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社会インパクト事例メモ ピーターバラ刑務所での再犯率改善

社会課題を解決する事業をやる上で、気になるのが持続可能性です。それとほぼ同義ともいえる存在がファイナンスだと思います。

この記事は社会的事業を行う上でのファイナンス手段の一つである社会インパクト投資の事例についてまとめています。

ソーシャルインパクトに関する評価基準

「ソーシャルインパクト指数(SIS)」というものが使われている。

基本的なロジックは株式会社ソーシャルインパクトリサーチによりまとめられている。▶︎ドキュメント

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上記が基本的な指数の出し方である。

今日はSIBのプロジェクト事例として、世界初の社会インパクト牛事例であるピーターパラ刑務所について調べてみた。

ピーターバラ刑務所のSIBプロジェクト

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引用元▶︎野村資本クオータリー2014Autumn

「受刑者の再犯」が課題とされたこのプロジェクト。「再犯率の改善」が成功報酬の評価基準になっている。

(厳密にいうと「ピーターバラ刑務所から釈放後12カ月を超えた犯罪者のグループの平均と比較した再犯率の減少」が評価基準)

当初6年スパンで行われる予定だったが5年目に取り組みは終了している。その理由は英国法務省による「予期せぬ保護観察とリハビリテーションサービスの変更があり、やむをえずSIBを終了した」とされている。

事業環境の変化により、課題解決のロードマップが変更をせざるをえなくなった。その結果、プロジェクトは中断されてしまったようだ。

ピーターバラ刑務所プロジェクトで得られた社会的成果

しかしここまでの段階で以下の成果が得られている。

再犯率の9%改善

これは当初の想定の1.5%上回った結果のようだ。

どのようにして改善したのか

このプロジェクトを受託したのはワン・サービス。その取り組みの内容は...

※この項目はリサーチ中です

ピーターバラ刑務所プロジェクトで得られた投資家へのリターン

課題解決の結果だけではなく、投資家へのリターンも年利3%以上得られたという。

この時のSIBの発行数は500万ポンド(約7億3000万円)ということだった。

最初の取り組みとして慈善団体が主な投資家になったということだが、課題解決とともにリターンを出せたことは社会インパクト投資の価値における大きな実績となったと思われる。

参考記事・文献

The Potential and Limitations of Impact Bonds 2015(ブルッキングス研究所)※豊富なSIB事例がみられます

ソーシャルインパクト・アセスメント ❸ NPO/ 社会的企業が 《 社会に提供する価値 》 を見える化する(株式会社ソーシャルインパクトリサーチ)

「ソーシャルインパクトボンド」アメリカ・イギリスの失敗事例からの学び ―ブルッキングス研究所レポートから(2)(Drive)

社会課題を金融力で解決するソーシャル・インパクト・ボンド第一号の英の刑務所投資、4年間で再犯率9.5%低下の社会的リターン。「投資リターン」も年3%以上(一般社団法人環境金融研究機構)

地域の課題解決に使われるソーシャル・インパクト・ボンド(野村資本クオータリー2014Autumn)

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政策系のスタートアップを立ち上げて公共のデザインに取り組んでいます。
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