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2020/6/2 高知競輪予想

昨日、ニコ生で500バンクは難しいというコメントがあったので、敢えて500バンクの予想記事を買いてみました。先に予想から。後から雑談の流れで書きます。

まずは、初日のラップ状況です。上がり以外は私の手計測なので0.1~0.2秒程度は誤差があると思ってぼんやり見てください。

キャプチャ

こうやって見ると、Aなら小原、Sなら日野に目が行きます。しかもありがたいことにどちらも準決勝で他に初日先行した選手と当たりません。500バンクは特殊ですが、特殊ゆえに初日から500で好結果を出してくれていると狙いやすいとも言えます。

6R 小原がカマせば問題ない

自信度B

小原がHカマシ決めれば時計差でほぼスジ決着が望めます。番手の宮本佳樹は3番手で追走できていました。番手でも大丈夫でしょうし、差せなさそう。不安要素は小原がカマす前に山本奨がB取ってるとき。小原に捲りの決まり手がない。自分だけ届く差しオチですが、そこフォローしたくない。

179本線 1-7-53
押さえられれば7-1

おそらく本線1番人気ですが信頼したいところです。

9R 日野は4角までは持つ

自信度B

日野の先行ラップが良い。番手高原が勝ち上がれるチャンスも1着力のない選手なので買い方は慎重に。後ろの室井は昨日の伸びの無さでは思い切って切りたい。相手は日野の残り目と特選同期連携の伊藤小川まで。

3連複 1-234-234

123は人気だと思うので日野になんとか残ってもらいたい。

500バンクとの付き合い方

昨日の放送で500バンクの話になった部分から。まあ、コーナー数の話は放送を見ていただくとして、そこにさらに仕掛けの話を加えてここでは書こうと思います。

結局、距離あたりコーナー数が少ないのが500バンクであり、それで先行が後続をコーナーで振り回せるチャンスが少ないから先行は「保たない」わけです。もちろん直線が長いというのもありますけども。ただ、逆にいえばコーナーが少ないのでS級に限ると「カマしやすい」というのがあります。

S級とA級での自力選手の違いは単純にスピードとスタミナです。まあ能力ってことなんですが、スピードはわかりやすいですがスタミナってあまり気づけなかったりします。やはり上のクラスになればなるほど、踏める距離が長くなります。

S級での400バンクの先行って大体ジャン先行です。それは残り600MとなるJの位置からコーナーに入り、後続がカマしにくくなるからです。逆に航続距離がすこし短いA級になるとホームカマシが多くなります。A級で600M踏める人ってなかなかいません。ジャンから押さえて先行体制取るんだけどコーナーのないホームでスピードあれば叩き返せるんです。

ですが500バンクになると状況が逆転します。500バンクでの残り600Mってジャン過ぎの赤板2Cです。ここで先行体制を取った直後にホームがやってきて、牽制しづらい部分に到達します。つまりカマシタイミングです。S級の自力型ならここからカマしても出切れて保ちます。

これがA級になるとそもそも踏める距離がみんな短いのでホーム手前から押さえ先行になる。カマそうと思ったら最終1コーナーでようやく残り400Mです。スピード差が小さければここで先行の番手に牽制を喰らいます。

これが500バンクが難しい正体です。400バンクとは展開が真逆になる、といってもいいでしょう。ですが、理屈を理解すれば400の逆、って感じで予想して展開予想がちょうどハマるようになると思います。

逆に333バンクはどうなのか

逆に333バンクはどうでしょう。これはクラス差よりもバンク形状の影響が大きくなります。単純に500バンクは500Mでコーナー4つですが、333バンクだと6つになります(400バンクなら約5つ)。

これはどのクラスでも常にコーナーを回っている割合がコース形態上多くなるわけですから、常にカマしづらいバンクとなります。333で先行が有利になるのは直線の短さだけではありません。ってことです。

もちろん、こんなカマしづらいバンクでカマシが決まったらもっと有利です。333だけど力違いすぎてカマせるだろう、って予想が成り立つのであれば狙えばよいと思います。そんなカマシに番手が追走できるのかという別問題はありますけどね。逆に、カマシが少しでも怪しいと思えばそこは波乱チャンスだったりするかもしれません。カマシラインが人気だったらなおさらですね。

漠然と500は先行不利、333は先行有利。としか語られていませんけど、その理屈と脚力・級班(クラス)によるかみ合わせを理解すると、もっと展開予想にハリが出ると思います。直線の長さ・カントはみんな意識していると思いますが、コーナー数と航続距離はあまり注目されていない部分で、オッズもおいしくなります。忘れ去られた長年の競輪常識をしっかり知れば500バンクも怖くないでしょう。

ただ、私としてはやはり500バンクは数が少ない=サンプルが少ないという意味では好んで打つ条件ではないです。特にチャレンジレースになると500M駆けるのすらままならない選手だけによるレースが続出して、負け戦にでは特に時計で判断できない番組が出てきちゃいます。レース選びは慎重にするのはどの条件でも変わりませんが、500は個人的に500M時計の信頼感が上がるS級のほうが打ちやすいと思ってます。

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