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憧れのロシア

私はフィギュアスケートが好きだ。

もちろんやる方ではなく観る方である。

特に昨今フィギュアスケート女子と言えばロシアだ。
名匠エテリ・トゥベリゼコーチのもと、厳しく練習したロシアの少女たちがほとんどすべての大会の表彰台を独占している。

私がスケートにはまり始めたころから女子の世界ではロシアが強かった。

そのため、極自然に私はロシアという国自体に興味を持った。

ロシアといえば寒い、広い、文字がすごい、共産主義だった、くらいのイメージであろう。
それは私もそう。なんなら未だに変わらない。

ロシアに興味を持ってしまった私は、取り敢えず大学の授業でロシア語を選択してみたりした。

その時、先生は一部の学生に「なんでこの授業を選んだの?」という質問をして、答えさせた。

フィギュアスケートに興味があって、という学生は一人もおらず、びっくりしたものだ。
その時の回答としては、「軍事に興味があって」「建物が好き」「バレエが好き」が主であった。

一般大学生の例に漏れず、一年間ちょろっと勉強しただけでは、もうロシア語なんて忘れてしまったけれど、授業はとても楽しかった。
先生の学生時代の留学した際のエピソードや、先生の着ていたキリル文字のTシャツ(欲しい!)なんかが思い出に残っている。

あまりにも好きだから、なぜロシアに対して憧れを抱いているのか、考えた。
理由は4つ。

①広いから

②寒いから

③アジアとヨーロッパにまたがってるから

④(ヨーロッパロシアにおいてしか知らないけれど)かわいいものが沢山あるから

かっこよく言えば、その広大さに可能性を感じていたらしい。

それだけではなく、ただ単に何もない広い土地への憧れが強い。
高校生の時に図書館でみたシベリアの写真集に影響を受けているのは確実だ。

地平線のその向こうまで苔と水たまりが延々と広がる景色に驚いて、行ってみたいと思った。
多分何もないところに行きたいなんてどちらかというと少数派だろう。



4つ目のかわいいものがたくさんあるというのは、単純に好みだということ。

そもそも寒いのは好きな方だし、文化的側面は知るほど面白く、憧れの気持ちは募っていくばかりだ。




もしこんな世の中でなかったら卒業旅行に手軽であろう、ウラジオストクに行きたかった。

しかし、用意も足りず、また情勢的にも許される状態ではなく、それは実現しなかった。

典型的な日本人らしく、無宗教だけれど神様はいると漠然と思っているタイプなので、高校生のころから憧れていたロシアに軽い気持ちで行くなという神様のお告げだとでも信じることにしている。



実際行きたいという気持ちだけが先走りすぎてしまい、行って何をしたいかという具体的な点はほぼ決まっていない。

一つ挙げるなら、シベリア鉄道に乗ること。
もしくはスケートの試合観戦をしにメガスポルト(スポーツ施設?体育館)に行くのもいいかな。



私の人生で必ずロシアに行くというのは決定事項にしている。

母親にはそんなに好きなら前世ロシア人だよと言われた笑。


卒業旅行はもう一度チャンスがあるのだから、もし海外に旅行できる世の中になっているのであれば、行けますように。

願望ではなく、絶対に行くんだと信じて。

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