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現代のお金はノリと距離感で動く@コンテンツ東京

おはようございます。

昨日は東京ビッグサイトで開催された
「コンテンツ東京」に参加してきました。

その中でも
幻冬舎の箕輪さん、田端大学の田端さん、新R25の渡辺さんの3人が
語った「どうなったらコンテンツに人はお金を払うのか」に絞って、
メモから抽出してまとめてみました。

■今日のPOINT

①人は目当ての人とのコミュニケーション・体験にお金を払う。
②技術✕ピュアな熱✕ストーリー→お金を気持ちよく払える。
③熱を持ってやれば、技術はあとから付いてくる。


■15年前はコンテンツは無料が当然

15年前と今との差は、
「ダイレクト課金へのハードルが低くなった」こと。

◎その原因は?

ソーシャルゲーム、配信の投げ銭、デジタル配信のダウンロード、スマホの普及など様々な「課金」文化に影響されてじわりじわりと新としていった。
昔は、1円でもネット上で取れば詐欺だとか言われていた。
しかし今は1つもサブスクに登録していない人の方が少ないのではないか?
実際に1000円でも月額課金している人どれくらいいんの?と
田端さんが質問されると、会場でもほとんどの人が手が上がった。

■お金って距離感。

箕輪さん田端さんが
出版と絡めてお金ダイレクト課金をまとめた。

noteって最強だよね。
・著者にダイレクトで80%くらいはお金はいるし。
・なのに本は、20時間ほど話聴き、半年~1年原稿を起こし、
ノイローゼになるほど編集して、1500円で出版しても、
レビューで「面白くない」とか文句言われてさ。辛すぎ。
・スナック箕輪でホリエモンとやれば1,2時間話聴いて200万くらい来るんだよ!?


・結局なんでnoteにお金が集まるかって、お客さんと作者との距離感。
・本に1万って言われると詐欺っぽい。(著者との距離遠い・高価)
・著者との距離感が近くて、実際の体験が伴うものなら、価値を感じやすいから、値段を高額に設定してもいい。

・noteはサプリメントみたい。
・即効性があるものの分野を絞って購入できるから。
・お金って信号。
→著者や本人にに直接お金が入る通知が行く実感もあるし。
→これって地下アイドルとか17ライブで、高いポイントのものをあげると画面のなかで「わー◎◎さんありがとう~♥」みたいな払うことに価値を感じれる。
・箕輪さんの誕生日の水風呂くんステッカーって、本当はいらないけどこれが誕生日プレゼントになるなら・・・と思うと300枚買ってくれる人がいて。
・水風呂くんステッカー貼ってる人、見たこと無いもん(笑)
・でもさ、PCとかに貼ってたら見つけてもらうだけで、横のつながりもできるよね。とすかさず田端さん。


■人がノリにお金を払う時代に。

クラファンを成功させる方法は2つしか無い。

(1)時間軸を変える。

(例)何かを無料で配って、
・後からコレを持っている人はコレが買えるよとか、お金を払うタイミングを後に持ってきたり、真ん中に持ってきたりして、意図的にズラす。
・本の最後にQRコードをつけて、面白かったらお金投げてくだいさいと言ったら2,000万円集まった。

(2)意味を変える。

(例)ステッカーも300枚もいらない。
でも、「うわー300枚もいらねー」ってTwitterでつぶやくネタになる。
→その時のノリにお金を払っている。ノリのご祝儀。
箕輪さんはできるだけ「くだらないもの」を売るようにしているんだとか。


・ただ1人で寿司食べました。よりも、
「ホリエモンと寿司食べました!」のほうが、
高額でも価値があるし、文脈ができるし、ネタにもなる。
→1枠のみの限定感・自己顕示欲を満たす行為
→1万のクラファン100回・100万のクラファン1回のどちらにするのか


■作り手の熱を伝染させるには。


渡辺さん:箕輪さんは、無謀なスケジュールで本書かせたりするよね。このときの作者の熱を買い手に伝えるにはどうしているとかありますか?

・1番はワクワクすることを言うこと。大きなビジョンを語ること。
例)スクランブル交差点でサウナランドフェスやりたいんだよね。本当にいつか「この日だけは裸になっていいよ」みたいなのが許される日にしたいんだ!とか。

そうすると作りてもやばい!やらなきゃな。みたいな自分ごとの熱が生まれて、「やばい!この船2人でもっと漕がないと目的地付きませんw」みたいになる。

・意外とピュアなことなんだけど。
テクニカルなことよりも、ピュアなストーリーの方が応援や共感の「匂い」がついたお金が集まる。段取りで組み込まれた作業的なお金はある程度限界がある。
一旦テクニカルなことを置いといてホントに成功させたい!こういう世界にするんだ!って言いながらやっていくと自然と技術もついてくる。

・コロナで「お店潰れました。閉店します」とかあるけど、これってファンからしたら「言ってよ!!!!」ってなる。それだったら、後◎万円で潰れます。助けてくださいのほうが、助けたくなるよね。

これも段取りを組みすぎて、いつまでにこれやって、こうして、リリースしてって組みすぎるのも失敗する。自身のサウナ雑誌刊行も、2週間遅らせたのは、盛り上がりの空気感を感じなかったから。
空気感をもっと盛り上げるためにサウナ関係者に近づいたり、仮でもいいから雑誌のイメージを具体的に示して、リリースした。不安だったけど、初動でかなり売れて。
→初動✕空気感✕時代を捉えれば、クラファンは成功する。


■もう一度、今日のPOINT

①人は目当ての人とのコミュニケーション・体験にお金を払う。
②技術✕ピュアな熱✕ストーリー→お金を気持ちよく払える。
③熱を持ってやれば、技術はあとから付いてくる。

ありがとうございました。
最高の講演でした!

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