人間にとってのAI,AIにとっての人間
AIを利用したテクノロジーの発展は今後の社会の変化に大きく関わるファクターであるのは、皆感じているでしょう。
今回は人間とAIの関わり方、関係性について、お互い(人間とAI)の立場からメリットデメリットを考えをまとめてみます。
人間にとってのAI
メリット、デメリットの順で話していきます。
人間の生活全体を豊かにするメリット
業務の効率化と生産性を向上
生産性の向上は言うまでもなくメリットです。人的コストの削減となり特に企業としては積極的に活用していきたいと考えるでしょう。
また、日本の場合で考えてみると少子高齢化、人口減少の社会課題とこれから本格的に対峙していく中でとても親和性の良い技術発展とも言えます。この結果、今後の経済成長の世界比較をみていても…
AI導入時の効果が大きいのはシュミレーションでも明らかとなっています。
コア業務へ注力
ルーティーンワーク、正誤判定など単純かつ正確さが要求される仕事はAIにとって代わられるでしょう。しかし、それによって生じた時間でコア業務に集中できるようになるのもまた確かな事で、メリットです。
AIの技術発展、余暇の創出による新たな産業の誕生
歴史を振り返ってみましょう。
不安定な自然の中で動植物を採集していた石器時代。動植物を育てる事を学んだ人類は安定性を手にし農業が生まれた。
産業革命期においても、蒸気機関の発明により機械の製造、運用など様々な仕事が生まれた。そして余暇によって軍需産業などに充てる時間ができたのである。
最近の話でいうと、インターネットの普及によりウェブデザイナーやウェブマーケターなどもこれに当たるのではないかと考える。
仕事・産業のアップデートが人間の歴史において絶えず行われており、現在も人間が生存できている大きな理由であると考える。
人間社会に圧迫感を与えるデメリット
既存産業での雇用消失
現在、多くの人が従事している産業でも20年、30年後にはないかもしれない…
「週刊ダイヤモンド」より
正直驚きました。一方で、日常的に人間の必要性を感じるかを考えた時にAIで代替えできているビジョンが持てる物ばかりであると感じました。
人間とAIの対立
どのかの映画で見たことあると思います。AIによって監視され、出し抜かれた人間がAIに滅ぼされかけると言うようなことです。
「そんなバカな…」と思うい人が多いと思いますが、実際に可能性としてあり得る事なのです。
『シンギュラリティ』これは、AIの知能が人間の知能を超える技術的特異点と言われる時点の事ですが、現在の発展速度を考慮すると2045年に訪れると考えられています。
このAIが新たな優秀なAIをプログラムすると言う事をしていくと、次第に人間を支配しようとするAIが誕生してもおかしくはありません。
AIにとっての人間
ここからはAI目線(AIになったつもり)で考えていこうと思います。
現在開発が果敢に行われているのは、特化型人工知能です。一定の条件の下で解を出す、いわゆる人間がテストに答えるのと同じ状況です。
今回想定するのは、未来に生まれるであろう汎用型人工知能です。人間と同じように思考し、生活する能力がある物と考えてくれれば問題ありません。
今まではAIを利用する事しか考えてきませんでしたが、このAIは他の機会・特化型人工知能と同じように扱ってよいのでしょうか?今まで通り利用するいう観点でAIと関わっていけるのでしょうか。
僕自身はそうは考えません。
汎用型人工知能を作るなら、この考え方変えていかないと前述の人間とAIの衝突に行きついてしまうと考えます。
人間とAIが共存する理想社会での人間の役割
人間とAIの衝突は最悪な未来だと考える。共存こそが理想である。
その為には住み分けが重要である。
人間の得意分野である感情、デザインの分野はAIの代替えは今後もないと考える。種族が違い価値観が一致することはないと考えた。
ただ、理解し合う事が難しい。
人類史がAI史よりも長い分、経験値では勝っている。共存する術を今から考えないといけないと言う危機感とAI種にどう伝えていくのかも同時に創造者の責任として追っていかないといけないだろう。