2020/01/17/Fri.

おはよう。

「ギャルと恐竜」を買う夢をみた。
外出先の昼休みにでも買いに行くか、でも買ったばかりの「孤狼の血」も読めてないしなと思いながら支度をして家を出た。
「孤狼の血」は役所広司さんと松坂桃李さん主演の映画が滅茶苦茶良くて、劇場でも家でも観たんだけれど、続編もありそうで待ちきれなくなって原作シリーズの第一弾を買った。
良い意味で大味な任侠モノっぽさと、あくまで警察モノであるドライさが入り混じった熱っぽい作品なのを思い出しながら出社。
結局、本屋に立ち寄るのを忘れてバタバタしていたのでアマゾンでポチってしまった。
本屋が好きで、よく訪れはするけれどこの利便性に甘えてしまう事も多い。
出会いを求めると本屋に行くのが1番であるけれど、欲しい本が決まっているならどちらでも満たしてくれるのが難しいところである。

帰りの電車で人に場所を譲らない、通る人を身体で押す残念過ぎるおじさんに遭遇し、普通に目を合わせて文句を言ってしまった。
おじさんが無視したので追い討ちをかけるのも面倒だったし忘れることしようと思うも、基本的にビビりなので喧嘩にならなくて良かったなと後から文句を言ったのを後悔した。体格では負けていたので余計にホッとするけど、相手が情けなさ過ぎて口から出てしまった。
皆、疲れているのは同じなのに何がしたいのだろう。
おじさんが何かしらに苛立っているのだとして、そういう態度で人に当たり散らしているのだとしても、僕から文句を言われたりして果たして気が晴れるんだろうか。絶対譲り合うまではいかずともお互いに少しずつ気を使う程度の方が楽な気がするんだけどな。
困らせてやったぞ、と何かしらの溜飲を下げるんだろうか。消費されてんなーという気もするし、そんな事をしている自分を省みると小さ過ぎて余計しんどい気になりそうだけれど、人の気持ちなど分からないしな、と考えながら最寄りで降りたところで、唐突に「りゅうちぇるが毎日1人ずつ増えたらいいのにな」と思った。

りゅうちぇる(敬称略)について決して詳しい訳ではないけれど、見聞きした情報を寄せ集めると彼こそが一番大人である気が僕はしている。
優しくて大らかで、自分をしっかり表現するりゅうちぇるを見るたびに、この穏やかさを傷付けられたことも笑われたこともあるだろうに、それでも彼はしっかり誰に対しても思いやりを持ち、りゅうちぇるであり続けている。(テレビのドッキリ的なやつで否定的な意見を微笑んで聞いていたりゅうちぇるが1人になった時に泣いていたのを思い出した。ドッキリ自体は好まないし台本の有無など興味はないけれど、こんなに強い人がいるのかと驚いたのが忘れられない)
勿論そんな簡単にりゅうちぇるの様になれる訳もないけれど、りゅうちぇるの様な優しさを自分も含めて少しでも持てれば随分と平和になる気がした。

ビールで悶々としたものを多少は流し去ることに成功し、さっさと寝る。

おやすみ。

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