただければ幸いです。第3話もご拝読ありがとうございました。ではまた第4話で。

※FC加盟店募集 

※弊社代表0→1の天才壽量 飲食店プロデュース相談受付中

気軽にDMください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?