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2024年4月の記事一覧
「華氏451度」を通して考える、本が語ることとは
「華氏451度」という作品はご存知だろうか。
レイ・ブラッドベリによる著作で、舞台は近未来のディストピア。どこの家庭にもテレビが埋め込まれた壁が複数枚あり、一緒に暮らす家族よりもテレビを眺めて暮らしている。本は人心を惑わすとしてありとあらゆる本が禁制品となり、「消火士」たるファイアマンは本を焼き払う「昇火士」に実態を変えた。皆が皆画一化された意見しか言わず、少しでも「普通」から外れた人間は異端の
厳しさの裏に隠れた本質、そして愛情~「20代で身につけるべき『本当の教養』を教えよう」~
優しい嘘で誤魔化されることと、厳しい現実を突きつけられること、どちらがお好みだろうか。
或いは、どれだけ出来ていなくても小さなことを見つけて褒めてくれることと、出来ていないことに対し正面から「出来ていない」と指摘し、改善点を提案されること、どちらの境遇に立ちたいだろうか。
人それぞれ、状況にもよるだろうから、回答にはきっとばらつきが出るだろう。
しかしもし、貴方がどれだけ厳しい言葉でもいい
あらゆる創作の悩みを解決する……かもしれない本のご紹介~「物語のつくり方」~
「クリエイティブ」というのは、実は案外論理的なものだったりする。
勿論発想力が肝要な部分もあるだろう。だが発想力だけでは曲は書けないし、刺繍も出来ない。音楽コードとコード進行だったり、ステッチの刺し方だったりを知らないまま、むやみやたらに始めたところで、形に出来るのはごくわずかな天才だけだろう。
こと小説においても同じである。だというのに、自分も含めて何故か発想力とか想像力の方に目がいきがちな