見出し画像

10月号はクラック作品!ほら、あのお菓子の名前!?!?

札幌は雪虫が飛び交い、もう初雪もすぐそこです。

さて、10月末のストーブが始まった、井上さんのアトリエに行ってきました。

秋も深まりすっかり寂しくなりましたが、作品は、続々と進んでおりました!

今回はクラックの作品を制作中でした!

画像2
①クラック+土と石の土台


②クラック+土と石の土台

所々にあるのは、土や石です。
これらは、土台が石と土の土台の作品です。(※あとで最初の土台部分がでてきます!)

この二つの作品は、

クラックの溝部分に絵の具を入れた場合(クラック1)と

溝に絵の具を入れない場合。(クラック2)に分かれています。
例えるなら、フィルムのポジとネガの様な感じ。

拡大するとよく分かります!
拡大するとこんな感じ↓

画像6
①クラック拡大
②クラック拡大

そして、土台がクラックのみの場合もありました!

画像4
クラックのみ初回
画像5
クラックのみ+メディウム

水の分量でクラックの濃度が変わり、その時の湿度で乾燥具合も変化していきます。季節や天気の変化でも刻々と変わってていきます。
火(日光)水 風 土。
井上さんの作品には、四大元素全てがふくまれているなーと思いました。(この世界の物質は、火・空気・水・土の4つの元素から構成されるとする概念)

さて、お待たせしました。
土と石の土台の段階の作品が、ありました!
かなりの厚み!これを削って行くのですね!
最終的な作品の厚みは、私の目分量で、大体3~4mmだとおもいました。
ちなみにこの土台段階は、何かに似ている、、、そうだ、、、
あのお菓子に似ている、、、、あれです!!!あれ!
ナッツがみっちりとキャラメル的なものでコーティングした、、、かなりボリュームのある、歯に付くのがたまに傷、、、え??あれ!です!!!!
なんていう名前?????
分かりました!調べました!!!!出ました!!!!

その名は、「フロランタン!」

画像7
土と石の土台(フロランタン)

厚みも、フロランタンと同じくらい!???ボリューミーな感じも!?
土、石、砂、枝、、、、、色々はいっているある種、フロランタン!?(そういえば、おいしそう!???)

最終的にあの薄さになるということは、色を重ね、削り、どれだけの仕事量なのかしら。。。。。このフロランタンすごいんですけど。

この下地の存在、そして、次に起こすアクションから、最終段階の作品が完成するまでの仕事は時間の経過でもあります。
それは、それぞれの作品の次の動きを尊重させ、未知の物質を成長させていく・・・、そんなある種、自然の成り立ちを模写するような、再現しているような・・・・。
井上さんの作品とは?そんな気がしました。(このお話は、次回に続きます。。。)

最後に、Topに置いたこの↓作品は、かなり完成に近づいたそう!
これから、透明な凹凸をつける、、、それを直接見れるのも初めてで、
楽しみ!!!!!!!大変です!!!!


画像8



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?