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再会の誓い

朝早く起きて、配属先メインに暫しの別れの挨拶をしに行ってきました。カウンターパートや同僚など、「今日ここを去る」ことを伝え、今までの感謝を伝えると、自然にガチ目に泣いていました。

毎日配属先まで歩く時に人にも一人一人挨拶をし、ここを歩くのも当分ないんだと、普段何気なく歩いていた道がいつの間にか思い出になっていました。

そして涙の痕跡を拭うためにもシャワーを浴び、着替えて、自分の部屋をほうきではき綺麗にしてきました。

とうとう家族とのお別れ。家にいたのはパパママとアニキの彼女さん。みんなとの一時のお別れをし、ハグをすると瞬く間に涙が溢れ、それにつられるかのようにみんなも涙を流していました。これが今生のお別れではないし、事態がおさまったらまた帰ってくるのはお互いにわかっていますが、僕も含め突然のお別れで心の整理がまだついていないようでした。

僕はまだ任期が1年残っているので、(正直どうなるか分かりませんが)まだ戻ってこれる可能性は高いように思います。

ただ、先輩のボランティアの中には残り任期が半年の方やもっと短い人たちもいらっしゃるので、彼らたちはおそらくこれが事実上の完全帰国になってしまうと思います。事態が二転三転しての急のことですので、しっかりと感謝の言葉をみんなに伝える時間もなかったんじゃないかなと想像でき、正直なところ彼らたちにどのような言葉をかけるべきか分かりません。

しかし、そういった先輩たちと今までお話しする機会があり、配属先のために草の根レベルで活動したことや、そのために汗や涙を流した情熱は、絶対に現地の人に響いていると思います。僕もそんな先輩方に学んだことはたくさんあります。大切に自分の中に留めて、今後の再帰任した時に思い出し、僕も彼らたちのような任地の人に愛され、必要とされるような活動をしていきたいと誓いました。

(Vol.348_21/3/2020)

#青年海外協力隊 #JOCV #ドミニカ共和国 #LaGina #稲作 #コロナウイルス #帰国 #お別れ

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