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【第二話】非常識リュックは、人を引きこもらせるには十分な理由になった。




皆さんお疲れ様です。

ぬひときのと申します。

非常識リュックが届いて三日、

僕は引きこもりになりました。


非常識リュックを入手した経緯はこちらに書きました。みてない方はこちらからどうぞ。

この記事に、一日目に非常識リュックを背負って登校した感想を載せてあるのですが、そこには

「意外と拍子抜けした初日でしたが、明日からも毎日頑張って登校したいと思います。」

と書いていました。

三日前の能天気な自分を殴りたい。

完全になめてました。


「今日は特に用事もないし学校は行かなくていいや」

「今日は雨が降っているからリュックは出せないな」

そう、この非常識リュック、家から出るときその図体に比例するかのごとく大きなエネルギーを必要とします。

僕は些細なことを言い訳にして、非常識リュックを背負って外に出るのを拒否しました。

開始三日でここまで思い知らされるとは。僕はどうしようもなく、心の弱い人間なんです。

結局どうすることもなく、家に引きこもりました。

ユーチューブをひたすら見ていました。

エガちゃんねるを見ました。

エガちゃんが言ってました。

「死にたくなったらコレを見ろ!コレを見たら死ぬのがバカバカしくなるから!」と。

ありがとうエガちゃん、おれ、頑張るよ、


リュックの中にすっぽりと収まってしまった心は、果たして顔を出すことができるのか。


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つづく

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