愛に気づいたのはいつか。
アイとかナンダとか。
カレとのコイとかコドモとか。
生まれて27年。
付き合って4年経つ同棲しているパートナーがいるけど、この関係がどう転がっていくのか、きっとお互い全く考えていない。
30代以降で子供を産んだ人の話を聞くと安心してしまう。
子供もいつか欲しいと思っているし、そろそろしっかり考えなくちゃと思いつつ、今の関係をどこかに進めることができない。
なんでもない話だけど、親からの愛に気づいたのは親元を離れて、ふと一人で家族で過ごした時間を思い出していたとき。
小さい頃は、よくお母さんとお父さんとしりとりをしてた。
小学校1年生くらいだったから言葉もあまり知らなくて、「る」攻めとかされたらすぐに答えもなくなって。
「ルインダ」とかテキトーな言葉を作って、嘘をついてやり過ごそうとしたら、お母さんには『そんなのないでしょー』とすぐにバレていた。
でも、負けそうになるとお父さんが『あるよなぁ!そういう国があるの、よく知ってたなぁ』
って教えてくれて、助けてくれた。
私としては、『え!!テキトーに言っただけなのに、本当にあるんだ…!!私頭がいいのかもしれん…』
と、思っていたことを思い出した。
あれは私を勝たせるためにお父さんが嘘をついてたんだって大人になって気づいたとき、
「あれは……私は…愛されていたんだ」って小さな愛に感動した。
とにかくオチはないんだけれど、今ある状況の中で愛はあるのかないのか考えても、渦中だと冷静に気づくことなんてできないから。
と、諦めることを今ここに自分に許そうかな。
あとから思い返して「あのときは愛してたな」って思い出せたら、それでハッピー。良しとしよう。
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