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スキルだけ高めても市場価値は上がらない

もしビジネスマンとしての市場価値を高めていきたいと思うなら、知っておきたいことの一つとして「スキルだけで勝負をしてはいけない」ということがある。

スキルだけで勝負する限り、よりスキルが高い人と戦い続けることになるからだ。それが苦ではないし、むしろウェルカムというならば、全く否定はしない。

ただ、終わりのない戦いは正直しんどいし、もっと他の方法で良いものがあるならばそっちを選択した方がいいのでは?と僕としては思うし、別の観点でいえばスキルだけある人というの市場で評価されにくい。

ではスキル以外で、どういう能力を身につければいいのだろうか?

今回の記事ではその点について解説していきたいと思う。

経営する側の視点で考えることができるか?

まず結論から言うと、経営で必要な能力があることは強みになると思う。

では経営で必要な能力とは具体的にはどういうものがあるだろうか?
一例を挙げると以下のような能力があるだろう。

・マーケット感覚
・ファイナンス(BS/PL、管理会計など)に関する知識
・リーダシップ、コミュニケーション能力
・人間力

ちなみに上記を見てもらえれば分かると思うけど、ほとんどが定性的な指標だ。それなので実際に自分がどれだけ持ち合わせているかどうかを測るのは難しいと思う。

ただそれらがあるのとないのとでは、同じ行動をしているように見えても実際は全然違う結果になるのだ。

ちなみに僕自身の経験を紹介すると、上記でいえばマーケット感覚とファイナンスの知見はそれなりにある方だと思っているのだが(あくまで主観だけど笑)、それが営業という仕事での成果を出す上で非常に役に立っていた。

例えばターゲットを決める際に、どの業界が狙い目なのか?であったり、その会社の売上だけでなく、利益率やR&Dにかけるお金などにも着目して、ポテンシャルを測っていた。

経験則的に、営業において契約の60%は商談前に決まっている。つまり、どこにアプローチするかが成果の半分以上を決めているという中で、そういった知見は他の人と差別化を図る上ですごく大事な要素だった。

だから他の人よりも商談が上手とかでもないし、テレアポができるわけではないけれど、ポテンシャルのあるところにアプローチするので受注率やアポ率が高くなる。

それは営業という仕事でのスキルを補完する部分に着目することができたからであろう。

スキルはある一定の経験をすると、違いがなくなる

最後に、なぜスキルだけで勝負をすることがコスパが悪いのかという点を紹介して終わりにしたいと思う。

これは髪の毛のカットや洋服、食事など日常においてお金を払っている対象を考えてみれば分かると思うが、ある一定のクオリティを超えると素人には違いが分からなくなってくる転換点があるからだ。

その違いが分からない部分で、どんなに腕を磨いても成果に反映されることはない。

たとえば僕は美容室を色々なところに行くけど正直、5000円以上のところであればカットの腕で違いを感じることはない。

では何がリピートするかどうかを決めているのか?

それはカットをしてくれいている人の人柄や話しやすさ、相性だったりする。

つまりカットのスキルについては、ある一定の部分は重要ではあるものの、そのスキルが身についた後には別のところで評価されているということではないだろうか。

これは他の仕事にも置き換えて考えることができると思っている。

どんな仕事も10年やれば、代替同じようなアウトプットが出せるようになる。

問題なのは、その先で差がつくフェーズに入った時にスキルだけでは限界があることに気づけるか。

それでもひたすらスキルを上げることだけに注力していると、努力が報われないということになる。

それなので、ぜひこの点についてはしっかりと理解しておくと今後の市場価値を考えるという点において参考になるのではないだろうか?










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