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今の俺には身体がある、ボールがある

今日ふと、このブログを読みました。
なぜ読む事になったのか全く覚えがありませんが、
夏休み故暇で暑くてクーラーのかかった部屋にいたら知らないうちに読んでいました。

https://twitter.com/gakugei_soccer/status/1160079370989391872?s=12



思い返せば昨年のちょうど今頃、集中応援を盛大にしようとめちゃくちゃ頑張っていた頃でした。

あの頃も超暑かった。
そして熱かった。

今年だってこれに負けないくらい、いや断然勝つくらいの熱い夏にするつもりだった。


開幕前から本当に色々考えていた。
2月くらいから夏休みにやる集中応援をどんな風にやりたいか話し合った。
広報活動だって様々なアイディアを実行させようとすごく考えた。そして開幕して実際に活動してみるのが楽しみでしかたなかった。

全てそんなことは出来なくなった。


昨年秋からどんなチームにしたいか学年で何回も話し合った。
何回話し合っても答えは出なかったが、学年ミーティングの度に自分がサッカーをする目的を再確認していた気がした。


絶対に一年で関東リーグに復帰しようと誓いチームの士気が上がる中、プレシーズンは自分の中でも相当キツかった。
絶対にトップに上がれると思っていた昨年冬、メンバーに選ばれなかった。
Bチームではとにかく自分を見てもらおうとめちゃくちゃ考えた。というよりは考える前に直感的に思いついた事を実行していた。

トップチームの練習中はゲームが始まるまで、なんかのアクシデントで自分が入れとならないかと願いながらグラウンドの周りを走っていた。

監督が見にきた練習ではとにかく普段ミーティングで言っていることを大声で繰り返し、自分の存在を見せようとした。

それでも全く状況が変わらなかったから、全体合宿でのミーティングではトップの選手を差し置いて意見したりした。

それでも全く興味を持たれていないと思っていたから、最後のレクリエーションの監督、コーチ、女子マネージャーを含めて行うミニゲーム大会では絶対に見てもらおうと、監督とマッチアップしに行き3回もハードタックルを見舞わせた。7つの局面とにかく叫びながらミニゲームしていた。同期のマネージャーからはうるさいと言われた。
今思い返すと当時の僕は相当狂っていた。頭がおかしかったし失礼な事しかしてなかった。
でもとにかく上に行きたい気持ちだけはあった。


そんな事をサッカーの神様は見てくれていたのか知らないが、たまたまトップにいたGKが次々に怪我をして半ば"誰もいなくなったから"みたいな感じでトップに上がる事になった。

運100%だったけれどやっとスタートラインに立ったと思った矢先、学校側からコロナウイルス対策による活動停止の連絡がきた。

当時は「1ヶ月くらい山形戻ってリフレッシュするか」くらいの軽い気持ちで大急ぎで帰省した。

あの時は今全くみんなとサッカーができずこんな状況になるなんて思わなかった。

Jリーグは再開され、アミノバイタルカップも開幕した。
試合の週、ついに出番が来るのではという希望が満ち溢れ、約5ヶ月ぶりの対外試合が楽しみで寝付けなかった。
土ではあったが、絶対に週末に活躍してやろうと思いシュートを受けまくった。

しかし試合の5日前に辞退の連絡がいきなりきた


自分達からサッカーを取り上げられた

本気でこう思った、
なんで俺だけ、なんで俺らだけ

愚痴しか出てこなかった

でもたまたまこのブログを読んだ。

そして先週僕の大好きな選手である松田直樹選手の命日だった。YouTubeのおすすめに何本も松田直樹選手の動画が出てきた。

https://youtu.be/wsXQ1NlNvJM

https://youtu.be/RDcvNFjXyfM


サッカーが"ない"日常

俺の今の状況は果たしてサッカーがないのだろうか

ゆうじろうくんの一年前の心境はどうだったのだろうか。きっと今の僕よりえらく落ち込んでいたに違いない。もしかしたらもうサッカーを辞めようなんて思っていたかもしれない。


最近ゆうじろうくんが公式戦のピッチに立っている情報を目にした。本当に嬉しかった。たまにトレセンでしてくれる熱い話が大好きでした。
色々落ち着いてきたらゆうじろうくんのプレー見に行きます。

ゆうじろうくんは1年間もサッカーがない日常を我慢してきた。今相当嬉しいだろうな。サッカーが楽しくてたまらないだろうな、


松田直樹選手はサッカーが一生出来なくなった。
ほんとうに突然だった。
現世来世の話は難しくてわからないが、もう松田直樹選手のプレーを見ることは出来ない。

"俺サッカー好きなんすよ"

マリノス退団時の言葉、中学生の時何回も見た。
大人になってもこんな事を言っていたいなといつも思っていたし、今でも思っている。

そんなに好きだった人が突然サッカーそして生活が取り上げられた。




なんかこの2人の存在を考えると、今の状況に不満しか出てこない自分が悔しい。愚痴しか言えない自分が悔しい。モチベーションが落ちていた自分が情けない。

個人単位でいくらでもトレーニングができる。
本当に今俺にはサッカーがないのか
彼らに比べたら全然サッカーが手元にあるのではないか

たまたま今日暇で携帯をいじっていてよかった
ゆうじろうくんが書いたブログを読んで良かった

火は小さくしてしまったかもしれないけれど消えてはいない
まだまだでかくできる

今これだけ我慢させられてたらみんなで試合ができる日は嬉しくてたまらないと思う。楽しくてたまらないと思う。


こんなに好きな事を十分にやれないのは人生で初めてです。受験期よりも十分にサッカーが出来ません。
でもサッカーを取り上げられたわけではありません。
なぜなら身体が今あるからです。
ボールが今あるからです。



だから僕は折れずに頑張るしかないんです。
というか頑張れるんです。
だってサッカーがある日常なんだから


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