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何となくの思いつきが、時にとてつもない奥行きを持たせる。

今回は久しぶりに作詞の話を。


今までお伝えしてきたオススメの方法をざっくりまとめると、メロディーの文字数制限に捉われず(曲との関連性を気にせず)、まずは詩として美しくまとめる練習。

そして、アイディアを出す為に、イメージを膨らませて、とにかく連想ワードを書き連ねてみる。


こういった内容を以前にこちらこちらに書いてましたが、どちらも共通して言えることは、その曲の核のイメージを軸に考えていくということでした。

今回は全く別の視点を持つ為に、一旦そのイメージから離れてみる、というやり方です。

というよりは、例えば、道を歩いていて目に入ってきたキーワードや、メロディーに対してデタラメに日本語をはめてみたりして、ざっくり思いついた言葉や単語などを書き出す。

そして、次に本来の曲のイメージと全く関係ないそれらと歌詞の本筋に相関性を持たせていくのです。


もっとわかりやすく例をあげてみます。

例えば、『海』のイメージして詩を書いていたとしましょう。
ひとまず簡単に連想していけば、砂→貝殻→波→風みたいな、やはり海に近しいイメージが湧きやすいかと思います。

ここにさっきお伝えしたように、ある日道を歩いていたら、『珈琲屋の看板』『車』『ペットボトル』、または適当に口ずさんでみたら、『ライト』『響き』『揺れていた』など、仮にこういった言葉が出てきたとしましょう。


全くもって『海』とは関係なく出てきた言葉たちなので、大体多くの方はその時点で、候補から消してしまいます。

しかし、ここから架空的に関連性を考えていったりすると、思ってもみなかった奥行きや広がりが歌詞やその内容に出てくるのです。

例えば、試しになんとなく即席で組み合わせてみると、『砂に塗れた珈琲屋の看板』『近くの車の音が貝殻にこだまして』『遠くのハーバーライトと足元のペットボトル』『風の響きで波が揺れていた』


良い悪いや、好き嫌いは後々判断していくとして、こうしてみると、最初の自分では思いもしなかった世界がどんどん作られていったりしますし、ここでまた更に連想を使っていったりするとまた先へ進めたりします。

ですが、最終的に言葉の繋げ方やどの言葉を出していくかは、当然その人のセンス次第になってきますし、今日お伝えしたのも、あくまで一つの方法にしか過ぎません。

ぜひこうしたやり方も取り入れながら、あなただけのオリジナルの方法を模索してみてください。


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