営業がスポーツに似ている理由とは??
自分自身が長らく営業という仕事に関わってきて感じてきたことがいくつかあるのだが、その中で最近特に思うのは「営業という仕事はアートやスポーツの世界に近い」ということだ。
どういうことか?というと、
ということだ。
とはいえ、あまりイメージがつかないと思うので、この点についてスポーツと比較しながらもう少し詳しく解説していきたい。
スポーツでトップになる人の共通点は?
例えば野球というものを例に挙げて考えてみたい。
バッターで3割以上を打つ人を分析したときに、打ち方や打撃フォームにおいて正解が存在するか考えてみてほしい。
何か絶対的な正解があるわけではないということはすぐに分かるだろう。
もちろん最低限のフォームにおける型は存在するし、打つためのスキルセットは必要だ。
ただ「こうすれば3割バッターになれる」みたいな法則は存在しないし、トップを極めている人たちはむしろ個性的なスタイルになっていることが往々にしてあるのではないだろうか。
営業においても一緒で、最低限の型は存在する。
例えば、テレアポの際はOOをした方が突破率が高くなるとか、商談の際はOOという点を意識するべし、というようなことがあるだろう。
ただ、人によっては話を傾聴することが得意な人もいるし、相手を引き込むような話ができる人もいる中で、全て同じ営業スタイルを押し付けていたらどうなるだろうか。
才能が100%開花することはなく、せいぜい全員が80点みたいな感じになるのではないか。
つまり営業においてもトップを極めようと思った時に、絶対的な正解があるわけではなく、個性的なスタイルを持っているケースが多い気がする。
ちなみに野球ではホームランバッターだったり、盗塁に長けているなど様々なタイプの選手いると思うが、それは才能に起因するところが大きい。
筋肉の量は生まれつき決まっているし、足の速さも努力に限界があるだろう。
これは営業も一緒で、お客さんを友達と同じ感覚で接することができるタイプがいたりするが、それは才能だ。
ある程度は意識や習慣によって身につける部分があるのは間違いないけど、ただ性格(先天的)の部分は努力にも限界がある。
法人営業の場合は型で成果を出せる部分が大きいが、個人営業に関しては、才能が求められる世界だと思うので、自分の性格的に合っているかどうかぜひ認識しておきたいものだ。
営業の本を読む時に気をつけたいこと
それなので、世の中にはトップセールスの人が書いた本が多く出回っているが、それが本質的なことなのか、スタイルによるものなのかはよく理解した上で読むのがいいと思う。
ちなみに僕もプルデンシャル生命のトップ営業マンが書いた本を読んだ時に「こんなの自分にはできない」と思うようなエピソードがたくさんある。
それでも自分の性格と向き合って、得意とするスタイルを理解することに努めたときに、精神的なストレスがなく今でも仕事ができている。
なので自分には才能がないと簡単に諦めるのではなく、違う部分での才能を見つける努力まではした方がいいと感じている。
なぜなら、正解のない仕事はAIに完全に代替されることはないし、正解を自分で作り出せるというのは一生飽きないから。
ぜひこの点を営業をしている人、営業の仕事に興味がある人には知ってもらいたいと思う。
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