プロフェッショナルの卵にできること
僕は専門性が高いのだろうか。そんなことを今日考えていた。
僕は「稲作」という職種のJICAボランティアとして活動している。JICAボランティアには120以上の職種があり、その中には医療関係やエンジニアリング系などのスペシフィックな能力を必要とする職種からマルチスキルを必要とする職種まである。
僕の職種の稲作は前者だと思う。一般の人よりかはイネや稲作については知っている。ただプロフェッショナルかと聞かれたらちょっと違う気がする。(任地ではなめられるから堂々とプロフェッショナルと言っているが…笑)
事前訓練中に修論や博士進学の試験を終わらせ、博士に進学してから休学して、現在このボランティアに参加している。つまり研究室には3年しかいないわけで、それでプロフェッショナルというなんておこがましいし、僕自身もまだまだ足りないものが多すぎる。
じゃあ僕はこの職種のボランティアには向いていないのだろうか。実際、土壌の専門家とか病虫害や雑草に関する専門家が来ていた方が僕よりはるかに良い活動ができていたと思ってしまう。
ただ、それを思うのは僕がこれまで見てきた結果からで、最初は僕の専門性が役に立つと要請書を読んで感じていた。(後になって要請書はあまり信じない方がいいと聞く…)
実際はカウンターパートは何も考えていなく、一から問題を探ることから。
最初は本当に苦労したけど、これが僕でよかったかも?と最近思うように。これがかなりのプロフェッショナルの人ならイヤになっちゃいそう。(そんな人は来ないかなあ?)
僕みたいなそこまでプロフェッショナルじゃない、ちょっとだけ広い知識がある人だからこそ、これとかあれとか問題だよなあって指摘できて、次の2代目、3代目に繋げられる。(要請するかはわからないけど)
そう考えたら僕がここに来てよかったなって思えたし、同時に今は自分にできることを精一杯して次の人に任せよう(←他人任せみたいだけど)って思ってる。そんで自分も成長できたらいいかなあって思ったり。
要するに専門性を要求される職種で悩んでいたけど、今は自分にできることをしよう(←当たり前のこと笑)って思う。自分に足りないものに気づけただけでも成長。ボランティア後の博士課程やその後の人生に生かそう。
(Vol.232_26/11/2019)
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