皆様こんにちは😊
Siluro Music代表の生津祐輔です。
今回のテーマは文章にするのが大変でした。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
今回のテーマは共鳴
歌において共鳴はとても重要です。
まず発声の仕組みを簡単に説明すると、
肺から息が送られる
↓
息が声帯に当たる
↓
声帯が振動
↓
咽頭腔・口腔・鼻腔が共鳴
という流れになります。
※細かく言うと声帯の上には喉頭室という空間があったり、喉頭蓋の動き、咽頭腔は下咽頭、中咽頭、上咽頭に分かれていたりとありますがここでは省きます。
ざっくり言うと、
喉の奥、口の中、鼻の中に声が響くことを共鳴と言います。
頭頂部、胸の振動は共振と言い、共鳴とは異なります。
共鳴は通る声、声量、音色、音質、美しい声という歌声に大きく関わってきます。
ではしっかり共鳴させるにはどうすれば良いか。
こちらは文章ではなかなか難しい面があります。
一人一人の発声や歌声によりアドバイスが変わるからです。
母音による響く位置や口腔内の形の変化
声質やクセ
息の量
声帯の閉鎖具合
骨格
によってアドバイスが変わります。
ですが全員に当てはまるポイントとしては、
まず口の中の空間をしっかり保つことです。
空間があるほど声はよく響き、高音も出しやすくなります。
具体的には軟口蓋(口の奥のやわらかいところ)が上に上がり、舌は柔らかく、舌根(舌全体的に)は適度に下げる。
よく言われるのはあくびの時の口。
最も口の中に空間が生まれます。
共鳴とはお風呂場や教会では声が響きやすい現象と同じです。
空間に音が響くのです。
アコースティックギターやヴァイオリンなどもそうですね。
どちらも大きさや造られた木の材質によって音の響きや質が変わります。
アコースティックギターの場合はボディの大きさにも種類があります。
ヴァイオリンの場合は大きくなるとヴィオラ、チェロ、コントラバスと楽器自体が変わります。
上質な木材が使われている程値段も上がり、ギターでは単板の方が音がより豊かに響く為、オール単板で更に現代では輸入禁止となったハラカンダ材が使われているギターとなると更に上質な音が鳴り、木材のトラ目も美しい。
しかしプロのシェア率が高いJ-45への憧れもあり、あのフォルムは素晴らしく…
ギターを語ると長くなるのでストップ笑
つまり共鳴を簡単に言えば、
空間に起こり、空間が広いほど響くもの。
まずは力が入らない程度に口を大きく開けてみましょう。
開口の大きさにはボイストレーナーの間でも賛否両論あり意見が別れるところです。
開口しすぎると響きが散るという意見や、
力みが生じて綺麗に響かなくなるという意見もあります。
またファルセットの場合は口を開けすぎると声帯の閉鎖と弛緩のバランスが難しくなり上手く出せなくなったりします。
何より母音によっても大きく変わります。
しかし地声の高音に関してはやはり軟口蓋は上がり、喉頭は上がらないようにすること、
つまり空間を保つことが重要です。
私は力まない程度にできるだけ大きく開けた方が良いと指導します。
それが一番共鳴を体感するのに最適だからです。
口の開けすぎで力むのは駄目です。
首、顎、舌に無駄な力みが生じると綺麗な共鳴が起こりません。
歌が上手い人は顎関節が柔らかい人が多いです。
それは自然に口を大きく開けれるからです。
最後に共鳴を感じやすいトレーニングをご紹介。
まずハミングします
そしてハミングしたままゆっくり口をあけAh〜とロングトーンをします
鼻腔と口腔の共鳴が合わさり、楽に綺麗に声が響くことを体感できます。
お試しください😊
記事を書きながら今回のテーマは動画にすることが一番分かりやすいと確信しました笑
近いうちに動画での解説をお届けします✨
今回の記事も是非皆様のトレーニングにお役立てくださいね✨
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生津祐輔
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