見出し画像

ひさびさに運動療法してみた…

はじめに

最近、私の周りに股関節の調子が悪い人、の調子が悪い人、の調子が悪い人、足首の調子が悪い人が立て続けにやってきて、「私に診てみて」って依頼してくれたので、超久々に運動療法してみました。
その時に感じた事、思ったことを書いてみます。

肩の調子が悪い人

肩関節ROMの被検者をやってあげたら、その後から痛みと可動域制限が軽度ながら出ちゃったとのことでした。ひとまず肩甲上腕関節に感覚入力して、ローテーターカフに等尺性収縮をさせることで骨頭求心位を再学習させてあげてみたら「調子よくなった」って言って帰っていきました。

足首の調子が悪い人

もともと偏平足で悩んでいたとのことでしたので、距腿関節の正中位での動きを再学習してもらった後で、距腿関節正中位での足底荷重をくり返し運動学習してもらいました。完全に調子が戻った訳ではない様子でしたが、ひとまず改善はしたようで翌日以降も症状は軽減している様子でした。

股関節の調子が悪い人

臼蓋形成不全で股関節OAだとのことで、天気が悪かったり、疲れがたまると症状が出るとのこと。今回は疲れがたまってどうしようもなくなったとのことでした。今回も股関節の感覚入力後、殿筋群に収縮入れたらよさそうだったんですが、どうも体幹側の支持性もやや低下している様子がみられましたので、ごく簡単に起立動作中に体幹筋を促通しつつ殿筋群の収縮を入れてみたところ、そこそこの結果が出たようで、喜んでいただけました。

腰の調子が悪い人

脊柱側弯が軽度ある方で、バイクで転倒後から腰が痛くて眠れないなんて言うから、脊柱のモビライゼーションをやってみました。転倒時のエピソードに下顎をぶつけたってのがあったんで、顎の調整も久々にやってみました。1回のセッションで治るとは思えなかったのですが、2回目ができてません。悪くなってなきゃいいんですが…

気づいたこと

・エピソードや症状、触診したり、動かしたときの反応に合わせて治療アイデアを展開していく速度がメチャクチャ遅くなってる…
・触ってる指先の感覚や抵抗運動の時の手の感覚がお話にならないくらい鈍ってる…
・治療してる時に、疲労により前腕に振戦が出る。要するにスタミナが無くなったし、リキみ過ぎ
・それでもそこそこ結果は出る

おわりに

これまでも、飲んだときなんかに後輩の肩回りを適当にいじったりはしてましたが、他人にしらふで運動療法するのは久々でした。で、「今の状態では臨床じゃ使い物になんねぇ!」ってのが自己評価です。
まずは腕立て伏せや腹筋なんかのフィジカル造りをしていかなきゃいかん。
とはいえ理屈の方はそれなりに使えそうなのは判ったので、そちらは収穫でした。いままで学んできたことはホンモノだったって事だろな。
しかし、ごく簡単にとはいえこんなに理学療法っぽい治療のことを書いたの初めてですが、個人情報とかコンプライアンス的には大丈夫でしょうか?
加えて読者の方にとって楽しいものになってますでしょうか?

まとめ

マジメに取り組んできた知識はそう簡単には色褪せないモノらしい。
が、加齢による体力低下に対してはかなり気合を入れて回復させないと、あの頃の輝きは取り戻せないかもよ。ってこと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?