閉鎖環境試験編における戦闘シミュレーションの捉え方について
◯はじめに
ワールドトリガーの戦闘には「実戦」と「訓練」の2種類があります。
実際のエピソードで見てみると
となります。
ここで疑問に思ったのが、
ということです。
実際にアンケートを取ってみたところ
このように戦闘シミュレーションを「戦闘」ではなく「座学」として捉えている人が多い(傾向がある)ことが分かりました。
自分は戦闘シミュレーションを「訓練」としての「戦闘」と認識して読んでいたので、そもそも「座学」という認識はなかったのですが、ここで改めて自分がなぜ戦闘シミュレーションを「戦闘」と認識していたのかを考察してみました。
◯戦闘の要素
私は以前に考察の中でワールドトリガーにおける「戦闘の要素」について書きました。
この考察では「戦闘の要素」を
としましたが、戦闘シミュレーションの場合はやや当てはまらない部分もあるように感じました。
特に異なるのが【戦闘技術】で、【トリオン能力】や【トリガー性能】は戦闘シミュレーションでもある程度はデータとして再現されているものの、【戦闘技術】は実際にトリオン体を生身のように操縦する普通の戦闘とは違いパソコンでの操作になるため、【戦闘技術】が高いキャラクターが戦闘シミュレーションに苦戦している描写が確認できます。
今までの戦闘と比べると明らかに性質が異なるので、戦闘シミュレーションを「座学」と認識する人が多いのも頷けます。
◯戦術特化の戦闘訓練
ワールドトリガーにおいて勝負を決めるのは
であることはもはや言うまでもないかもしれませんが、戦闘シミュレーションの場合は戦術に特化した戦闘訓練と見ることができます。
例えば水上9番隊の場合、戦闘員(水上/荒船/照屋/樫尾)の戦力は決して低い訳ではありませんが、A級レベルとまでは行かない印象があります。
しかし水上9番隊はいわゆる「水上戦術」で無双に近い勝率を叩き出しています。
戦闘シミュレーションの場合、隊員ユニットの戦力にそこまで部隊ごとの格差がないので、勝敗を左右する要素として戦術の比重が大きくなっています。
トリオン能力がずば抜けている千佳ですら、戦術で対策できている描写があります。
さらに特殊戦闘シミュレーションになって使うユニット(トリオン兵)を作れるようになると、今までの「現有戦力から戦術を組む」のではなく、「戦術から戦力を創造する」ことができるようになったため、いよいよ「戦術が物を言う」戦いになっています。
もちろん戦闘シミュレーションは「実戦」でもなければ実際にトリオン体を操縦する「訓練」でもありません。
しかし「トリオン兵の指揮・操作」は「実戦」でも行われています。
大規模侵攻編でもヴィザがトリオン兵を指揮・操作している描写があります。
戦闘シミュレーションが今後の近界遠征や玄界防衛でボーダー隊員がトリオン兵を指揮・操作する「前振り」だとするならば、単なる「座学」ではなく「戦闘」の要素も含まれているような気がしますね。
◯終わりに
戦闘シミュレーション、ゲーム化してくれませんかね……?
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