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Shutter Vol.4 私とともに生きるジュエリーを 岩田アキさん④

私が感じたあなたを切り取り綴るshutter。

4人目は、東京都でWJDAワイヤージュエリーデザイナーズアソシエーションを設立、代表を務める岩田アキさんをご紹介します。

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前回のお話はこちらから


◆ひたむきに進んできた道の、その先で


天然石に出会い惹かれ

クリスタルリーディングとワイヤージュエリーに出会ったアキさん。

「ワイヤージュエリー」を教えて欲しい

その声に応えてレッスンをしていくうち

アキさんのレッスンはどんどん人気になり

5分で満席になる「予約の取れない人気講座」に。


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ワイヤージュエリーを通して彼女が大切にしてきたものは


天然石とともに

一人ひとりの内なる輝き、自分らしさを表現すること



見本通り、課題通りに作ることをよしとするのではなく

生徒さんの感性を

まだご自身が気付いていなかったものにまでスイッチを入れ

表現していくサポートをすること。


どこにでもあるジュエリーではなく

あなただから作れるジュエリーを作れるようになって欲しい

そして、

誰のためでもなく、あなた自身のために

あなたらしく

もっと美しく、幸せに生きて欲しい


生徒3

※生徒様の作品


自分だけではない

関わる生徒さんのより幸せな人生を願うからこそ

協会を立ち上げ資格認定制度を作り

生徒さんたちが活躍できるようにと

育成、関係性の構築に尽力してきたアキさん。


協会と日々のレッスンを運営していくために

多大なエネルギーを消費する多忙な日々のなか


ふと


私の本当にやりたかったことはこれだったのかな


そんな疑問が心に浮かび始めた、2018年。


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photo by Yoshitsugu Maruyama


人は、とても健気な生き物だと、思う。


自分がやりたかったこと

始めたこと。


自分が決めたことだからこそ

疑うことなく、一生懸命に、ひたむきに

ただただ、目の前にやってくる今に

精一杯対応する


そうしていくことで、できていく道がある


でも


ふと振り返った時


行きたかったのはどこだったんだろう?

たどり着きたかったのはここなのかな?



誰も何も悪くないけれど



でも、



何かが、違う



私は何を目的にしていたんだろう



気づけば



手段が目的にすり替わっていたり


すごく、大事なものがあって

そのために頑張ってきていたのに


好きなことをしてきたはずなのに

何かが、どこかが、ずれている気がする


満たされていたはずの心に

疲弊が、広がっている


どうして・・・・?


一体、何が本当に大事だったのかが

わからなくなって途方に暮れたり、する。


そして、深く深く、思う。


本当に、私がしていきたいことは

私が輝く生き方は

自分らしく生きるって

一体、なんだろう、って。


2018年〜2019年は

アキさんにとって


そんな

一生懸命やってきたけれど

何か心が求めるものからずれてしまった自分に気づき

もう一度


自分らしく生きること

自分の魅力や才能の活かし方を見つめ直す


そんな時期でもあったようです。



この時期彼女は


人柄写心家の丸山嘉嗣さんの撮影に出会ったり


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初の出版を体験する中で

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ぐっと・・・・


ご自分の生きてきた道、

その中で大切にしてきたこと

人生の、出会いや体験、その数々の点を

もう一度、掘り起こし、並べ繋ぎ直し


そして


これからを、どう生きていきたいのか

  

問いかける時間を、送ります。


私がアキちゃん(とあえて呼ばせていただく)に出会ったのは

そんな、自分を再構築する、そのさなか、だったんですね。



当時は私も、地域で続けてきた活動が大きくなり

せっかく育ったのに

なぜか、自分はそれに、満たされた気持ちを感じられず

疲弊を感じてしまっていた頃。


私と彼女は決して同じではないけれど

でも、きっと似たような気持ちを感じたこともあったんじゃないかと思う。



自分が作り上げてきたもの

一生懸命に進んできたその先にあったものが


もちろん、

得られるものも、たくさんたくさん、あったにはせよ

何かが違う、と感じてしまうことへの愕然とした気持ち



そしてどこかで・・・・・




いきたい道は、こっちじゃない




そう、わかってしまっているが故の


怖やさや不安

どうしたら、いいんだろう


という、揺らぐ気持ち。


関わってくれた人たちへの

申し訳なさや罪悪感


自分の中に渦巻く


周囲の期待や声に応えたい自分と

それとはかけ離れたように感じる

本音のドアをノックする自分


その葛藤


0から1を立ち上げるより

できた5を1や0に戻す(実際には0じゃないけれど。)ことの方が

何倍だって、怖かったりする。



きっと、たくさん、たくさん。

何度も何度も


何度だって

問いかけ、答えを生み出し、確認して

そしてまた、問いかけ続けたんじゃないかな、と。



本当は、どうしたい?

本当にやりたいことは、なんだろうね、私は。って。



自分の本音と向き合うというのは

簡単なようで、怖いのだ。


だってそれは時に

   

世界を敵に回すような

自分以外の誰かを

裏切ってしまうようにさえ

感じてしまうことも、あるのだから。



でも、いるんだよね。



自分のこの気持ちを、思いを、願いを

誰より裏切りたくない、もう一人の自分が。


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photo by Yoshitsugu Maruyama


これまでずっと、天然石とともに伝えてきたメッセージ


一人ひとりの内なる輝き、

その魅力や可能性

自分らしさを表現して

人生の主人公として生きて欲しい


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それがそのままもう一度

アキさん自身へのメッセージとなって。


たくさんの、自分との対話の時を経て

もう一度、原点回帰

自分の気持ちにしたがって

これからの日々を選び作っていくことを決めたお話は

次号で。





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