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のもとしゅうへい
2022年1月9日 13:10
あらゆる人間や権力や団体から嫌われている一人の人間がいた。草も花も馬もコンビニの自動ドアでさえも彼のことが嫌いだった。「あいつは最低だよ」とみんなは口を揃えて言った。「顔も見たくない」ただ一人僕は彼を違う感情でとらえていた。僕は彼のことが嫌いではなかった。好きでもなかった。代わりに彼のことを理解していた。彼の話す言葉、彼の行う動作、彼の表現する感情について一切の判断をやめることにし