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地元がない人はビジネスで成功しやすい話

仕事先でお客さんと、このnoteやモノづくりをして生きてますという話をしたところ、「僕には地元がないんだよねぇ…」という話になり、
思ったことがあったので書いてみようかと思います。

そのお客さんは東京ご出身だそうで、小中高と同級生の人数が覚えきれぬほど居れば、小中高でクラスメートが入れ替わり、一定して誰かと仲良く過ごすという思い出がないのだそう。

同窓会とかもなければ集まる人もいない。

大都会の学校といえば、マンモス校に揶揄される大人数の学校ばっかりというイメージはあったのですが、人口密度が日本一の自治体:東京で育つとそのようなライフスタイルになるということを改めて知りました。

幼稚園から中学卒業までまったく同じクラスメートだった地方出身の私のパターンとは、ある意味真反対な生き方です。

東京で育つとそのようなライフスタイルになるのかぁーと思いつつ、私が今まで人生で見聞きした話と照らし合わせて、とあるポテンシャルに気づいてしまいました。

それはビジネスがやりやすいってことじゃないかなーと。

「なんで都会で育つこととビジネスのやりやすさに関係があるの?」
って思いますよね、それを長ったらしく語ってみたいと思います。


●属人性=頭残りな大きな要素がひとつ無くなる

最初にサッパリ言ってしまうと、後ろ髪を引くものがないからだと思うんです。

思い入れがないからどこでも同じように暮らせてしまう。

地元という呪縛”に縛られないので身軽であるということですね。


身近な例を出してみましょう。
我らが北海道の大スター「大泉洋」を作り上げた、水曜どうでしょうのディレクター藤村さん(通称藤やん)とプロデューサー嬉野さん(通称うれしー)。

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この方々なくして今日に語り継がれる水曜どうでしょうは成立しませんでした。
この方々、ともに北海道出身ではないんですね。
それぞれ愛知県と佐賀県出身で、ともに東京で数年お仕事されてから北海道へいらっしゃってるんです。

水曜どうでしょう製作陣のお二人が仰ってたのですが、基本的に北海道育ちの人はズルくないのでダマしやすいそう。

北海道は優しい人が多く、商売に共通するズルい発想というものがあまりない。優しいってもんじゃなく、優しすぎるくらいに。

北海道の人も見かけ上は東京のコンテンツを見よう見まねで真似したりはするのですが、土地柄(性質)が違うことまで熟考せず、お金をただつぎ込んでB級モノを生み出してしまう失敗パターンがあるそうです。

ビジネスとしてやるって部分が足りない!と仰っています。
コスト&ベネフィットともいいますかね?


西村博之さんが札幌にいらっしゃった時も同様に、北海道は本州内での地方移住と違って、ほとんどが開拓移住者の末裔なので移住者に優しい面があるから移住しやすい土地だと仰られてます。
北海道の開拓時代は厳しい気候風土であったせいか、助け合いの精神が育まれたそうですからね。

若者の私がビジネスを語るのもアレですが、あり得る側面として「いかに騙していらないものを売るか」が拭いきれない本質としてあると思うんです。
北海道人は優しすぎるのでそれが苦手か、できない。

(逆に助けてくれるんならスタートアップの支援やただ純粋に助けてもらえばいいんじゃね?と私自身、思ったことがある)

助かりたいのはみんなだろうけどね。。。
"お金配りおじさん"こと前澤さんや、青汁王子さんのフォロワーをチラ見しつつ。

青汁王子さん、フランスまで行ってひろゆきさんに「釣った魚を与えるより釣り方を教えた方が吉」(訳~お金をただ与えるより、ビジネススキルを教えた方が得)と教わったハズですが、
21年末現状倣っているようには見えない…社長気質・バカなのかな?


●人を傷つけるのに最適な方法は、その人の所属グループを貶すこと。

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そんな他人思いで優しさから生まれる道民気質も相乗し、さらに地元思いなんてものとも関連したりするかもしれません。

北海道の都市構造/都市分布って隣の自治体の市街地まで畑に囲まれた道や峠道が数十キロと隔ててたりします。車が無ければろくに行き来できないくらいに。なので明確にそれぞれ村社会っぽい地元性があったりするんですね。

同じ北海道のはずが、街一つ違うだけで人が互いに「OO市の奴はなぁ〜」とか言っちゃったりするんです(笑)

私はロジカル人間なので都市圏の違い=優劣さに結びつかないのですが、他の人は長くその街に住み続けていると地元愛なんてものがそれを発現するのかもしれません。
それがご当地やB級グルメを生み出し、域際収支の増加に繋がればいいんですけどね!笑 (競争をビジネス思考にもってく意味です)

※後述ですが、どうやら景気によってその属人的感情は左右されやすいらしく、不況であればあるほど他者他地域との違いを売りモノにしたがる人間心理があるっぽいです。


結局のところ、地方に押し込まれちゃってる私でいうと、いかに地元思考を圧し殺せるかで今後の成長度合いが変わってくるんじゃない?って結末になりそうです。笑

確かに、地方生まれ地方育ちかつ在住の私からすると、自分を構成する精神支柱的なものの中に地元の存在ってものが確実にあります。
そこには物心ついた頃からずっと一緒にいる仲間もですし、そんな彼らとともに遊んだ愛着ある土地も含んでいるワケです。この前、地元の100年後の景色が見たいので長生きしたいって記事書いちゃってますからね。

だからこそ、ゆったりと流れる地方特有の時間の流れ方の中、何かの活動源となって地元に残って衰退する地元を元気付けて生きたい、残していきたいって思考にもなりうるワケです。そんなパターンもあります。

ある意味で、その分に容量を割くことで制約を自分に課しちゃってるワケでもあるんですよね。
自分の活動根源/精神支柱に地元を背負っていないと、身軽なワケです。
自分を縛りつける土地と人がないわけですからね。
なので日本全国どこでも生きていけちゃう適応能力があると言っても過言ではないです。つよい!
私もフリーランスなる生き方に憧れがあったりしますしね!

●最近話題の成田悠輔博士もこう言っている

イェール大学助教授の成田悠輔 博士この動画53:27~で、
「いかに一個人がいかに地元性を捉え直すことができるか〜」と仰っています。
やはり金銭的幸福を突き詰めると、同じところに行き着くのだろうか。


さて!
上で述べたことを簡単ににまとめてみると、

①地元を背負ってる人は地元に残る友達とのご飯や関わりの楽しみを活動の原動力に活動・生活できる!

②地元を背負ってない人は仲良く付き合う人や地元に縛られない分、47都道府県どこでも自由に仕事ができる!

というツータイプに分けることができるようでした!

今では日本全国にリバ邸というクリエイターが多いシェアハウスもあるので、それを巡ってみるという生き方も楽しそうですよね!

と、思いつきで地元を語るシリーズ、書き殴ってみましたー。
アディオスです٩( 'ω' )و

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若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。