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Lマウント用 DC DN Contemporaryシリーズで動画も静止画も楽しむ

本日7月10日は「DC DN Contemporary シリーズ」のLマウント用の発売日!(そして100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporaryも!)
そこで今回は、この3本とfpで撮影した動画と静止画によるレポートをお届けします。

今日の当番|M

"DC DN Contemporary シリーズ"って?

今日ご紹介するDC DN Contemporary シリーズとは
16mm F1.4 DC DN | Contemporary
30mm F1.4 DC DN | Contemporary
56mm F1.4 DC DN | Contemporary
の3本からなるレンズシリーズです。
このシリーズのポイントはざっと以下の通り。

・16mm、30mm、56mmの単焦点。
・APS-C用のミラーレス専用設計。
・F1.4。とっても明るい。とってもボケる。
・でも、合焦部分はシャープな描写。
・軽量コンパクト。
・動画撮影にも最適。

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ラインナップにLマウント用を追加

そんなDC DN Contemporaryシリーズに、ソニー Eマウント用、マイクロフォーサーズ用、キヤノン EF-Mマウント用に続き、今回Lマウント用が新たに追加されました。

ちなみにマイクロフォーサーズ用とLマウント用の外観の違いはこんな感じです。

アートボード 1-100

Lマウント用にはレンズの根元部分に耳(?)が付いているのが目印。
SIGMAのfpにはもちろん、ライカ、パナソニックのLマウントカメラでも使用することができます。

35mm判換算では画角は1.5倍に

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DC DN Contemporary シリーズはAPS-C用レンズのため、画角は35mm判換算で1.5倍のそれぞれ24mm、45mm、84mm相当に。
広角・標準・中望遠と、使い分けのしやすい画角になります。

Vlogやウェブカメラなど動画撮影に最適

DC DN Contemporaryシリーズは、
①4K画質をフルに活かせる
②コンパクトなレンズによる高い機動力

という2点において、特にVlog撮影やウェブカメラ機能による配信といった動画撮影に最適です。

①についての補足
フルサイズセンサーを持つfpではAPS-CサイズフォーマットのDCレンズを使うと、STILL(静止画)の記録画素数は6000px×4000pxからクロップされ、3840px×2560pxとなります。
その点、CINE(動画)モードのUHD(4K)の記録画素数3,840px×2,160pxなので、DCレンズでも画質をフルに活かして撮影することができます。

最適です、と言って撮らないわけにいきません。fpのCINEモードを使って短い動画を撮影してみました。画角の参考のためシーンごとに使用したレンズも記入しています。

今回はハイスピード撮影を加えたかったので、FHD(Full HD)120fpsで蓮の葉を撮影。それ以外のカットはUHD(4K)サイズで撮影し、編集時にFHDサイズに圧縮しています。
小型なレンズなので多少無理な体勢ができたり、レンズ交換も気軽に行えたりと取り回しが良く、楽しんで撮ることができました。

動画は難しそう、というイメージもあるかもしれません。私も最初何をどう撮ったらいいんだろうと悩みました。
そんな中、映像作家である藤代雄一朗さんの『山中有さんの「SIGMA Aizu, Japan」を見て、写真を撮る感覚で捉えて映像を形にしていくというアプローチがあることに気付いた』というお話が、そういう考え方なら私にも何かできるかも、という取っ掛かりになりました。(藤代さんのインタビュー全文はこちら

普段はスチルメインという方も、fpとこのレンズシリーズなら"動くスナップ"という感覚で、気軽に動画撮影を楽しんでもらえると思います。

もちろんスチル撮影にもバッチリ

DC DN Contemporary シリーズはもちろんスチル撮影にも最適です。何よりF1.4という明るさとコンパクトサイズ。フルサイズ用の85mm F1.4と比べるとこの違いです。

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もちろんフルサイズ用のレンズとの違いは色々ありますが、この3本のDCレンズもボケ味や描写力は劣りません。
今回3本同時に試してみて、fpという小型のカメラとこの小さなレンズという組み合わせは、傘をさしながらの撮影ができたり、撮られる人にも威圧感を与えないなど性能面以外の部分でのメリットも多いと感じました。
このレンズ達だからこそ撮れる、そんな写真もありそうです。


ここからは、雨の中根性で取り比べした写真をご紹介します。

56mm F1.4 DC DN | Contemporaryで撮った写真


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ボケ量の多さや立体感が分かりやすい56mmから紹介しました。
主題を引き立たせやすい画角なので、今回のように植物をメインにした撮影では使っていて一番楽しいレンズでした。


16mm F1.4 DC DN | Contemporaryで撮った写真


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広角の16mmは21:9などワイドなアスペクト比で撮りたくなります。
最短撮影距離が25cmと短いので、2枚目の白い紫陽花の写真のように主題にグッと寄りつつ背景も写し込む、といった表現ができます。


30mm F1.4 DC DN | Contemporaryで撮った写真


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引いて全体を入れることも、寄って他をボカすこともできる便利な画角。
今回は16mmと56mmを持っていたので中間の抑えの役割になりましたが、行先や被写体が決まっていない状況でまず1本選ぶという時には間違いないレンズです。


最後に

今回はDC DN Contemporaryシリーズから、
16mm F1.4 DC DN | Contemporary
30mm F1.4 DC DN | Contemporary
56mm F1.4 DC DN | Contemporary
の3本をご紹介しました。
まずは1本試してみるのも良し、まとめて3本揃えるのももちろん良し。F1.4という明るさとコンパクトな機動力で色々な楽しみ方を見つけてみてください。

田村ナナコさんによる、キヤノン EF-Mマウント用 DC DN Contemporaryシリーズのインプレッションはこちら▼

沢山の美麗な作品が掲載されているのでこちらも是非ご覧ください。

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ちなみに今回の撮影はSIGMA本社から車で約20分のところにある町田市の薬師池公園にお邪魔しました。

今年の紫陽花シーズンは終わりかけですが、1年を通して自然豊かな気持ちの良い公園です。公園内には一部三脚禁止のエリアがあるので、表示に注意しながら撮影を楽しんでくださいね。
隣のリス園も動物好きならおすすめのスポットです。


今回紹介した機材



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